データ
別名 | 大蟹超獣 |
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身長 | 88m |
体重 | 6万3千t |
概要
第15話「黒い蟹の呪い」に登場。
カブトガニと宇宙怪獣を合成した超獣…なので本来はカニとは全く無関係の超獣だが、別名もサブタイもやたらとカニを強調している。泳ぐスピードは時速60km。
額から噴射する火炎「クラブ光線」と、物体を溶かす特殊な泡、極めて長い尻尾を武器とする。更に透明になる能力を備えている。一撃でタンカーに穴を開ける爪や脇腹から生えた脚(?)はダイヤモンドと同等の硬さを持ち、相手を捉えて離さない。口から伸びるハサミの威力はなんとダンプカー100台分でブルドーザーのような重機もぺしゃんこである。また、深海でも効く視力を持つが、視力が良すぎた反動でか、強烈な光が苦手とされる。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)
海を公害で汚染する人間達を恨んでおり、瀬戸内海周辺で尻尾を利用して人間を捕食して成長していた。
地上に出現するがTACに発見されてしまい、姿を消して鷲羽山ハイランドに潜んだ。
しかし、キングクラブに捕食された漁師の化身であるカブトガニ「大蟹」(CV:沢りつお)がキングクラブの居場所をその息子・夢二に伝え、TACにも伝えられ鷲羽山に窒素爆弾を投下されたためやむなく姿を現す。
エースと戦い、途中で(天の声もとい特技監督のおかげで)相撲を取るなどふざけ合っているようにも見えたが、自慢の尻尾でエースを締め付けてしまう。
しかしドリル光線で尻尾を破壊されると弱体化してしまい、二度投げられた後にアタックビームで倒された。
しかし、キングクラブの憎しみは消えるどころか1年半後により強大となってしまった…
派生作品
『ウルトラマン超闘士激伝』ではレッドジャックやガランと共にヤプール軍団の配下として登場するが、超闘士として覚醒した超闘士ウルトラマンタロウに瞬殺される。
『ULTRAMAN』では宇宙生物として登場し、ウルトラマンスーツを着た北斗星司によってバラバラにされてしまう。
漫画『酩酊!怪獣酒場』では第7話にてモブとして登場し、サボテンダーやホタルンガと飲みを楽しんでいた。2ndにもモブとして登場
『ウルトラ忍法帖』ではタロウやレオが通う鶴亀国立忍者小学校のモブ生徒として登場。
『ロストヒーローズ』ではアジト・キューブのザコ敵と同キューブでDG細胞の実験体の一頭として登場する。キューブを探索したヒーロー達と偶然鉢合わせしたヤプールが、DG細胞の実験としてキングクラブと同じく実験体のバキシムを呼び出し、協力者のガンダムヘブンズソードと共にヒーロー達に襲いかからせるも敗れてしまう(だがDG細胞の完全適合者であるヘブンズソードはピンピンしていたようで戦闘後も暴れ続けていたが途中で現れたゴッドガンダムによって引導を渡された)。その後特に語られてないが、キングクラブの尻尾は後にタイラントのパーツとして回収されたのであった。
余談
- 登場した『A』第15話は脚本を田口成光、監督を山際永三、特技監督を田淵吉男が担当した。第15話は第16話同様に「夏の怪奇シリーズ」の一つである。…ちなみに同じくエースと相撲をとったベロクロン二世の登場話の時も特技監督は田淵氏だった。
- 次作の『ウルトラマンタロウ』に登場したタイラントの尻尾に使用されたが、(アレンジが加えられたせいで)造形があまり似ていない。
- 一部のファンからはタイラントの尻尾である事自体が、この怪獣のアイデンティティと言われてしまうことも(一応タイラントとキングクラブは恨みや憎しみを力にしていると言う共通点がある)。
- 「DXギンガスパーク」でこれとシーゴラス、イカルス星人、ベムスター、バラバ、レッドキング、ハンザギランの7体のスパークドールズを立て続けにリードさせて、トリガーを引くと…。
- 第15・16話は岡山県のローカルテレビ局の開局記念キャンペーンの一環を兼ねたイベント編でもあり、そのため同県笠岡市に生息するカブトガニをモチーフにしたとされる。
- またキングクラブとは本来「タラバガニ」を意味する英語だが、タラバガニはカニではなくヤドカリの仲間とされている。