概要
いずれも虫型のデストロン(ディセプティコン)戦士である。
G1版の登場経緯が後述のように特殊、アニメ未登場であったため、Pixivではアドベンチャー版が圧倒的に多い。
G1
(イラスト左下)
「デラックスインセクトロン」のチョップショップ
小豆色のクワガタムシに変形。インセクトロンの一人ではあるが、アニメに登場したインセクトロンとは異なるデラックスインセクトロンの一員であり、アニメ本編には登場しない。
職業は「盗賊」であり、仲間のデストロンからさえも盗んでしまうほど手癖が悪いので仲間からも信用されていないが、盗みの技術に関しては仲間からも評価されている。
変形後の大顎は分厚い鉄板でさえも両断する硬度があり、サイバトロンからも恐れられている。
元はタカトクトイスが発売していた『機甲虫隊ビートラス』のクワガタムシ型ロボビート・グガルのカラーリングを変更したもので、タカトクトイス倒産後はトランスフォーマーシリーズに組み込まれたという経緯がある。
似たような経緯を持つキャラとしてはロードバスターやスカイファイアーなどがいるが、前二者とは異なりアメコミやアニメ本編で活躍しているわけではないチョップショップは知る人ぞ知るマイナーキャラでしかなかった。
『トランスフォーマージェネレーションズ』のチョップショップ
クワガタムシに変形するマイクロン。
日本版トランスフォーマージェネレーションズの メガトロンとセットで発売された他、実写版4作目公開時にカラーリングを変更(上述、ビート・グガルのオマージュと思われるクリアブルー)したものが限定マイクロン・ビートチョップとして配布された。
赤味を帯びたカラーリングやロボットモードのデザインは上記のチョップショップを踏襲したもので、ロボットモードの他、戦車モードのメガトロンの前面へ合体してマインプラウへ変形するギミックを持つ。
このメガトロンの新しいボディを用意したのはチョップショップであるが、メガトロンからも盗みを働く為あまり信用されていないという設定になっている。なんと恐れ多いマネを。
『トランスフォーマーアドベンチャー』
CV
原語版:デヴィッド・ハント,ウィル・フリードル(右腕クモ)
日本語版:多田野曜平,関雄(右腕クモ、4話),松島昭弘(同15話),蒼井涼(左手クモ)
多田野氏は実写映画2作目『リベンジ』にてマッドフラップの吹替えを担当していた。
概要
5体の蜘蛛型(※コンセプトでは蟻としている)ロボットに分離変形するディセプティコンの合体兵士で黄色い四つ目が特徴的。
合体兵士といえば異なるタイプのロボが巨大ロボへ合体するのが通例だが、チョップショップは5体の小蜘蛛へと分離変形するタイプであり、どちらかというとマイクロンやリードマンに近い。分離後の姿は5体とも同型の蜘蛛だがそれぞれ分担が決まっており、スクランブル合体は出来ないようだ。
サイバトロン星では腕利きの盗賊として悪名を轟かせており、フィクシット曰く「罪状はアルファトライオンの顎鬚並みに長い」らしい。
戦闘力も高く、戦闘時は電撃を流して戦う他、拉致したフィクシットを欠損した右腕の代わりに取り付けて使用するという荒業も見せている。ある意味『マイクロン伝説』のオマージュ…と言えなくもない。
監獄船アルケモア号に投獄されていたが、地球への墜落に乗じて脱獄。その後、オートボットから見つかる前に地球からの脱出を試み、パーツを各地から盗んで宇宙船を密造していた。
燃料となる液体酸素を強奪する際にチームバンブルビーと交戦。右腕の個体が一時拘束されたことで、フィクシットを代用として強制的に合体し、バンブルビーたちを苦戦させた。だがフィクシットの反撃にあい強制分離したところをバンブルビーに液体酸素で満タンのタンクローリーに叩き付けられ、破裂したタンクから溢れた液体酸素で氷漬けとなって拘束された。
この時、不意討ちしたデニーを追い回していた右腕の個体は氷漬けになっておらず、本体を見捨て逃走していたが、第15話にて再登場。バンブルビー達がパトロールに出かけた隙にオートボットが基地代わりにしているスクラップ場に侵入しステイシスポッドの中に入れられていた本体を救おうとしていたが、突如出現したナイトストライクに襲われ繭の中に閉じ込められてしまう。
デニーがナイトストライクに襲われた際バンブルビーのディセプティコンハンターで救出され、デニーを助けるよう頼まれる。一度は逃げ出したものの思い悩んだ末蛍光塗料をナイトストライクの眼にぶつけて目つぶしをするという援護攻撃を行い、またどこかへ逃げていった。
そして第20話にてフィクシットが暴走を起こした騒ぎのどさくさに紛れ、三度侵入した右腕が本体を解放したことで復活。暴れるがラッセルがフィクシットに本来の脱走犯であるチョップショップを捕まえるよう指示したため追いかけられてしまい、最終的には再度捕まえられた。
チョップショップとしての映像作品登場は本作『アドベンチャー』が初。本作はクワガタに変形しないが、赤いカラーリングや盗賊という設定は元祖デラックスインセクトロン版から、小型ロボが合体する設定はジェネレーション版からの引用となっている。
原語版では訛りの強い英語、吹替え版では福岡出身の多田野氏が濁声の博多弁で喋る為、『アニメイテッド』のラチェットを想起したファンも多かった。ホントどこ出身だコイツ。
関連タグ
フィクシット←Pixivでは4話と20話の因縁からか同時に描かれることが多い