タンクローリー
たんくろーりー
液糖や澱粉といった流動性のある食品や高圧ガス、石油、薬品を運搬する貨物自動車。トレーラータイプのものもある。
危険物を運搬するものは消防法では「移動タンク貯蔵所」という。石油を運搬するものは横転時にタンクの損傷を最小限にする為、脚となるものが付いている事がよくある。
それぞれのタンクローリーの大きさや構造に応じた免許の他に積荷に応じた法律の適用を受けるので、危険物取扱者や牽引の資格者の同乗が必要になる。
ほとんどの場合、人件費の削減のため積荷の取扱者の資格と運転の資格の両方を持つ者をドライバーにする場合が多い。
大型車両ゆえの迫力から画面映えするため登場頻度は高い。が、大抵『走る爆弾』や『運動エネルギー兵器』として使われる不憫な乗り物である。そのため、高い割合で暴走、あるいは石油や可燃性高圧ガスなど危険物を抱えて大爆発・炎上する定めにある車両である。
ジョジョの奇妙な冒険(OVA)
原作ではロードローラーだが、OVAでは何故かタンクローリーになった。
後に監督がツイッター上にて、「燃え上がる炎によって時間停止を分かりやすくする為」と明言している。
→タンクローリーだッ!も参照。
魔法少女まどか☆マギカ
彼女の能力と組み合わせてDIOを想起した人多数。→ジョジョ化☆マギカも参照。
シナリオを担当した虚淵氏の作品で執筆時期も近いFate/Zero(小説版)にもラジコン操縦機能を組み込んだタンクローリーが登場。同氏のタンクローリーへの熱い思いが覗える。ただし劇中未使用。
サンダーバード(SF人形劇)
乗員が気絶したことによる暴走後、国際救助隊の救助により原子炉を停止させたものの、ダムの傍の崖っぷちに到着してしまったクラブロッガー(自走式木材加工工場)に満載のままになっていた特殊燃料の吸い戻しによる二次災害阻止。一般的なものと異なり、燃料輸送用のアームとホースがあり、また緊急走行用にサイレンが搭載されている。本車両は国際救助隊の特殊装備ではなくクラブロッガー建造元のロボティクス・インターナショナル所有の車。ちなみに乗員の気絶の原因は、前日の酒場で出された「特別料理」と称するシチューによる食中毒で、その酒場の厨房はネズミが徘徊するほど不衛生だった。
キャプテン・スカーレット(SF人形劇)
スペクトラムの特殊用途車でジェット燃料用タンクローリーに偽装した車が登場する。荷台のタンクは後ろ側に乗車するための隠しタラップがあり、中は快適でしかも強固な装甲に覆われた応接間となっている。第1話では強力装甲車を使用していたのだが、要人が移動している事を敵に覚られやすいため、第2話以降は敵の目を欺くべく偽装タンクローリーが使われている。
ルパン三世PART2(最終回)
ルパン一味に変装した永田重工の御曹司と要員が有人ロボット「ラムダ」の隠し輸送及び出撃用の車として石油用タンクローリーに偽装した車を使用。
特警ウインスペクター
黒田鬼吉がR-24というロボットを使い、タンクローリーに高沢博士の孫を監禁し孫の殺害と高沢邸を破壊すべく特攻させようとするもウインスペクターたちの活躍により失敗に終わる。ちなみに、黒田鬼吉の中の人は別の作品では身長40mの超人に変身する人だったりする。