バイオニック・ギャオス
ばいおにっくぎゃおす
ギャオスDNAだけじゃない……
奴ら、ガメラDNAまでも……ッ!!(劇中の台詞より)
身長 | 不明 |
---|---|
翼長 | 不明 |
体重 | 不明 |
能力 |
|
ゲーム『ガメラ2000』のステージ7、「DRAGON FORTRESS」に登場するボスキャラクターである。
『ガメラ』という作品に登場したどのギャオスにも似ていないビオランテのような姿を持ち、その体サイズはガメラを捕食出来そうなほど巨大である。
前ステージ6「NEO HONG KONG」「UNDERWORLD」をクリアするとムービーが挿入され、ネオ香港の地下からビル街を吹き飛ばして巨大な要塞が出現する。
要塞を破壊すれば、いよいよバイオニック・ギャオスと対決だ。
武器は他のギャオスと異なって多彩である。
それもそのはず、このバイオニック・ギャオスは、ギャオスとガメラの合成獣なのだ。
黄色の超音波メスも口からが放つが、棘のついた銃弾のような攻撃も放ってくる。
また、触手の先端から三方向に分かれて発射され自機を追尾する光弾や、
両方の肩から発する火球、掌から照射するビームなど、まさに全身が武器の塊である。
このステージでは、寮機として随伴していたガメラは着地して戦うため、
今までのステージと異なり、スペシャルアタック「回転ジェット」が使えない。
誘導弾「ホーミング・プラズマ」は今まで通り使用できるので、
まずは目の前の触手二つを集中攻撃して攻撃手段を減らし、
その後でバイオニック・ギャオス本体へ攻撃すると良い。
市街地に無差別攻撃を始めた要塞は、
"かつて異空間に閉じ込められた旧支配者"を守っていたのだ。
破壊された要塞が崩れ落ちると同時に、不気味に心音がこだまする。
そして現れたのが、バイオニック・ギャオスであった。
椋木リサを頭部に幽閉し、人質としてプレイヤーに敵対する。
バイオニック・ギャオスの猛攻をかいくぐり、触手を破壊してその本体にダメージを負わせると、
敵は緑色の血を噴き出して、地面に倒れ伏した……
ネタバレ注意!!
再び、ネオ香港に心音が響き渡る。
バイオニック・ギャオスは、未だ生命力を残していたのだ。
それどころか、いよいよ、不要になった下半身を引きちぎり、
胸部の下から巨大な翼を広げて空中に浮かび上がったのだ。
このままバイオニック・ギャオスを逃がしてしまえば、この地球の何処にも、人間にとって安全な場所は無くなってしまう。
掌からの拡散弾、口からのリング上の光弾、胸部からの極太破壊光線、肩からの火球(おそらくプラズマ火球)など、攻撃手段はさらに凶悪性を増した。
果たして、プレイヤーはこの猛攻に耐え、
バイオニック・ギャオスに引導を渡せるのか!?
さらなるネタバレ注意!!
その瞬間は、突然訪れる。
不意に、宙に浮いていたバイオニック・ギャオスの全身から、緑色の液体が噴出した。
大きな翼は穴だらけになり、最早空中に身体を留めておく能力を喪っていた。
地面と再び接触したバイオニック・ギャオスは、頭部を高く持ち上げて発光させた。
やがて一つの光が、バイオニック・ギャオスから離れて飛んでいく。
椋木博士が解放されたのだ。
人質を巻き込む危険性が、最早無いと悟ったガメラは腹部の装甲を展開し、
そこから発射したプラズマの奔流で、遂に禁忌の怪物を消滅させたのであった。
しかし、このゲームの発売年は1997年であり、偶然の一致であると思われる。
作品自体はもう一つの(ガメラ4真実を考慮するなら更に別の)結末とも言える。
- とどめを刺す際にガメラが放った技はウルティメイト・プラズマによく似ていたが、
地球全体からガメラに向かってマナが集中するという描写はなかったため、
「ガメラ単体の最大火力が出せる、あくまで別の技」と言うべきだろう。
- 最期に、人質としていた椋木リサが解放されるシーンは、単に力尽きて人質を捕らえておけなくなったのか、はたまたバイオニック・ギャオスの中にあったガメラの良心がそうさせたのか、判断が分かれる。
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