概要
デモリッシャーの名を持つトランスフォーマーが初めて登場したのは『マイクロン伝説』の海外放送版『Transformers Armada』であり、英語圏ではデストロン(ディセプティコン)の破壊兵アイアンハイドがその名前で知られ、後年の作品にも世界観こそ違えどデストロン兵士の名前として使われ続けている。
ちなみにpixivに投稿されるデモリッシャーのイラストは実写映画版がその殆どを占める。
ギャラクシーフォース
CV:武虎/吹:デイル・ウィルソン
クレーン車に変形。クレーンブームの長大さを生かした長大なメガクレーンブレードが主な武器。海外版『Transformers Cybertron』ではマッドフラップという名前に変わっている。
元々は地球に隠れ住むサイバトロンの一員だったが、地球人の独善的かつ身勝手な振る舞いに嫌気が差したところをスタースクリームに付け込まれデストロンに寝返る。
デストロンの悪行に加担しているうちに自分も同類であることに気づき、自己嫌悪に陥ってしまうが、最終的には親友であったガードシェルやサイバトロンの仲間達の説得に応じてデストロンを脱退。マスターガルバトロン打倒後はスタースクリームとの決着を付けるため、ガードシェルと共に旅立っていった。
トランスフォーマーリベンジ
CV:カルヴィン・ウィマー
テレックス/O&K社製の鉱山用大型油圧ショベルカー・RH400に変形するディセプティコン・コンストラクティコンズの一員。並はずれた巨体を誇り、オートボットの中でも大柄なオプティマスプライムを単体で圧倒した。
人型とも獣型とも異なる、地球上の生物から大きく逸脱した独特のデザインが特徴だが、彼等は地球外生命体であり、体も金属や無機物で構成されているため、地球上の生物に似せる道理など無い。ちなみにビークルモードではキャタピラ走行だが、
ロボットモードではなぜか車輪になっている。劇中では体の上下にセットされたタイヤを交互に使い分けて走行していた。
一見するとあまり賢くはなさそうだが、上海に散在するディセプティコン達の司令塔だったらしく、立派な体躯に見合う重要な役職を当てられていたようだ。テックスペックもそれなりに高い。
- パワー:10
- 知能:6
- スピード:4
- 耐久力:10
- 階級:8
- 勇気:8
- 火力:8
- テクニック:4
とはいえ、序盤のシーンに登場したディセプティコンは彼の他にはサイドウェイズのみだったので、所詮は「設定だけ」でしかない。
劇中ではビークルモードで市街地に潜伏しており、アイアンハイドとNESTの部隊が近づいた時に周りの建材を崩して部隊を翻弄。ハイウェイを逃走経路に使うが、我らが「ビッグ・ブッダ」によって無残な結末を迎えることとなった。だが、オプティマスに引導を渡される直前に「ザ・フォールン様は蘇る」という不吉な言葉を残した。
以下余談。
- エジプトでの戦いで参戦し、デバステーターに合体したスカベンジャーは同型機だが、よく混同されている。出番が夜間かつ照明も少ない郊外で終わってしまったため確認しづらいが、下動画のようにロボットモードの肩にあたる機体部分は白い(その部分も赤いのがスカベンジャー)。
- 映画製作スタッフの間ではホイールボットのあだ名で呼ばれており、エンドロールにはこちらの名前がクレジットされている。
- アーシー、クロミア、エリータ・ワンには合体形態が構想されており、デモリッシャーのようにボディの上下にタイヤを配したデザインだった。
- 映画公開時に発売された玩具は、遊びまくるとキャタピラ部分が切れてしまうという致命的な欠陥があり、同時期に発売されたランページやブラジオンも同様の問題を抱えている。
関連動画
(変形機構がよくわかる動画)