演:佐藤雄太
概要
映画『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』の登場人物。
常に上から目線かつネチネチと言いたてては他人の物を横取りしていくという、ジャイアンとスネ夫の悪いところを凝縮したような、典型的ないじめっ子タイプの小学4年生。
将来の夢は「日本一のモデラーになること」。
主人公・新星勉をいじめのターゲットにしており、彼の母親同様「ウルトラ」を卒業するよう催促している他、勉が赤い球の力で高山我夢を呼び出した際には激しい口調で攻め立てるなど、どこか勉を憎んでいるかのような描写もある。
耕平と亘には内緒にしているが、実は彼自身も『ウルトラマンガイア』の、特に怪獣の大ファンであり、赤い球の力でサタンビゾーを呼び出した際には、名前がすぐに思い出せなかった勉とは違い、身長体重、能力などをスラスラと言ってのけた。
勉をいじめるのは、自分の怪獣好きは周囲に全く理解されない一方で、人目を憚らずウルトラマンへの愛着を振り撒ける勉への嫉妬心が理由であり、それが結果的に本作の事件を引き起こしてしまった。
ガイアによってサタンビゾーが倒された後、どさくさに紛れて赤い球を盗み出し、学校の図工室で「さらに強い怪獣」を呼び出すべく、粘土を使って怪獣の雛型を作る。
さらに耕平と亘の作ったバジリスとスキューラのコンセプトを取り入れて最強の怪獣・キングオブモンスを完成させるが、同時に鬱屈した感情に付け込んだ赤い球に操られた結果、キングオブモンスを現実世界に呼び出してしまう。
勉の捨て身のタックルで赤い球から手を離したことで洗脳が解け、キングオブモンスのクレイメイトビームが直撃したことで勉達共々崩壊した校舎の宙吊りになってしまうが、その後耕平、亘と一緒に諦めかけていた勉に声援を送り、勉が光を願うきっかけとなった。
超時空のアドベンチャー
大人へと成長した本作では夢を叶えてモデラーとなり、東京にあるガレキメーカー「宇宙堂」に就職し、地元を離れている。
同じ会社のライバルにして、親友だった久地俊介を救えなかったことに後悔を抱いている。
幼馴染の勉との関係は良好になっており、勉とリサの結婚式のスピーチを任せられる程。
余談
- 名前の由来は神奈川県川崎市にあるJR鹿島田駅から。
- 演者の佐藤雄太氏は、前作『ウルトラマンダイナ』にて孤児院の少年を演じている。