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妄想ウルトラセブン

もうそううるとらせぶん

妄想ウルトラセブンとは、『ウルトラマン80』に登場した敵であり、ウルトラセブンの偽物。
目次 [非表示]

「ウルトラセブン!僕に力を貸して!セブーン!」

「80、なぜ邪魔をするんだ…!僕は、僕のセブンと一緒に、悪い奴らをやっつけているのに…!80は、正義の味方じゃないか…!」


概要

ウルトラマン80』第44話「激ファイト! 80VSウルトラセブン」に登場。

かつてサロメ星人によって戦闘ロボとして開発されたにせウルトラセブンとは全く別の偽物セブンであり、シリーズ初の「モチーフは同じだが、出自が異なる2体目のニセウルトラマン」である


その正体は、暴走族・サタン党に襲われ脚に怪我を負ったサッカー好きな少年、田島直人(演:坂本真吾)の生霊ウルトラセブンの人形に乗り移って巨大化した存在。

身長・体重は本物と同じだが、本物とは全く異なる不気味な唸り声を出し、体からは青いオーラを発している。額のビームランプから「フェイクエメリウム光線」を発射するほか、サッカー好きの直人の心を受け継いでいるため、キックで車を蹴り飛ばしてくる。

矢的猛らUGMもウルトラセブンが暴れている事に戸惑いを隠せなかったが、脳波を探られた事で、星涼子(ユリアン)に「あのセブンはウルトラ星人じゃない」と見破られている。


サタン党を追いかけ、その一人をバイクごと掴んで思い切り地面に叩きつけるなど容赦なく追撃するが、周りを省みない為に街に多大な被害をもたらし、そこをウルトラマン80に止められ、戦闘となる。最後は「直人君!君は君以外の、ウルトラセブンを慕う少年たちの心を傷つけるつもりか!?ウルトラセブンは、平和の守り神ではないのか!?」と説得され、直人が動きを止めたところにタイマーショットを受けて80に宇宙に運ばれた。

「人形を本人に返却しなくていいのか?」という疑問が出てくるが、一度でも怨念が宿ったものである以上、同じことが起きないとも限らない為、80としては看過できなかったと思われる。


尚、妄想セブンに襲われた恐怖のあまり腰が抜けたサタン党は、土下座して深く反省した(ちなみに叩きつけられた構成員はちゃんと生きていた)。


その後の登場

ウルトラスーパーファイト』にも登場。ウルトラマンに倒された者たちの怨念で復活し、手始めにウルトラマンエースを襲い重傷を負わせる。

その後、ウルトラマンと雨の中泥まみれになって戦うがウルトラ霞切りで倒される。

声優は島田敏。声のトーンがまんま伝説の超サイヤ人


ゲーム「ウルトラマンFighting Evolutuion3」にも登場。このステージではユリアンが直人を説得しているという設定になっており、イベントで恨みが晴れるまでは病院に近づくにつれてセブンがスーパーアーマー状態になるなど超強化されており、一発食らえば体力が半分以上持っていかれてしまう。

さらには病院の近くで特殊アクション「サッカーキック」を使わせないとSランクがとれないため、サイドステップでうまく避けることが求められる。

イベントが発生すれば病院接近による強化は起こらなくなるため、気軽に対応できるようになる。

なおこの作品では、セブンの掛け声をピッチをかなり下げたものを使っている。


余談

サタン党のリーダーである敏彦(演:清家栄一)は、弟の実(演:吉田博紀)が所属しているチームを勝たせる為に襲撃事件を起こした。サタン党はコンビネーションで自分たちを嗅ぎ回っていた矢的を追い詰め、妄想ウルトラセブンを民家に誘導してUGMに攻撃させようと思いつくなど悪事に関しては頭が回るようだ(尤も、周囲からは「中身の無いピーマン」などと評されていたが)。

しかし、当の実は汚い手を使ってでも勝ちたいとは思っておらず、良きライバルである直人に重傷を負わせた事に激昂していた。それでもサタン党は全く反省の色を見せずに暴走行為をやっていた辺りよく出来た弟である。後日、実と直人は和解に成功したようだ。


一部書籍では「怨念セブン」と表記されている。


時々発する不気味な唸り声は同じく80に登場したホーの流用。


スーツは『コメットさん(リメイク)』第17話『私の親友 ウルトラマン』や『ウルトラマン怪獣大決戦』で使用された当時のアトラク用セブンのスーツをほぼそのまま流用している(その為、胸の銀のライン先端が尖っておらず、プロテクターまで繋がっているなどの差異がある)が、暗い夜のシーンでの見栄えを考慮し、目のパーツのみウルトラマンタロウと同じ型で取ったタイプに変更されている。

また、その後に今度は本物のウルトラセブンとして、当時の雑誌の企画にてバルタン星人と戦う80をウルトラの父と共に援護するという写真が撮られている。

「ウルトラセブン(とまったく同じ見た目の存在)が生身の人間を襲い街を荒らしている」という絵面のインパクトからか、トリビアの泉でこのエピソードが紹介された事もある。79へえを獲得。


後年の映画『ティガ&ダイナ』で登場したティガは少年が持っていた人形に人々の願いが集まって誕生したことから「妄想ウルトラマンティガ」とネタにされることがあるが、人形そのものが巨大化したわけではないので厳密には誤りである(ティガが登場した後も少年が人形を所持している)。


関連タグ

ウルトラセブンダーク にせウルトラセブン

サウンドギラー-同じく暴走族が起因して出現した(工場の騒音で出たりもしたが)怪獣繋がりであり、その先輩でもある。

キングオブモンス-同じく人形から生まれた怪獣

ダークライブ-ある意味これの先駆け。

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