概要
CV:ミッチェル・ホイットフィールド/吹:松浦義之
2015年のアニメ『トランスフォーマーアドベンチャー』に登場する、オートボット所属の技術者。人間ほどのサイズの小型トランスフォーマーで、種族は「マイクロン」という設定。全体がオレンジ色で、下半身がセグウェイのような体形が特徴。
ビークルモードはドリル工作車。ただし披露したのはOP映像のみで、本編でも「フィクシットはビークルモードを持たない」とグリムロックが発言しているため玩具オリジナル設定の可能性がある。劇中ではほかに手術用のハンドドリルに変形した。
人物
チームのメカニック担当で物知りだが、そそっかしくて落ち着きに欠ける。そのため故郷では「スピーカー」のあだ名で呼ばれていた。
元々はディセプティコンの囚人たちを収容した監獄船アルケモア号の管理人だったが、アルケモア号が地球に墜落し200体いた囚人のうち、グリムロック以外の全員を脱獄させてしまった。彼自身も墜落の影響で発声回路を故障したため、まれに異音を発したり、単語を間違えたり、韻を踏むような喋り方になった。日本語版では関西弁で喋る。
大きな危機を察知し地球にやってきたバンブルビーたちと出会い、囚人たちから地球を守るため「チーム・バンブルビー」の一員になる。基本は後方支援で戦闘員ではないものの、ヘッドロックを一方的に叩きのめせる程度には強い。また、チョップショップを検挙する際は大いに活躍した。
第19話では囚人の1人のオクトバンチが発見した宇宙船内に同型のマイクロンが複数登場(早い話がCGモデルの流用)し、ストロングアームを拘束・監禁した。その後は宇宙船の爆発に巻き込まれ、全滅した模様。ちなみに同型が使用していたビームウィップはフィクシットにも搭載されており、それを見たストロングアームは怯えていた。
第20話では故障の悪化を見かねたバンブルビーがデニーに頼んで修理してもらったところ、故障によって働いていなかった「看守としての」本来の機能が完全に修復されてしまい、脱獄囚と見なされたバンブルビーらを完全武装で追い回す事態に。グリムロックやビーを片手で振り回し、チーム全員が躍りかかっても返り討ちにし、どさくさに紛れて脱走しようとしたチョップショップに容赦なく銃を向けるなど、200体超の囚人を管理する看守の肩書に違わない大暴走をした。
最終的にデニーによって機能停止され、改めて修理を行い元の性格に戻ったが、結局発声回路は治らなかったようで、未だ上記の障害は残っている。
展開した武装は、両手のマシンガン(左右で発射形式が違う)と背中のミサイルポッド。
余談だが今作中で、前作プライムのような体に内蔵された武器を持っているのは今のところ彼だけである。