概要
1976年に公開された映画『キングコング』から10年越しに制作された続編。
前作で死亡したコングの復活、そしてレディコングとの恋を描く。
監督は前作も手掛けたジョン・ギラーミンが続投している。
あらすじ
コングが世界貿易センタービルから転落してから10年後。
エイミー博士は昏睡状態に陥ったコングの蘇生計画に携わっていたが、人工心臓移植に必要な大量の輸血が確保できないでいた。そんな中、冒険家のミッチェルがボルネオ島でコングの同族と思しき雌の巨大ゴリラ・レディコングを発見する。
レディコングからの輸血によって手術は成功。コングは蘇生を遂げるが、移送中のトラブルでレディコングが恐慌状態に陥る。彼女の悲鳴を聞いたコングは研究所を脱走して助けに駆け付け、二頭はそのままジョージア州の山中に姿を隠してしまう。
コング抹殺に執着するアメリカ陸軍のネヴィット中佐を阻止すべく、エイミーとミッチェルも山中へ踏み入る。しかし、軍の総攻撃でレディコングは捕獲され、コングは激流に呑まれて消息不明になってしまう。
果たしてコングは生きているのか?
そしてエイミーたちは二頭のコングを救うことが出来るのか。
評価
作品としての評価はあまり芳しくない。1986年のゴールデンラズベリー賞ではワースト視覚効果賞にノミネートされているほか、Rotten Tomatoesでのレビューも軒並み低評価である(高評価を与えているレビューが一つあるが「クソ映画として面白い」というものである)。
ただし、ソビエト連邦で公開された海外映画としては歴代トップ20に入る興収を記録している。
ゲーム化
日本での公開に合わせてコナミから、ファミリーコンピューターソフト『キングコング2 怒りのメガトンパンチ』、MSX2ソフト『キングコング2 甦る伝説』が発売された。前者はレディコングを救うためコングが世界各地を冒険しながらモンスターと戦うフリップスクリーン方式のアクションゲーム。後者はミッチェルがレディコングを捕獲するまでを描いたアクションRPGとなっている。
また、『コナミワイワイワールド』にもコングがゲスト出演している(移植版では権利関係の問題で別キャラクターに置き換えられた)。