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モチロン

もちろん

モチロンとは、『ウルトラマンタロウ』に登場した怪獣である。 目的が侵略ではないために故郷へ帰されたが、その前にウルトラの父に説教されて一仕事することとなった怪獣。
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データ編集

落書き・モチロン

別名身長体重出身地CV
うす怪獣58m4万t渡部猛

第39話「ウルトラ父子餅つき大作戦!」に登場。


概要編集

モチロン

その名のとおり、餅が好物で餅つき用の臼の形をした怪獣。決してウスロンではないので注意。

ラストの餅つきの臼として一仕事させられるシーンは他のウルトラ作品にない『タロウ』ならではのコミカルなシーンのひとつ。


また怪獣でありながらウルトラの父と『ウルトラマンA』に登場した南夕子に面識があり、二人には頭が上がらない(特にウルトラの父)ようである。知能はそれなりにあり、言葉を話す事ができるが、月の言語らしく、地球人には何を言っているか理解不能。


『ウルトラ怪獣大図鑑』では大食い大飲み怪獣ビッグ3の回でモットクレロンベロンと、変わった処理をされた怪獣たちの回でマシュラゴンゴロスと共に紹介されており、ある意味最も『タロウ』らしい怪獣。


攻撃らしいことは口から5000度の火「モチロンボイラー」を吹く(餅を焼くためだろうか)のみで、あとは8万tのタンカーを持ち上げる怪力に任せた相撲戦法か、手足を引っ込めて転がる程度(VHS『ウルトラ怪獣攻撃百科』では「うすぐるま」という技名が付けられていた)。

5万㎞先の餅を目視できるそうだが、この視力では38万㎞離れた月面から地球の餅は見られない。何のための能力なんだか…。

ちなみに、『大怪獣バトル』では臼の形に変形し、小さくした相手をウルトラマンタロウが杵で餅ごとつく「餅つき大作戦」という必殺技を披露している。一見コミカルだが、やっている事は鈍器での殴打なので結構えげつない技である。


なお、地球へは宇宙空間を移動できる風船に乗ってやってきた。というのもモチロンは地球の引力圏を脱する事ができず、月に帰れなくなっては本末転倒である為、帰省の手段として持ち込んだものである。


事の経緯

ウサギの餅つきを信じる地球人の心が実体化し表れた怪獣。南夕子曰く半分は月で半分は地球で生まれた怪獣の為にZATの怪獣レーダーに映らない(!?)性質を持つ。本来は「月の海(黒い所)」の化身であり、モチロンが完全に死滅すると月は真っ白になってしまうらしい(命乞いの時にモチロン自身が言っていたことなので舌先三寸の出任せの可能性はある)。

※レーダーに映らなかったカラクリは「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」によると、月は地球の兄弟星=構成元素が全く同じである為、地球外の物質に反応するZATのレーダーにモチロンが引っかからなかったというわけである(こらそこ、地球怪獣はどうしてんだとか突っ込まない)。


日本の、特に新潟の餅が美味しいと知って(←どうやって知ったというのだ…。)新潟へ向かおうとする。月の民である南夕子(どういう訳かモチロンと面識がある)が月へ帰る様に諭すが「新潟の餅を腹いっぱい食べるまで帰らない」とゴネて拒否。その後タロウ相手に力比べを挑むものの負けてしまう。

モチロン

負けた後は餅を盗み食いした事と新潟の餅を食べに行こうとしている事でウルトラの父に一喝され説教された後、自分が食べてしまった分の餅をつく事になった。


「えぇっ!?やれやれ…地球に来てまで餅つかなくちゃならねぇなんて、全く…」


その後、ウルトラの父と夕子によって月へと帰された。


余談編集

次作の『ウルトラマンレオ』にはモチロンと同じ月の怪獣であるキララ(演者も同じ)や夕子と同じ月星人の弥生ことかぐや姫が登場しているが、その関連は不明である。


ちなみに月で兎がついているのは餅ではなく、薬草であるという伝承がある。しかし、ウルトラ世界では月の餅なるものが存在するらしく、モチロンはそれを食しているとの事。


コロタン文庫の「ウルトラ怪獣かっとび!ランド」の作者玉井たけしによる挿絵では、同作の下品なネタも緩和しうる絵柄でジヒビキランと相撲を取っている。


後発作品でのモチロン編集

ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!編集

41年の時を経て映像作品に再登場。区別のためモチロン(SDI)と呼ばれる場合もある。

人工のスパークドールズとして登場し、美鈴が「和菓子職人魂をくすぐられる」という理由でウルトライブ。美鈴からは「モチロンじゃなくてウスロン」と呼ばれた。

これに先駆け、『新ウルトラマン列伝』のスパークドールズ劇場回にも登場。その肩書きと名前から、ブラックキングにウスノロ怪獣と間違われ、キングパンドンからは「モッちゃん」と呼ばれた。


ウルトラ忍法帖編集

朧党の忍獣餅崙として正月に登場。正月くらいにしか出番が無いので、ウル忍からは「芸が無い」「最近の子供は正月にモチばっか食べるとは思えない」などと散々にこき下ろされ、「寿司崙」「咖哩崙」に改名したこともある。奥さんと息子がいるが、タロウの母(殿様の奥さんではない)の美貌に目をハートにしてボコボコにされるなど尻に敷かれている模様。

正月以外の回では沸苦によって青汁ジューサーに改造され、ペテロから青汁を搾取したりマンを液体(精神)と搾り滓(肉体)に分けたりしたが最終的にメタリウム光線で破壊された。


『ウルトラ怪獣×住まい探し』編集

第4話に登場。東北弁で話し、住処に最適な物件を求めてホームズくんの元を訪ねてきた。

彼の要求は「餅をついても壊れず、近所迷惑にならない防音設備の整った頑丈な住まい」であり、条件に見合う住まいはヒットしたものの、肝心の住みたい街が故郷の「月」であった為、ホームズくんを困惑させた。


feat.POPComiccode編集

ウルトラ怪獣擬人化計画の漫画ながら珍しく、擬人化されていないキャラにもかかわらず出番が多くキャラ付けされている。常に影絵の状態(レッドキング曰く「あの姿だと味が分からなくなる」らしい)で、女性のような言葉づかいで話す。


怪獣墓場学園の職員らしく、給食担当給食の内容はいつも餅。

生徒には親しみを持っており、ダークネスブラック一行が地球に向かった際に学園側の情報を伝える役割も引き受けている。

怪獣デュエル編では、バルタン星人スノーゴンサラマンドラの3人の帰還を喜んでいたが、バルタン星人が40億6千万人の仲間の移住を宣言した際は、流石に給食を作り切れないと倒れてしまった。


ウルトラ怪獣散歩編集

第11〜12話にゼットン星人と共に登場。テレビシリーズへの登場は『タロウ』第39話から43年ぶりとなる。

「まいう〜っす」が口癖。

本作でようやく新潟に行くという念願が叶い、現地の人々に温かく迎えられた。


第35〜36話でバルキー星人と共に再登場し、新潟のグルメを堪能した。


ロストヒーローズ編集

なぜか悪い怪獣でもないのに、ジェノサイドキューブで雑魚敵として登場する。


ウルトラかいじゅう絵本編集

カネゴンとかきのたね』で登場。

悪いメフィラス星人にいじめられたカネゴンを助けるべくはせ参じた。何の役かは書かずともわかるであろう。


酩酊!怪獣酒場編集

第26話にて餅つき担当として登場した。

不幸体質のジャミラが来た事で初日の出が曇りで見えなくなってしまった為、ゴモラ/ラゴン/レッドキングの怪力組が岩をぶん投げ、そこにゼットンサタンビートル共に火炎攻撃を発射して太陽のような光球を作り出すという連係プレーを見せた。


その後も度々モブとして登場しており、第49話ではメトロン星人の策略で暴徒と化した人々に追われていた。


関連イラスト編集

ウルトラ父子餅つき大作戦!モチロン


関連タグ編集

ウルトラマンタロウ ウルトラ怪獣  月の兎

ルナチクス:天敵?


ゴロサンダータロウの息子と戦った相撲怪獣。あまりに昭和っぽいデザインの為、初見で『タロウ』に出てきた怪獣だと誤認した視聴者もいたとか。

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