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犠牲者とそのご遺族には申し訳ないが、例えばティラノサウルスが出現したとして・・・まあ、あれも人を襲うだろうが、それでも、誰もが捕獲を望むと思うがね


朱鷺以上に、重要な野鳥と言えるかもしれん!


朱鷺は人を喰いませんよ


データ

別名
  • 超遺伝子獣
  • 災いの影
身長
  • 数m~85m
翼開長
  • 185m
体重
  • 数十kg~75t
飛行速度
  • マッハ4.2以上
能力

概要

古代文明のアトランティスの高度な遺伝子工学技術によって作り出された怪獣。


昭和ギャオスよりも大型化しているが、やっぱり体重は軽く75tしかない。


昭和版ギャオスの設定を受け継ぎつつも、より生物的な外見、特徴が加えられており、昭和版では動かなかった首も普通に可動する。


羽ばたきは少なく、グライダーのように滑空することが多い。その状態で超高速で安定したり、下記の高速飛行形態でも翼を使わずに飛行ができる理由として尾部の膜を、超高速振動させることで推進力を得ているからとされている。

空中大決戦

翼を折りたたみ、槍のような形態になって高速で疾駆できる他、その状態で大気圏を突破したりしている。この時、大気圏外でわずかな時間とは言え問題なく行動していたために低温や無酸素状態などにも耐性があると思われるが、昭和ギャオスの様に宇宙空間をまたいだ分布の拡大を行えるのかは不明である。

  • 音速を超えているため、慣性の法則に従って勢いが付きすぎたために大気圏を突破できたのではないかという推測もある。

ファイナルギャオス

から発する「超音波メス」は、周囲の貴金属や建造物の部品などを破損させ、鋼鉄を易々と切断し、ガメラの体にも傷をつける。また、高層ビルに埋没した際は、口から(上のイラストの様に)狂ったように乱射していた。幼体や亜成体では攻撃のチャージに時間を要していたのとは対照的であり、これもまた異常な成長速度や自己進化をうかがわせる描写である。


鋭い牙や爪も武器になり、飛び掛かって連続格闘攻撃を行うこともある。


知能も高く、自衛隊の地対空ミサイルの接近を音で察知し、逆に東京タワーへと誘導して破壊。営巣に適した環境を作るなどの行動も見せた。


片足を切断してガメラから逃れるという昭和ギャオスへのオマージュも披露しており、この状態での地上戦も可能なほどバランス保持能力も高い。


成長能力

成長速度が尋常ではなく、出現から数週間で翼長15mから100mへと成長する。成体への変化の際には、蛇のように全身の皮が剥ける、いわゆる脱皮のようなものを行う。

  • この異常な成長速度は、やはりギャオスの影響を受けた怪獣であるイリスジーダスにもみられる特徴である。

夜行性だが、これは昭和時代の種のように日光に体組織が耐えられないからというわけでは無く、単純に目が強い光に弱いだけであり、劇中では幼体時だと日光どころかカメラフラッシュサーチライトにも怯む様子を見せていた。


しかし、それは幼体時のみの話で、成体になると目に無数の水晶体で構成される「遮光膜」が形成され、光に対する耐性を獲得。昼夜を問わずに活動できるようになる。なお、遮光膜によって光が反射するため、成体の目は赤く見えるようになる。


遺伝子

その細胞内に含まれている染色体の核型はたったの1対という、極めて特異な特徴を有する。ちなみに、人間は23対、は39対、イモリは12対とされる。


通常の生物の場合は「進化の過程の結果故に、染色体の中にある遺伝子情報には必ず無駄な部分が出る」とされるが、ギャオスの遺伝子は「遺伝子的に完璧すぎるほど完璧」と称されるほど、多くの生物の優れた形質を備えた一切の無駄がない構造となっている。


しかも、染色体の中にはメスの記号に当たるXXの性染色体だけでなく、オスの記号に当たるYYの性染色体も同時に内包されており(なお、実際のオスの性染色体はXY)、そのため、ギャオスは基本的に全てメスとして生まれるが、環境によってメスがオスに変わる事も可能であり、たとえ一匹だけでも単為生殖による繁殖が行える事も判明する。


これらのことから、「ギャオス」とは、「自然に進化し発生したのではなく、最初からあの姿で生まれた」「進化の系統樹のどこにも属さない生物」という他の多様な生物の利点のみを集めて作られた“人工生命体”だと結論付けられた。


かつてこのギャオスを生み出したと思しきアトランティスの超古代文明は、「自らの手で作り出したギャオスを制御できずに滅んだ」と劇中で推察されている。が、第3作ではさらに踏み込んで「人類は滅ぶべきであるという考えを持つ一部の人間によって、初めから人類の天敵として作られた」という推測もされた。


食性

ギャオス

昭和版の個体と同様に肉食性で、人間は勿論のこと、といった哺乳類をも喰らう。

単為生殖が可能な故か、食うものが何も無くなった場合は共食いをしてまで生存・繁殖を行おうとする習性がある。五島列島の姫神島の洞窟内に大量にあった耐久卵は、孵化と同時に共食いを行い、最終的に3体が残った。

  • ノベライズでは5体が姫神島から飛び立ち、長峰は以下の様にコメントしていた。
    • 島を飛び立った数が、種を維持するための最適な数とは思えない
    • (共食いする事で)殺戮そのものを楽しんだのではないか

※つまり、共食いして生存や繁殖を行うのみならず、同族同士での「殺戮」を「楽しむため」にも行っている……という、ギャオスの生物種としての異常性に関しても、同時に言及している。


東京タワーに巣を作っていたので、育てる親がいる場合はこの限りでは無い。

映画劇中では、子育てする前にタワーごとガメラに破壊されてしまったので、幼体への給餌をどのように行うかは不明であった。

  • PS4ゲーム「巨影都市」では、ギャオスの巣の様子および3mほどの幼体への給餌が描かれている。その様は「生きたまま人間を捕まえて巣に放り込み、動ける幼体の生き餌にする」という恐ろしい物である。

センシティブな作品


ストーリー

アトランティスの滅亡後、世界各地に耐久卵(苛酷な環境に耐え、長期保存に適した卵)を生んで覚醒の時を待った。


その後、現在の人類文明が発達し、環境破壊によりマナの消費が進んだことで、生存に適した環境が作られ、1995年、最初の数体が五島列島の姫神島で孵化する。この時はもっと多くのギャオスが生まれていたらしいが、共食いによって既に3体にまで減少していた。


やがて翼長15mにまで成長。その後、島の住民に発見され、島に生物学者団を派遣しての調査が行われたが、調査団だけでなく島の6世帯17人の住人を喰らい全滅させた。


その存在を確認した日本政府に朱鷺のような希少生物と見做されて捕獲作戦が展開されるが、それに呼応して覚醒したガメラがギャオス殲滅に動き始め、1体目は福岡港で石油コンビナートに叩き落されて爆死する形で、2体目は木曽山中でプラズマ火球によって粉砕される形で、それぞれガメラに殺害される。

ギャオス夜襲ギャオス籠城

残る1体は政府側の「ギャオス保護・ガメラ排除」という方針にも救われて生き延び、翼長100mの大怪鳥と化して東京を襲撃、中央線の列車一両を攫い、中の乗客を全て捕食するという凶行に及ぶ。これを受けてようやく政府もギャオス駆逐を決定、自衛隊がミサイル攻撃を行ったものの、逆にそれを利用して破壊した東京タワーに陣取り、そのまま営巣する。


次の日東京に現れたガメラによって巣はプラズマ火球の直撃を受け爆発、その結果卵は粉砕され繁殖に失敗。その後もガメラと陸空に渡って激闘を繰り広げるが、最終的にはコンビナートの戦いでガメラ渾身の「ハイ・プラズマ」と超音波メスの撃ち合いを行い、ハイ・プラズマで頭部を粉砕されて死亡。残った体も倒れこんで爆発四散した。


第1作に出現した3個体は全てガメラによって撃破されたが、マナの消費が進んだ第3作では世界各地で異常発生し、ギャオスハイパーへの変異も始まっている。

怪獣のいない東京

また、第2作の時点でも、東京タワーの復興は途上であった。


ガメラ2000

ネオ・ギャオスギャオス3などの多数の亜種や分岐進化を遂げたキャラクターが登場する。


余談

  • この呼称は一部の玩具に由来する。
  • デザインのモチーフは、『平成ガメラパーフェクション』によれば、西洋のドラゴン春秋戦国時代の中国の竜だとされている。
    • 平成ガメラシリーズは四神等との伝承への関連性が有名だが、ガメラも一作目の段階で古代中国の建造物の造形や亀甲墓琉球に伝来する以前の原型は中国由来だとされる)などに影響を受けている事は『平成ガメラパーフェクション』でも明記されており、本シリーズと中国文化との繋がりが強い。
  • 「女性らしさ」を求めてデザインされたため、爪もマニキュアをイメージして赤く塗装され、亀山ゆうみがスーツアクトレスに起用された。しかし、亀山氏は、自身の名前に「亀」の漢字があるため、本当はガメラを演じたかったとしている。
  • 「断末魔の超音波メス」は、昭和版へのオマージュである。
    • 古代文明の事故によりギャオスが大量発生して文明を崩壊させたのは、宇宙ギャオスを彷彿とさせる設定である。
  • 「子供同士での共食い」は、一部のサメの「母鮫の胎内で共食いして、生き残った個体が産まれる」という生態との類似性がある。また、小説版ではイヌワシなど猛禽類の習性の「兄弟殺し」(雛同士で殺し合い、強い方が生き残り、死んだ方は餌になる)を例に出している。
  • 初期稿では、最終決戦まで生き残った個体が「陸戦能力も強化されたドラゴン」に変貌を遂げるアイディアが存在した。翼を失った挙句の適応であり、高速で動くだけでなく全身から高熱を発するとされている。他にも、翼から水蒸気を発したり、昭和版と同様に頭部の発光要素も考案されていた。
  • 初期稿と小説版では姫神島を飛び立ったのは5体である。このうち3体は映画版と同じ流れだが、残る2体のうち1体は捕獲作戦時に自衛隊によって射殺され、もう1体は木曽山中のガメラとの戦いで負傷した後、仲間によって食い殺されている。映画本編でも木曽山中でガメラのプラズマ火球によって吹き飛んだ2体目の破片を3体目が咥えながら逃走しており、この名残と思われる。
    • 初期稿では2体の亜成体がガメラと同時に戦う予定だった。また、志摩半島を通過する予定だったとされており、やはりガメラとギャオスには伊勢湾と関係性がある。
    • また、初期稿ではガメラが「」の怪獣である事が強調されており、ガメラがギャオスの巣を襲撃するシーンも、隅田川をガメラが遡上するという予定であったり、ギャオスとの最終決戦におけるコンビナートでの戦闘も、海中に落下したガメラをギャオスが空中から超音波メスで追撃する予定だった。また、この段階ではガメラは「甲羅を発光させて超音波メスに対抗するためにエネルギーシールドを展開する」という能力が考案されており、『GAMERA-Rebirth-』のエネルギーシールドに影響を与えたと思われる。
    • GAMERA-Rebirth-』には、この様に怪獣たちの「過去作で実現できなかった能力」を再現しようとする意図が見て取れる描写が数多いが、『大怪獣空中決戦』の初期稿で予定されていたガメラの「水中モード」の様に、叶わなかった物もある。
  • 小中ガメラ」の段階では、ガメラと同様に「とある古代文明の守護神」であり、ガメラとは敵対する文明同士の守護神同士という関係性だった。
  • 当初の展開では、最後の個体は東京飛来後、スクランブルしてきたF-15Jと空中戦を展開し、超音波メスでF-15Jを撃墜して有楽町マリオンに墜落させるという展開になるはずだった。しかし、この内容に航空自衛隊側が難色を示したため、最終的には『市街地上空のため交戦は許可できない』(字幕)という展開に収まっている。
    • ガメラ3』でも、F-15がイリスと驚異的な空中戦を展開しても撃墜されなかったのも、これに起因しているとされる。
  • マット・フランクによる非公式のグラフィックノベルによれば、「スーパーギャオスに該当するギャオスが作られた理由は、ガラシャープの天敵とするため」とされている。

png画像UPテスト ギャオス


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時の揺り篭 災いの影The shadow of evilギャオス酉


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ギャオス ギャオスハイパー イリス


ネオ・ギャオス ギャオス3 ギャオスマン


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ガメラ大怪獣空中決戦


うる星やつら:アニメ版の第4話における巨大ツバメの描写が、スーパーギャオスに再利用された。

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