概要
平成ガメラに感銘を受けた大の特撮ファンである落語家の林家しん平が大映に直訴を重ねた結果、料金授受を行わないなどの条件で承認を受け、製作が実現した『ガメラ3』の続編映画。というか、大人の事情で製作中止になった『ガメラ4』の影響を受けている。
林家の私案を基にした自主製作映画であるが、過去シリーズ同様防衛省の協力を得ているほか、実砲が使われている。
ただし、シナリオに関しては3本編以上に救いの無いかなりビターな内容および結末になっているとされる。
ストーリー
『ガメラ3』のラスト、日本に接近する大量のギャオスハイパーに対し、自衛隊と満身創痍の草薙ガメラは立ち向かうが苦戦を強いられる。
ガメラは回転ジェットで竜巻を発生させ、中にギャオスを巻き込みマナを集めたウルティメイト・プラズマを発射し撃退するが、プラズマ火球が通用しない新たなギャオス「アルビノギャオス」と数十匹のギャオスに超音波メスで腹を刺し貫かれ、命を落とした。
そのころ、森の中を探索していた自衛隊はアルビノギャオスに喰われたギャオスの卵を発見する。また阿字ヶ浦海岸にガメラの遺体も漂着した。
真実の真実
以前にこの作品を見たことがあるというYoutubeで2015年ごろ活動していたゆっくりらいす氏が制作した本作の解説動画によると、以下の設定だったとのこと。
長峰真弓が推理したように、確かに姫神ギャオス(第2世代)の卵は世界中に存在したし、それらが後にギャオスハイパーとして孵化した。
しかし最後の安全措置としてか、12000年という時間が変化をもたらしたのか、(おそらく後者?)生殖機能が失われていることが発覚する(予定であったという)。
つまりタイトルにある"真実"とは、東京ギャオスが産んだ卵は無精卵である。
子を作れたのは第1世代のアトランギャオスだけである。
ギャオスの個体数は今は多すぎるというだけで(共食いもするし)、ひたすら各個を殲滅し続けるか、一網打尽できる超兵器でもあれば(動画では打開策まで言ってなかったが)確実に、いつか取り除ける脅威に過ぎなかった。
…という2つの真実が発見されたのだそうだ。
話は前後するが ガメラもジャイガー同様性別が無く、卵を産むことができた。
アルビノギャオスと対決したのはその子であろう悪のガメラ(便宜上)であったといい、彼もまた戦いの中で傷つき死ぬ。
そしてクライマックスではGODZILLA同様、上記の真実が露見した後にガメラの卵が発見される。この第2子が善か悪か…
そうして、映画は終わったという。
関連タグ
ガメラ大怪獣絶唱:『戦姫絶唱シンフォギアXD』とガメラシリーズのコラボクエストでこのシナリオ設定が下敷きとした内容となっている。