データ
名称 | 酔っぱらい(酔っ払い)怪獣 |
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身長 | 54m |
体重 | 2万9千t |
声 | 渡部猛 |
概要
『ウルトラマンタロウ』第48話「怪獣ひなまつり」に登場。ファイル星人のペット兼ボディーガードでお酒が大好きな喋る怪獣。
腰にお酒の入った瓢箪を下げており、その瓢箪からお酒を飲み何時も酔っ払っている。しかも一度に5万トンは飲まないと気が済まないらしい。そして酔った挙句にひな祭り真っ最中の地球に迷い込んだという色々と迷惑な怪獣。
攻撃らしい能力は口から「アルコール火炎」を吹く事と、「ドロンパ~!」と叫んで神隠れの様に姿を消し他の場所に現れるテレポーテーション程度だが、その体はレーダーでも探知されない。この能力から本来の別名は「忍者怪獣」であるのだが、気は小さくて力も弱く争い事は嫌いらしい。『ウルトラ怪獣大百科』では「そんな自分に嫌気が差して酒に溺れる毎日を送るようになってしまったのかどうかは定かではないが…」と言われてしまっている。ボディーガードって何だっけ…?
それ以外は酔ってフラフラ歩き、「酒持ってこーい!」と座り込んだり、歌にうかれて踊り、悪酔いして機嫌が悪くなると暴れ出すなど、まさに巨大な酔っ払いである。
事の経緯など
地球に降り立って早々ZATから攻撃されるが、「もう嫌!」と言って逃げてばかりいた。飼い主であるファイル星人が何とか連れ戻そうとするのだが、うまく行かずZATの協力でスカイホエールの機内で白酒を合成し、酔いつぶれたところを連れ戻そうとするがこれも失敗。
泥酔したところに現れたタロウも、機嫌を取るために踊って見せるも逆効果になってしまったりと手を焼いたが、キングブレスレットを水入りポリバケツに変化させ、ベロンに冷や水をかけて酔いを醒まさせる。そのまま寝てしまっている間に飼い主のファイル星人のもとへと帰した。
酔っ払いへの決定打となった技
派生作品
『ウルトラマンレオ』第9話「宇宙にかける友情の橋」では怪獣ショーの怪獣にベロンが登場した。
『ウルトラマン超闘士激伝』ではゴーデス五人衆の一人ゲルガンの襲撃に遭っていた。
『ウルトラマンSTORY0』では人間サイズのベロンが登場。リリパット族と仲良しで、一緒に宴会をしていた。
『ウルトラ銀河伝説』ではベリュドラの胴体を構成する怪獣としてベロンが登場した。その縁で『ウルトラマン列伝』第100話でもベリアル陛下に「愉快な怪獣」の一体として紹介されている。
極悪のヴィラニアス「世のお父さん達も、飲みすぎには注意するんだな」
氷結のグロッケン「全くだ。タロウも大変だねぇ」
そんなタロウも後にお父さんになるのだが・・・
余談
タロウがやった「酔っ払いに水をぶっかける」という行為は、ギャグマンガやお笑い番組のコントなどでは最近までよく見られた光景だが、心臓マヒなどを起こしかねない危険な行為であり、傷害罪として訴えられる可能性もある。
絶対に現実ではやらないでほしい。