概要
CV:デビッド=ケイ/吹:蜂須賀智隆
アニメ『トランスフォーマーアドベンチャー』第3話から登場。ディセプティコンの一人で、シャークティコンというカテゴリに属する。口癖は鮫だけに「シャーック!」。
水色の潜水艦に変形するが、後部にはスクリューではなくヒレがついており、魚のように泳いで潜行する。モーターボートのように高速移動も可能で、グリムロックにしがみつかれても振りほどいてみせた。
ロボットモードは手足の生えたシュモクザメという、いかにも悪人なデザインとなっており、目はシュモクザメというより甲殻類のようなアレンジが入っている。手持ち武器はとくに無く、戦闘はもっぱら肉弾戦。オイルに塗れた床で足を滑らせるバンブルビーとグリムロックに対し、アイススケートのように順応してみせるなど見た目に依らず動作は軽快。
故郷のサイバトロン星では仲間と共に粘り気のある海で暮らしていた。サイバトロン星最強の海賊を自称しており、いつかは海の王者となることを目標としている。
囚人船から脱獄した後、手始めに地球の海を支配しようと、自分に有利となるよう故郷のような粘り気のある海に変えるためタンカーを襲撃。タンカーからのSOSを察知したバンブルビーとグリムロックとの戦闘を展開したが、海上警備隊にバンブルビーが気を取られたスキを突いて逃走。
その後は無人石油精製所に侵入していたが、そこにやってきたバンブルビーとグリムロックの連係プレーによって(その時サバと揶揄されていた)、さながらサバ缶の如く、ドラム缶の中に詰め込まれ再び投獄された。
潔癖症
陸に上がることを「恥」というまでに嫌う潔癖症で、陸生生物を「間抜けな陸の生物」と見下している。
「お前の土の匂いが移っちまったじゃないか……」
また劇中でもバンブルビーに指摘されていたが、大柄な体格で最強の海賊を名乗っているくせに細かい事を気にする神経質な変人。ツッコミどころのある台詞が多く、第三話だけでも下記のような迷言を発している。
「よくもこの私に、無理やり立って歩かせやがったな……陸の生物みたいにお馬鹿な真似を!」
(なら何故手足がついてるのか。海底に立つことはないとでもいうのだろうか。さらに言えばバンブルビーのいたタンカーの甲板に挑発されたならともかく自分から飛び込んできてこの態度であった)
「離しやがれ! 尾びれに手垢がつくだろうがァ!」(ロボットに手垢?しかも自分から尾で攻撃してきたのを受け止められただけである)。
「車なんぞに変形するとは、汚い手使いやがってー!」(TFのコンセプト全否定である)
「海が帰って来いと呼んでいるゥ!」(もはや妄言の領域)
余談
- シャークティコンとは、『ザ・ムービー』に登場したシャークトロンの原語版での名前である。
- ロボットモードの目の形状も、シャークトロンの容姿をオマージュしたものと考えれば合点がいく。
- 海外で『ビーストウォーズリターンズ』の原語版が放送されていた時期に、同名の玩具が発売されている。