概要
CV/吹:長嶝高士
オートボットのメインメンバーで一番の巨体の持ち主。戦闘ではこの巨体とパワーを活かした肉弾戦で敵を倒す。武器は前腕部を変形させるキャノンと、モーニングスターに似たレッキングボール(『アニメイテッド』とは違い、射出はできない)。両腕を同時に変形させることもできる。
オプティマスを除いた実戦メンバーの中でリーダー的な立ち位置にあり、みんなのお兄さんポジション。
戦士としては経験においてオプティマスやラチェットといったベテラン組には劣りやや直情的なところがあるが、一人でクールダウンできるなど心身共に十分な実力を備えており、一人で任務を任される事も多い。
仲間意識が強く義理に厚い。頭は回らないわけではないが察しの悪いところがあり、それが原因で衝突することも。
かつて目の前で仲間を貪り食われたトラウマから金属を喰らう害虫ミニコンが大の苦手で、基地内に侵入し基地を食い荒らしていることを知ったときは恐怖心にかられ「(基地は)好きに喰わせて、こっから逃げようぜ!」などと発言したりもした。
しかしミニコンがバンブルビーに襲いかかると猛然と立ち向かい、囮が必要だと分かれば「囮なんて何処にある!?」と言うものの、ラチェットが最期の力を振り絞りグランドブリッジを始動した際には進んでその役を買って出るなど、何より仲間を大切にする。
少々粗暴なところもあり、苛立つと周囲の物に当たって発散する悪癖がある。『アニメイテッド』のパワータイプだが気は優しくて繊細なキャラとは違い、G1アイアンハイドのようなバイオレンスな面も意識したのか、気は優しいがどこか武骨な戦士としての面が強調されている。
日本のファン間では、原語版での「バルクヘッド」の発声からボケというある意味ヒドい愛称を付けられている。
担当声優の長嶝高士は、後述する『アニメイテッド』にも脇役複数で登場していた。
ステータス
日本語版アイキャッチから引用。
- 体力10
- 知力5
- 速度4
- 耐久力
- 地位6
- 勇気8
- 火力7
- 技能5
人間関係
同じくパワーファイターである、ディセプティコンのウォーブレークダウンとはライバル関係にあり、顔を合わせるたびに壮絶な格闘戦を演じる。
過去にはレッカーズの一員としてホイルジャックとコンビを組んでいた事があった。
ナカダイミコとは家族のような間柄で、保護者兼親友のように接している。
後にフラグ建ててる辺り何気にリア充。末永く幸せに暮らしてほしいものである。
補足
『プライム』で日本にバルクヘッドの名前が導入されるまでは『アニメイテッド』の原語版にも使われていた。
同作を日本で放送する際、実写版のメンバー構成にあわせて、また子供でも覚えやすいようにアイアンハイドの名を採用。
アイアンハイドの一部イラストに「バルクヘッド」のタグが付いているのは、『プライム』が放送される前ゆえ「バルクヘッド=アニメイテッド版の別名」という印象が定着していたからである。
しかし、本来「アイアンハイド」と呼ばれているTFもストーリー中盤に登場しており、ややこしいので日本語版では「アーマーハイド」に変更された。
これ以前にも『スーパーリンク』のスプラングが、海外版での名前がバルクヘッドになっている。
2022年から始まった、マルチバースを主題とした玩具シリーズ『トランスフォーマーレガシー』でも、『プライム』の世界のバルクヘッドが、6輪の軍用トラックに変形するG1風の姿で発売された。
武器はレッキングボールの他、機関銃型のエネルゴンインフューズドウェポンと、荷台の幌が変形した盾。これらの武装もあり、実写映画シリーズのハウンドをも彷彿とさせるデザインとなっている。
海外Amazon限定の「WRECK ‘N RULE COLLECTION」ではレッカーズの一人として、迷彩柄のリカラー版も発売。武器に宿敵ウォーブレークダウンから奪った設定のハンマーも追加されている。
アメコミのIDWG1シリーズにも登場しこちらではプライム版に寄せたデザインになっている。