データ
- 身長:0〜47m
- 体重:0〜1万t
- 別名:らくがき怪獣 宇宙塵怪獣
- 出身地:大熊座M81星雲
概要
第41話「母の願い 真冬の桜吹雪!」に登場。
おおぐま座M81星雲からやってきた発光型の宇宙生命体。ゴンゴロスというのは正博少年(演:高橋仁)が命名したもの。
金持ちの屋敷の壁に取り憑いて染みのような姿になっていたが、屋敷の近所に住んでいる正博少年がその染みに沿って落書きをしてしまったため、活動に必要な「形」を手に入れ、さらに太陽エネルギーを受けることによってその落書き通りの姿になった。太陽光が出ている間だけ実体化でき、太陽が沈んでも翌日にはまた出現する。
元が落書きなため、体の密度は綿のように薄くZATのミサイルやレーザー攻撃を受けても大したダメージは受けなかった。
武器は口から吐く火炎「ラックファイヤー」と、尻から出す爆発性の強いガス(かなり臭いらしいが、人体に害はない)。性格は子供っぽく、スカイホエールにガスを浴びせたり、飛んでいたアドバルーンを食べたりして遊んでいた。ジャンプ力も高い。
屋敷の持ち主である女主人が落書きの正体を怪しみ、探ろうと刺激したため白昼堂々壁の中から出現し、ZATやウルトラマンタロウの攻撃にも全く動じず苦戦させたが、ウルトラスコープで本体のある場所を見破られた挙句「この怪獣は落書きを消すように倒せばよい」と、ウルトラシャワーで水をかけられ雑巾を懸けられるように肉体を拭き取られてしまう。
最後は本体だけで逃げようとしたところをストリウム光線を受け爆散し、その破片は無数の桜の花びらになった。
余談
鳴き声はケムラーのものが流用されている。
この回の脚本を担当した阿井文瓶は、我ながら面白い設定の怪獣を思いついたと先輩の脚本家佐々木守に話したところ、「同じようなのを昔書いたことがある」と言われてしまいがっかりした(佐々木は『マン』からのベテランでガヴァドン回の脚本を担当)。
劇中では落書きが無くとも実体化していたのでは?と推測されている。確かに人形が実体化した例や子供の作った怪獣が実体化などの事例が後世の作品で確認されているのでもっともな指摘である。