曖昧さ回避
- 『Shadowverse』に登場するキャラクターについては「バジリス(シャドウバース)」を参照。
データ
別名 | 骨翼超獣 |
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身長 | 69m |
体重 | 4万5千t |
出身地 | 小杉亘のブレインワールド |
概要
鹿島田浩の子分の一人、小杉亘が考案した怪獣でカマキリを模した外見を持つ(DVDの解説書では何故かクワガタムシがモチーフとされている。同書によると名前の由来は蛇の怪物「バジリスク」らしい)。
マッハ10のスピードで空を飛び、宇宙空間を飛び回るなど機動力に優れている。武器は両手の鎌「シザーアーム」(斬撃技として「アームクリッパー」や「バジリススラッシュ」がある)と、体当たり技「バジリス・ボディアタック」、そして口から吐く光弾「バルバリボール」(『大怪獣バトル』で登場した強化版は「バルバリボールマキシマム」と呼ばれる)である。設定上は「バジョック」(キック)、「ビルスマッシュ」(嘴で啄ばむ技)が使えるが、劇中では未使用。
機動力重視に見えて結構腕っ節も強く、ガイアの救援に現れたダイナを圧倒していた。
亘が考案したデザインはキングオブモンスの翼としてコンセプトのみ取り入れられてしまったが、赤い球に操られた平間優が世界の破滅を願った為に「無限の増殖」の力でキングオブモンスの背中から分離して実体化した。
翼は4枚生えている。粘土模型では上1対が浩にもぎ取られてしまったが、実体化に際して亘制作のオリジナル通り、2対生やした姿で登場している。
他の三怪獣と比較すると、宇宙時代で活躍したダイナと戦うだけあって、同じく外骨格で翼が形成されたゲランダや昆虫の要素を持つダイオリウスのような宇宙怪獣的な要素が強めとなっている。
最終決戦ではウルトラマンダイナと宇宙空間で交戦し、その機動力を活かしてダイナを翻弄したが、バルバリボールをすべて弾かれ、最後はソルジェント光線(溜めあり)を受けて炎上。地球の引力に引っ張られ、大気圏に突入して燃え尽きた。なお、爆発の際にはソルジェント光線がヒットした際に出るリングのエフェクトが発生していた。
なお、別名に超獣という単語を含むが、ヤプールとは無関係の存在である。
派生作品
大怪獣バトル
ババルウ星人が使役する怪獣としてキングオブモンスと共に登場。
大怪獣バトルウルトラコロシアム
惑星モーン・スターに生息する野生の怪獣として登場。
スピードはかなり高く、スピードを補助する技バトラーなどが揃っていないと勝つのは難しい。
主人公に倒されてバトルナイザーで捕獲されるが、なぜイメージの産物であるバジリスが野生怪獣として存在するのかは不明。
大怪獣バトルウルトラアドベンチャー
ババルウ星人が従えている怪獣として登場するが、ババルウ星人にはバトルナイザーが与えられていなかったため、主人公・御倉イオの操るベムラーに手も足も出ず圧倒される。レイオニクスに選ばれなかったことをピグモンに指摘され激怒したババルウ星人は自ら巨大化し、バジリスと組んで2対1でベムラーを痛めつけたが、キール星人ヴィットリオの操るEXゴモラの発射したEX振動波に巻き込まれて消し飛ばされた(ババルウ星人は逃走した)。
『NEO』では原点同様キングオブモンスの背中から分離して出現。
同じく分離したスキューラと共にレッドキングと戦ったが、近くにいたナメゴンをぶつけられて転落し、そのまま地上にいたスキューラと衝突して死亡した。
超時空のアドベンチャー
成長した亘が経営する居酒屋の名前がバジリスの名がつけられている。(亘曰く思い出だから)
ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ
攻撃力が高い遠距離タイプの怪獣。必殺技の「バルバリボール」には使用すると2ターンの間自らの攻撃力を上げる効果がある。「速」属性なのだが移動力は平凡で、回避力も極めて低いという不遇な性能の持ち主。固有スキルの「怪獣の超感覚」(別名に反して超獣ではない)も、『自分以外の味方が倒された際に自分の回避率と近接防御力が3ターン中アップ』という微妙なものだった。
しかし、2020年7月のアップデートでスキューラの実装に伴ってスキル覚醒が解放。「怪獣の超感覚」の効果が、『自分以外の味方が倒された際に味方全員の回避力、攻撃力、防御力が3ターン大アップ』に強化され、『キングオブモンスの攻撃にダメージ中アップ&ガード無効を付与』する効果も追加された。これにより、クセはあるものの強力なバフ要員としての起用が可能になった。
ウルトラ怪獣モンスターファーム
バジリス自体は育成できないが、特徴(従来作品における状態変化)を継承するクッキーとして登場している。
バジリスから継承される能力「骨翼の機動」は非常に強力であり、その効果は「残り30秒以降に相手よりライフゲージが短い(負けている)と回避が大幅に上がる」というもの。
これが非常に強烈であり、そこから逆転してしまえば再逆転を許しづらくなるので、対戦においては回避を重点に置く怪獣はこれがないと話にならないレベルに必携な存在になっている。
余談
- ×マークがモチーフで、羽に×マークの要素を入れている。普通は、穴の開いた羽では空は飛べないが、子供の空想の産物という理由で採用された。
- スーツの翼は展開式となっており、飛行シーンの撮影にも用いられた。