「どうも~、ボクちんでぇ~す!!」
概要
1983年3月17日生まれ、長野県諏訪市出身。セイコーエプソンに勤務する父の仕事の都合で、中学時代の3年間を香港で過ごし、現地の日本人学校に通っていた。
2001年4月に明治大学政治経済学部に入学。小中高と優等生であったようで、本人いわく「大学入ってからチャラくなった」との事。
大学時代は保険会社の受付オペレーターのアルバイトをしており、ここでのちの相方となる中田敦彦と出会う。もともとお笑いはときどきバラエティ番組を見る程度であまり詳しくなかったが、中田のお笑い好きに影響されたことや、当時の相方と漫才をするビデオを見たことで興味を持つ。
その後コンビを結成し、NSC・大学卒業と同時にデビューを果たす。
「武勇伝」ネタのブレイクにより、コンビ結成わずか2年で冠番組を持つほどに急成長を遂げるも、中田と意思の疎通に齟齬が生じ始める。ついにはラジオの生番組で掴み合いのリアルファイトを公開放送してしまい、一時関係が険悪になる。
その後オタクキャラや「高偏差値芸人」という立ち位置でピンで活動する中田に影響され、独自のキャラを模索。
『笑っていいとも!』の楽屋裏でタモリから「お前はいつもチャラチャラしている」といじられたことをきっかけに、「チャラ男」キャラが誕生。次長課長の河本のアドバイスなどを受けてキャラを確立させ、2011年ごろからチャラ男キャラとしてあやまんJAPANとのコラボなどで活躍するようになる。
藤森のブレイクにより再びオリエンタルラジオとして二人揃ってカメラの前に立つ事が増えた事から、「オリラジを救ったチャラ男キャラ」と呼ばれている。
2020年末を以て中田と共に吉本興業を退所。以降はフリーランスで活動しており、活動拠点をインターネットに移した中田に対し、テレビを中心にピンでのバラエティー番組出演といったタレント活動、日本テレビ系列放送の水曜ドラマ『恋はdeepに』への出演といった俳優活動を行なっている。またラップに関連する仕事も増えており、作詞や歌唱でのゲスト参加などもある。
特撮番組『仮面ライダーリバイス』ではリバイスドライバー、ツーサイドライバー、リベラドライバー、デストリームドライバー及びクワガタバイスタンプを除くバイスタンプ全般のシステムボイスを担当。本人は「音声に色々なパターンがあって、既に200近くは録ったと思う」とコメントしており、アフレコの過酷さを訴えていた。
そして、『劇場版仮面ライダーリバイスバトルファミリア』にて、謎の悪魔であるシックの声を担当することとなった。
映画『トランスフォーマービースト覚醒』ではミラージュの吹き替えを務めた。
バトルファミリアの監督を務めた坂本浩一監督からは本業の声優さんと遜色ないほどアフレコが上手いと太鼓判を押されている。
2024年5月に一般女性であるスポーツインストラクターとの結婚を発表した。
人物
メガネがトレードマーク。実際の視力は悪くなく、中田のアドバイスで伊達眼鏡をしているという。
右目の下(頬に近い場所)に黒子がある。チャラ男キャラの割に色白ということでイジられることがある。
虚弱体質らしく、よく体調を崩している。また学生時代に友人とふざけてプロレスごっこをしてから肩に脱臼癖がついてしまい、ネタ中に外れたこともある。
3人兄弟の末っ子で、兄と姉がいる。兄はレストランに勤める料理人で、一時期同居していた。
地元に程近い松本市を拠点とする松本山雅FCのファンである。また、野球では中日ドラゴンズと読売ジャイアンツを応援している。
学生時代モテたいという理由からテニスサークルに入っていた。芸人となってからはゴルフを趣味の一つとしている。
次長課長の河本、平成ノブシコブシの吉村と仲が良く、吉本を退所する際に相談したと語っている。
中田とは一時期関係が悪かったが、基本的には仲が良く、お互いの家を行き来したりメールを送り合ったりしているという。
重度の乃木ヲタであり、推しメンは生田絵梨花。NHKのラジオ番組「らじらー!サンデー」にて、MCを務めており、乃木坂46の元メンバーで、当番組のアシスタントを務めていた中元日芽香や星野みなみ、大園桃子と息のあった掛け合いを見せていた。卒業・芸能界引退した3人の後任として就任した4期生の早川聖来、佐藤璃果、5期生の川﨑桜、五百城茉央とも変わらず息のあった掛け合いを見せている。
交際経験が豊富であると公言している。その中で2012年ごろからアナウンサーの田中みな実と交際していたが、約3年半で破局し、それ以来は周囲から田中の事をいじられ、2024年現在も時々いじられている(ちなみに田中も周囲から藤森の事をいじられている場合がある)。なお、上記の通り、現在の恋人である女性スポーツインストラクターと結婚した。
美容に関心が高く、全身脱毛やレーザーでのシミ治療、歯列矯正などをしているという。2019年ごろからは美容系メディアに登場する機会も多くなっており、EXITのりんたろー。と共に取材を受けたこともある。
チャラ男キャラについて
「チャラ男」キャラが確立されたあたりから、「藤森慎吾は本当にチャラいのか?」という議論が交わされてきた。
大学時代から私服が派手であったらしく、中田は自伝的小説『芸人前夜』の中で藤森の第一印象を「若い石油王」と表現している。本人も「モテたかったのでモテそうな趣味に次々手を出した」「木村拓哉にギャル男の象徴として憧れていた」などの発言をチャラ男キャラの前からしていた。
実際、2011年〜2014年ごろ(RADIOFISHとしての活動が増えたあたり)までは、テレビでは全身派手な衣装で登場し、「この(収録)後は合コンでぃ~すっ!!」と発言するなど徹底したチャラ男ぶりであった。
ところが、先輩後輩芸人はおろか相方の中田にさえ「裏でため息ついている」「私服は地味なストライプとか着てる」と証言され、普段良く利用する店の店主から「帰る時はチャラい所は一切なく、深々と頭を下げて帰ってる」とチャラ男キャラを否定されるなど、何かとイジられる機会が絶えない。
しかし、本人が「本当にチャラ男なのか」ということよりも「低迷期のオリエンタルラジオを立て直したのは藤森のチャラ男キャラ」という事実の方が大きいであろう。
ちなみにリアルのチャラ系な若者勢には(彼のキャラは)幸いな事に概ね好意的に受け取られているらしい他、
『ある日私用で渋谷を歩いていた所、いきなり
「おい、居たよ!(俺達の)神! 神!! 」
という声と共にチャラ男チャラ女勢に取り囲まれた』
なるエピソードから察するに、一部の間では神格化までされてしまっているフシもある。