次の意味がある。
- 投げ落とす
- コンピュータ用語でメモリなどの内容を表示したり記録する行為
- ダンプカーの略
この項目ではpixivのタグ似ておもに使われる一番下の項目に関して説明する。
概要
この車両は、油圧シリンダーなどで荷台を傾ける装置によって荷台から荷物を一度に投下する機構を備えたものである。総称してダンプカーという俗称で呼ばれることもある。
この種の車にはいくつか種類があり、公道を走る通常のもの(普通ダンプトラック トラックシャーシへの架装によってダンプトラックとしたもの)と、大規模な作業現場で用いる超大型のもの(重ダンプトラック、ホウルトラック)、クローラーによって走行するものなどが存在する。
また、一般的に荷物を投げ下ろす方向は車両の後ろ(リアダンプ)であるが、横に下すもの(サイドダンプ)などの変わったものも存在する。
また、法律によって車体に管轄する運輸支局、経営する事業の種類、および車両固有の番号を記述しなければならないとなっている。
ダンプトラック
一般的にダンプと呼ばれるもの。公道を走行可能なことから町中で見かける機会も多い。公道で走行する場合には車検の取得が不可欠。
軽トラック規格の比較的小型のものから10トン車等の大型のものまで種類は豊富。
ホウルトラック
大規模な作業現場で用いる超大型の車両。かなりの大型車両であるため通常、公道での走行は想定されていない。
詳細は個別記事で。
クローラーダンプ
文字通りクローラーを装備した車両。クローラーダンプやキャリアダンプとも呼ばれる。目的に応じて
土木工事などで土砂の運搬に使われるほか林業分野などでも活用される。自衛隊で用いられている『資材運搬車』(PC-065B)もこの一種。
農業用運搬車
クローラー式、タイヤ式などがあり油圧、手動でのダンプ機構を積んだものもある。
上述のダンプトラックに比べれば小型のものがほとんどで、小型特殊自動車として登録しない限りは公道を走行できないが、非搭乗型のものなど登録さえ出来ないものもあり、それらは私有地内での用途を想定している。比較的廉価。
そのほか
- ちなみに外国ではdump carは鉄道車両を意味し、いわゆるダンプカーはdump truckやtipper truckと呼ばれる。
- デコトラ同様、デコレーションされた車両も存在する。
- パワフルなイメージからあだ名としても用いられる。(→ダンプ松本等)