概要
1997年に、大映/ヴァージンインタラクティブから発売されたPlaystation用の奥スクロール3Dシューティングゲーム。開発はデジタルフロンティア。平成ガメラシリーズを題材にしている。当時は、『パンツァードラグーン』に似ていると評されていた。
プレイヤーはハリアーと呼ばれる攻撃機とフローディングバイクを操作し、NPCのガメラの援護を受けながらギャオスの亜種やロボット達と戦っていく。ムービーパートには実写の映像が使用されており、漫才コンビ「パックンマックン」のパックンがプレイヤーのジャック・モートン役で出演している。
マルチエンディング方式であり、ノーマル以上でクリアすると特定条件でエンディングが変化する。
平成ガメラシリーズを原作としており、「世界各地で大発生したギャオスとの戦い」「ギャオスの変態と進化」という『ガメラ3』を先どった内容となっている。また、「ホーミングするプラズマ火球」も、『3』に登場が予定されていた「ホーミング・プラズマ」を思わせる。
ギャオスという生物の恐ろしさと底知れないポテンシャルを痛感する作品であり、本作をプレイするとイリスがギャオスの亜種だと納得できてしまう。
また、ZUNTATAによるBGMはゲーム音楽マニアの間で高く評価されており、特にステージ6のBGM「The end of 1996 H.K.」は名曲として知られている。
※尚、あくまで本作の楽曲制作として外部参加という形でZUNTATAが関わっているだけであり、タイトーはこのゲーム開発に関与していないので注意。
ガメラシリーズ単体の据え置き機ゲーム作品としては最新作にあたる。
(携帯ゲーム機、ソーシャルゲームを含めれば他にも数作品発表されている)
後年にアタリ製が発売したゴジラシリーズのゲーム作品にもガメラ登場が検討されたが、やはり版権の壁は越えられなかった模様。
ストーリー
数年前に突如出現し、人類を恐怖のどん底に陥れた超遺伝子怪獣ギャオス。
個体は全てガメラに殲滅されたが、その遺伝子は研究の名目で日米共同で東京のとある施設に保存されていた。
西暦2000年。ギャオスの細胞が何者かに奪われるという事件が発生。
防衛庁及び国防省は、遺伝子生物学の権威である楠木リサ教授に協力を要請。アメリカから収集された特殊部隊出身の工作員ジャック・モートンと共にギャオス細胞奪還を命じた。
そのころ、東京湾から太平洋に飛行するガメラの姿がレーダーに捕捉されていた。
ボスユニット
- M・マシンドレッドⅦ
- クイック・シルバー(ドルフィン)
- ギャオス;M(KIND)
- ネオ・ギャオス
- ギャオス3
- バイオニック・ギャオス
- ギャオスソルジャー(A型、G型)
- ギャオスドッグ
- マザーシップ
未登場キャラクター
- ギャオス・レイ
- ギャオス・アルマジロ
- ギャオスネーク
他多数