人物
アマチュア劇団所属の姉の姉の影響で俳優を目指すようになり、高校卒業後に東京演劇アンサンブル付属俳優教室を経て東京演劇アンサンブルに入団。25歳までは劇団所属だったが、新劇以外のアングラ演劇などに興味を持ち、退団して小規模な芝居を中心に活動するようになった。
30歳の時にストリップ劇場での芝居を観たことで新東宝映画などのピンク映画や日活ロマンポルノに多数出演。84年にヌード劇場で知り合ったコメディアンのルパン鈴木らと共にお笑いコンビ「螢雪次朗一座」を結成。素人出演番組『ザ・テレビ演芸』に出演し、11週勝ち抜き人気を集めるが39歳の時にコンビを解散。本格的に役者として活動。
1990年の『美少女仮面ポワトリン』にて悪の帝王ディアブルで初レギュラーを獲得する。
1992年のSF映画『ゼイラム』出演以後、『鉄甲機ミカヅキ』『牙狼』などの雨宮慶太作品、ロマンポルノ撮影時に知り合った縁で1995年の『ガメラ大怪獣空中決戦』以後の金子修介作品にも多数出演。平成ガメラシリーズに全て登場し、『ガメラ4』にも出演している。また、大映系特撮繋がりで『ネズラ1964』に、金子作品繋がりで『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』も出演。
- ガメラシリーズとの縁は、蛍雪太朗が『大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス』に出演していた事にも関係している。
後年では「雨宮組の番頭」と称されている。螢氏自身も「雨宮教」を自称するほど雨宮を敬愛しており、雨宮を世界に通用するクリエイターであると評している。
また、ガメラ、ゴジラ、ウルトラマン、牙狼、戦隊シリーズと特撮作品には幅広く出演している。ガメラ作品とゴジラ作品とウルトラマン作品の全てに出演経験のある数少ない俳優の一人でもある(他には宮野真守と小林昭二と仁科貴等がいる)。