ギンガスパーク
ぎんがすぱーく
『ウルトライブ!』
音声:川原慶久
スパークドールズとなったウルトラマンや怪獣を一時的に元の姿に戻し、使用者と一体化、ウルトライブさせることが出来る短剣型のアイテム。使用者は礼堂ヒカル。
ウルトラシリーズでは初となる、喋る変身アイテムである。
光の国の伝説として語り継がれてきたアイテムで、ウルトラマンタロウも「闇の呪いを解く唯一の希望」としてその存在を知っていた。ダークスパークと対をなす存在。
経緯は不明だが、ヒカルの祖父であるホツマが神主をしている銀河神社の御神体としてまつられており、タロウによって発見され、夜中に御神体を調べにやってきたヒカルの手に渡った。
通常は側面のスパークブレードを閉じた召喚モード(メイン画像左)をとり、スパークドールズの左足の裏についたライブサインを先端のスパークリーダーで読み込むことで「ウルトライブ!●●(ウルトラ戦士・怪獣名)!」と音声が流れ、その怪獣や宇宙人、ウルトラマンにウルトライブする。
怪獣や宇宙人に変身した際初代ウルトラマンの変身ポーズようなポーズ(所謂ぐんぐんカット)で現れることがある。
また、『ウルトラマンギンガ』のスパークドールズは普段この中に入っており、ヒカルの勇気の力に反応して出現すると、スパークブレードが展開した変身モードとなる。この状態でギンガのサインを読み込むと、柄部分にあるスパークフェイスカバーが展開しギンガの顔を模したスパークフェイスが出現する(メイン画像右)。この時音声が「ウルトラーイブ!」と少し伸びる。
初期は前回の戦いで手に入れた別の怪獣にライブし、ある程度戦うことでテンションを高めた後にギンガにライブしていた。ウルトラマン全員の悩みである時間切れを解決し、多様な技を持つ敵への対応も瞬時にできる、ある種万能な能力である。
ただし、第6話以降は普通にギンガへ直接ライブできるようになっている。
『ウルトラマンギンガS』からは変身プロセスこそそのままだが、親指と人差し指でスパークブレードを跳ね上げてギンガのスパークドールズを出現させ、伸ばした両腕を8の字を描くように振ってからリードし、高く掲げ「ギンガー!」と叫んで変身するようになった。
これ以外にも、スパークドールズを探知する機能や、変身前・後問わず手持ち武器として使用することもでき(変身後に武器として使用したのはダークスパークウォーズのシーンだけだったが)、ダークルギエルとの最終決戦では槍状のギンガスパークランスに変形するなど様々な機能を持っている。
一方で、ルギエルは復活モードのダークスパーク復活モードを武器にしており、光線も発射していたが、同様にギンガスパーク変身モードを武器として使用可能かどうかは不明である(回想で使用したのはあくまで召喚モードである為)。
また、何らかの不思議な力に守られており、石動美鈴に変身したイカルス星人や盗もうとしたナックル星人グレイは直接触ることが出来ず、吹き飛ばされてしまっている。ただし、人間であれば悪意のあるものが触れても問題はない。
ギンガライトスパーク
第8話から登場したダークダミースパークのギンガスパーク版で、ギンガスパークを盗まれた事で変身不能になったヒカルを救いたいと美鈴が銀河神社の祠に願ったときに出現した。
第10話ではスーパーグランドキングとなった美鈴を救おうとした健太、千草、誠一郎の前に出現し、最終回ではダークルギエルの圧倒的な実力の前に屈することのなかった降星小学校の卒業生たちの前に大量に出現し、タロウをライブすることに成功した。
番外編ではヒカルや友也がいなくとも負けずに立ち向かった健太と千草の前にも現れている。
常に召喚モードの形態をしており、カラーリングは半透明な青色。『新ウルトラマン列伝』では光のダミースパークとも呼ばれた。
チブルスパーク
チブル星人エクセラーがダークスパークを元に開発したアイテム。
怪獣にモンスライブする事ができる。
怪獣にしか変身できない、闇の心が増幅されないなど性能自体はダークスパークの下位互換となっているが、その代わりとばかりに多数の量産が可能のようで、劇中における敵サイドのキャラクターの多くがこれを所有している。
立体物は発光や音声のあるDX玩具の他、食玩やアクセサリー等多岐に渡って立体化されているが、当項目では主に玩具版を扱う。
DX版
2013年7月10日に発売。また、2014年にはパッケージを「ギンガS」仕様に変更して再販。
後のオーブリングやGUTSスパークレンスのように、変身に必要なコレクションアイテムは同梱していない。
ただし、ギンガのスパークドールズがなくとも変身モードでトリガーを引くとギンガの変身音自体は鳴らせる。
劇中同様ブレードの展開によって召喚モードと変身モードを切り替え可能で、当時展開していたウルトラヒーロー500及びウルトラ怪獣500の左脚裏にあるライブサインをリードすることにより、そのウルトラマン/怪獣の変身音や鳴き声を鳴らせることができた。
余談だが、ギンガスパーク以前のウルトラマンの変身アイテムのDX版は音の再現度がイマイチなものが多かった。(エスプレンダーやウルトラゼロアイなど例外もあったが)
しかし、このギンガスパークでは歴代ウルトラマンの音声についても見直しが入り、劇中と同じ音源が使われるようになったため、その点についての不満は解消されることとなった。
ギンガスパークでリニューアルされた歴代ウルトラマンの変身音については、後のウルトラレプリカなどにも使用されていくようになる。
また、中国では時期は不明だが、現地版のギンガスパークが販売されていた模様。
一部塗装の省略、システム音声が現地の言語に差し変わっている他、ギンガファイヤーボール版のギンガのスパークドールズが付属していた。
レジェンドウルトラ変身シリーズ版
2020年2月1日に発売。
当時は劇場版ウルトラマンタイガが公開間近だったため、それに連動しての発売と思われる。(映画自体は延期となってしまった)
DX版にあったライブサインリード機能がオミットされている他、発光色が七色から水色一色になるなど一部使用に変更があり、所謂廉価版である。
ただしサイズや塗装個所などはDX版から変更はない。
音声面では、モードの切り替えがブレードの展開からトリガーの長押しになった。
リード機能が無くなった代わりとして、変身モードではトリガーを短押しするだけでギンガのスパークドールズリード→変身音まで、召喚モードでは同じくトリガーの短押しで怪獣へのウルトライブ音を鳴らせるようになった。
(召喚モードで鳴らせる怪獣の音声は10種類で、ブラックキングやドラゴリーなど実際に劇中でライブした怪獣の他、カミソリデマーガやノーバなど中々癖の強いメンツもセレクトされていたりする。気になる人は検索してみよう。)
尚、音源はいずれもDX版からの流用ではなく、後述の「ウルトラレプリカ」版のものを使用している。
こちらも後に中国向けにシステム音声を現地のものに差し換えた中国版が販売された。
ウルトラレプリカ版
プレミアムバンダイにて2019年1月21日に予約開始、同年8月24日に発送。
当時の総集編番組「ウルトラマン ニュージェネレーションクロニクル」の放送開始を記念しての商品化となった。
DX版との差異として、塗装範囲の増加、ネジ穴や肉抜き穴の削除、劇中再現モードやBGM再生モードの増設などが挙げられる。
また、ギンガのスパークドールズと当時の最新作であった「ウルトラマンR/B」までのキャラクターのライブサインが記載された専用のシートが二枚付属。
先述の通り、ライブサインのリード音やギンガの変身音など、劇中の音源をそのまま使用しているためより再現度が高くなっている。
また、背面にブレード展開用スイッチが増設され、手動での展開はできなくなっている。これに関してはギンガ周りの音声や劇中再現モードからして、「ギンガ」版のギンガスパークという形での商品化だからだと思われる。
劇中再現モードでは、「ギンガ」第1話の初変身シーンの一連の流れや、それに合わせて「ウルトラマンギンガの歌」を再生できる。
その他にも、サンダーダランビアのぐんぐんカットの音やタロウのSDをリードしようとして失敗した際の音などまで収録されている。
不具合として、付属のギンガのSDのライブサインがとても読み込みにくく、公式から案内文が掲載された他、「ウルトラマンゼロビヨンド」のライブサインを読み込むと、なぜか「ウルトラマンジード プリミティブ」の音声が鳴るといった二点が挙げられている。
上記3点の他、中国では「ギンガスパーク MINI」というサイズ縮小版も販売されている模様。
現在日本国内で販売されている「サウンドウルトラなりきり」シリーズのギンガスパーク版といったところで、音声面に関しては先述の「レジェンドウルトラ変身シリーズ」と全く同じ。
パッケージは日本語表記になっており、こちらも後々日本国内で「サウンドウルトラなりきり」として販売される可能性がある。
ロストヒーローズ2ではギンガスパークソードというスキルで召喚モードのギンガスパークを武器として扱う事が出来る。
後に『ウルトラマンX』から『ウルトラマンR/B』までのヒーローや怪獣にも対応したウルトラレプリカ版ギンガスパークがプレミアムバンダイから販売されたが、DX版には対応していたウルトラマンジョーニアスやウルトラマングレートなどの一部のライブサインには非対応となっている。また、劇中では異なっていたリード認証音も劇中と同じになった。
プロップは大きく分けてDX版とほぼ同じ造形(底面のスピーカー穴やグリップにある電池蓋、ネジなどもそのまま)のものと、ネジ穴などが埋められている見栄えを重視した綺麗なものの2種類が存在する。前者は主にウルトライブするシーンで、後者はそれ以外のシーンで使われている。
ウルトラレプリカ版は後者を元に新規造形しているが、劇中の変身シーン(ギンガかそれ以外かに限らず)で使われているのは無印・S共にほぼ前者である為、ややちぐはぐになってしまっている。
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※もしもシリーズの小説は基本、気まぐれと思いつきの混合物でできております。 今回はリリゼロの番外編、ぶっちゃけウルトラファンでもあり、リリなのファンでもある方なら絶対一度は考えたネタを書いてしまいました。補足:一応おさらいとして、リリゼロでのゼロのイージスによる次元移動は原作と異なる仕様になっています。2,682文字pixiv小説作品