概要
1976年に公開された映画。
1933年公開『キングコング』のリメイク作品。監督はジョン・ギラーミン。
あらすじ
石油会社のフレッドは南海の孤島への原油開発調査に向かっていた。密航者の動物学者ジャック、遭難者の女優ドワンが発見される等のトラブルに見舞われながらも、調査船は島へ辿り着く。
しかし、辿り着いた島の原住民たちは神への生贄としてドワンを差し出すよう要求、調査船を襲撃して彼女を誘拐してしまう。ジャック達が救助に向かうも、島の深部から巨大な類人猿「コング」が出現、ドワンはコングに連れ去られてしまう。
冒険の末にコングを昏倒させ、ドワンを救助する事に成功した一同だったが、島の原油は未成熟で使い物にならなかった。やむなくフレッドは捕獲したコングをニューヨークに持ち帰って一儲けを企むが……
続編
1986年には続編『キングコング2』も作られ、本作で死亡したかに思われたコングの復活劇が描かれた。こちらはメスの怪獣レディコングが登場している。
原作(1933年版)との違い
- 時代設定を公開年である1976年に変更。
- 島に向かう理由が、映画撮影ではなく原油開発になっている。
- ドワンのヌードシーンなどアダルトな描写が多め。
- コング以外のモンスターは大蛇のみとなっており、恐竜等は登場しない。
- フレッド(原作のカール・デンハムに当たるキャラ)がコングに潰されて死亡する。
- コングがよじ登る場所が世界貿易センタービルになっている。
- コングを攻撃した兵器が飛行機からヘリコプターになっている。
- コングは世界貿易センタービルから落下したが死亡していなかった(ことが『2』で発覚する。本作時点では死亡したような描写だった)
関連項目
ORCA:本作の製作とORCAの製作総指揮のが同じ方(ディノ・デ・ラウレンティス)。
キングコング→キングコング2