概要
未来から来たウルトラ戦士。または、未来を描いた作品で初登場したウルトラマン。
ウルトラシリーズにて、タイムスリップ・タイムトラベル・歴史改変を主題とすることが、ギャラクシーファイトなどの一部の作品でしか無いため忘れられがちで、「未来のウルトラマンが取り上げられることは少ない」と思われがちであるが、「大怪獣バトル以降でM78ワールドを舞台とした作品は基本的に、はるか未来が舞台」であり、そのM78ワールドのM78星雲出身のウルトラマンであるウルトラマンゼロやウルトラマンZなどは「基本的に未来のウルトラマン」である(一部例外あり)。ただし、はるか未来のため、仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊と異なり、視聴者が実際にその時代まで生きて、未来のウルトラマンの誕生を目にする可能性は無い(例外的に西暦でおさまっている未来なら可能性はある)。
一覧
M78ワールドのウルトラマン
前述の通り、マルチバース設定で忘れがちであるが、「大怪獣バトル以降でM78ワールドを舞台とした作品は基本的に、はるか未来が舞台」であるため、ウルトラマンゼロ以降にM78ワールド出身とされたウルトラマンは基本的に未来のウルトラマンである。
ウルトラマン名 | 誕生・出現年 | 初登場作品(制作年) |
---|---|---|
ウルトラマンゼロ | はるか未来 | 『ウルトラ銀河伝説』(2009年) |
ウルトラマンタイガ | はるか未来 | 『タイガ』(2019年) |
ウルトラマンフーマ | はるか未来 | 『タイガ』(2019年) |
ウルトラマンタイタス | はるか未来 | 『タイガ』(2019年) |
ウルトラマンゼット | はるか未来 | 『Z』(2020年) |
例外として、登場自体は、ウルトラマンゼロ登場以降ではあるが、昭和ウルトラマンと同期のキャラクターも存在する。これらのウルトラマンは、設定上は平成や令和の現代から存在していたことになる。
ウルトラマン名 | 同期 | 初登場作品(制作年) |
---|---|---|
ウルトラマンベリアル | ウルトラマンケン | 『ウルトラ銀河伝説』(2009年) |
ウルトラマントレギア | ウルトラマンタロウ | 『劇場版 R/B』(2019年) |
ウルトラマンレグロス | ウルトラマンレオ | 『運命の衝突』(2022年) |
ネオフロンティアスペースのウルトラマン
ネオフロンティアスペースは、舞台が近未来と設定されており、そういった意味では未来のウルトラマンとも呼べる存在である(『ティガ』の時代は2007年~2010年、『ダイナ』の時代は2017年…今でこそ過去であるが当時としての近未来)。
※1…ティガ自体は太古の戦士だが、マドカ・ダイゴが変身したティガは2007年に変身。また、その息子マドカ・ツバサも2038年に変身している(古代に蘇る巨人より)。
『デッカー』関連
『デッカー』も、『ティガ』『ダイナ』同様、『トリガー』の7年後が舞台になっているため、登場するウルトラマンは全員、近未来のウルトラマンと言える存在である。
ウルトラマン名 | 誕生・出現年 | 初登場作品(制作年) | 備考 |
---|---|---|---|
ウルトラマンデッカー | 2028年 | 『デッカー』(2022年) | ※1 |
ウルトラマンディナス | 2028年 | 『映画 デッカー』(2023年) |
※1…近未来の設定のため該当しているが、主人公のアスミ・カナタの子孫であるデッカー・アスミ(アスミ・デッカー。「アスミ」姓で名前がウルトラ戦士と同じ「デッカー」)が変身。テレビシリーズ本編ではカナタがいる現世へタイムトラベルして、現代で変身を披露している。
『ウルトラマンギンガ』
礼堂ヒカルが変身するタロウの時代の光の国には存在しない、未来から来たウルトラマン。(ウルトラマンギンガ、ウルトラマンギンガSより)
主人公ウルトラマンであるのに、誕生年は不明。他の、未来から来たウルトラマンは少なくとも「どの時点より後の未来から来たか明かされている」ことが多い(デッカーなど)事を踏まえると異例の存在とも言える。
なお、この「未来のウルトラマン」タグの仮面ライダー版とも言えるミライダーのタグにも、「ギンガ」の名を冠する仮面ライダーギンガが登場している。この仮面ライダーギンガも、他の同作品のミライダーが誕生年を明かしているのに、誕生年は不明。この他にも「宇宙関連」「声優が杉田智和」など共通点が多い存在となっている。