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久地俊介

くじしゅんすけ

久地俊介とは、「ティガ・ダイナ&ウルトラマンガイア超時空のアドベンチャー」に登場するキャラクター。

概要編集

鹿島田浩が所属しているガレージキットメーカー「宇宙堂」所属のモデラー。

浩とは互いに同僚といった関係でせいぜい挨拶を交わす程度だったが、あるテレビ番組で「怪獣は所詮やられ役」という発言に浩と一緒に反発したことをきっかけに仲良くなる。

その後は親友兼ライバルとして、玩具メーカー「ギガンテス」が開催しているコンテストグランプリ受賞を目指してしのぎを削り会うようになる。

担当者の長沼から彼の作品カイザーギラレス13世がグランプリを取ったことを報告され、コンペに提出するための原型を作るように指示され、提出前に浩にだけその原型を見せ、脳内設定を説明していた。


ところが長沼の部下が電車の床に原型を置いたせいで座席下の暖房にさらされ蝋でできた原型が溶けてしまうというハプニングが起こる。

俊介はずさんな管理に憤慨しつつも、2日徹夜して原型を再び作り直し、再提出したが待てど暮らせど長沼からなんの連絡もなく、そのうち俊介の受賞が決まった瞬間に応募してきた全く違う人物の作品がグランプリをとってしまった。

その後なんとか長沼と連絡がとれたものの、彼は謝罪や事情説明はせずそれどころか「何度も会社に来られたみたいですけど正直いって迷惑なんですよね」「そっちが勝手に作ってくるって言ったんでしょ?」と部下の不始末を棚にあげて開き直った態度を取り、これに怒った俊介はほとんど喧嘩も同然に電話を切ってしまった。

後日原型は送り返されてきたものの、この件ですっかり無気力になってしまった俊介は川に沈めてしまい、同時に宇宙堂もやめてしまった。(浩はこの取り決めにギガンテスへの抗議を企てていたものの、下手にギガンテスに楯突いたら仕事がなくなってしまうと、手をさしのべることができなかった)

去り際に浩にいい作品を作るよう励ましと同時に、浩が昔語った赤い球がほしいと呟いていた。


後にグランプリ受賞者が大手テレビ局の重役の息子だったと知ると、自分は大人の事情で切り捨てられたと怒りを募らせ、そしてこの世界にやって来たスペアの赤い球を入手。自分を認めなかった世間とギガンテス、そして受賞者を世界を道連れに破壊してしまおうと画策する。

黒衣の姿となって浩の前に度々現れると、赤い球の起動実験としてカイザーギラレス13世を出現させ、浩や新星勉が昔通っていた小学校を破壊。ガートランド財団の飛行ドローン「ラピュータ」の妨害を受け、また赤い球のエネルギーチャージが不完全だったためすぐに消えてしまったが、目的を果たすことに成功。(この災害で小杉亘の居酒屋が焼失してしまった)


その後、エネルギーチャージが完了した赤い球を手に再度カイザーギラレス13世を召喚。説得にやって来た浩たちにも耳を貸さず、逆に「かつて怪獣を出して暴れさせ、喜んでいたお前たちも同罪」と徹底的に罵倒。四谷にあるギガンテス本社ビルを破壊させて中にいた長沼を殺害。中原耕平と小杉亘の捨て身の体当たりで赤い球を奪われたが、事前に赤い球に願ってウルトラマンを呼び出せなくさせたため代わりに呼び出したキングオブモンスも返り討ちにさせてしまった。


しかしこの世界においてウルトラマンガイアの主人公高山我夢を演じていた俳優吉岡毅志がガイアの世界の高山我夢から光を託されたことで、本物のウルトラマンガイアが出現するという予想外の事態が発生。それと同時にカイザーギラレス13世の驚異に怯えていた人たちがウルトラマンを応援し始めたことで心に迷いが生じる。それでも認めずカイザーギラレス13世をガイアに向かわせるが、V1の状態のガイアに圧倒された末、V2に自力で進化したガイアのフォトンエッジでカイザーギラレス13世を倒されてしまう。


呆然自失となっていたところに乱入してきたチャリジャが繰り出した怪獣軍団にガイアが苦戦を強いられるなか、ウルトラマンは呼び出せなくとも防衛チームに所属している人間ならば呼び寄せられるという盲点をつき、新星勉が時空移動メカアドベンチャー号でGUTSスーパーGUTSをつれてきてしまい、ウルトラマンティガウルトラマンダイナまで現れる。

倒された怪獣の残存エネルギーをカイザーギラレス13世に融合させられ、目の前でデーモンギラレス14世に変えられてしまうが、これも三大ウルトラマンによって倒された。


その後、赤い球に接触していたため記憶は失わず、宇宙堂に復帰。時間逆行により死んだ事実がなくなった長沼から改めて謝罪を受けると同時に、浩が勉と七瀬リサの結婚式のスピーチでいった「怪獣とはウルトラマンに倒されることで人々の記憶に残る」「怪獣を復讐の道具にしてはならない」といった言葉を思いだし、大好きな怪獣を復讐の道具にしてしまったことを後悔。それをギリギリのところで止めてくれたウルトラマンに感謝し、仕事を再開することができた。

なお彼の凶行の原因となったコンテスト結果については、俊介の作品の出来映えに感動した長沼が先走って段取りミスを起こし、きちんと説明しなかった事が原因だったらしい。(つまりグランプリ確実と言わなければなければならないところを興奮のあまりグランプリ受賞と言ってしまった)


関連項目編集

ウルトラマンガイア 超時空のアドベンチャー カイザーギラレス13世


藤堂武史戸井ゆきお新条アカネ-3人とも円谷プロ作品で怪獣を生み出した者繋がり。この内アカネは久地同様モデラーという共通点(武史とゆきおはコンピューターを使用)があり更に3人とも黒幕の誘いに利用された人間でもある。

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