🦧概要
誤表記として「オラウータン」が存在する。
ボルネオ島・スマトラ島の熱帯雨林に棲息する大形の類人猿で、オスは身長1.4~1.6m。メスはやや小さい。猩々とも呼ばれ、由来はマレー語で森の人という意味
腕が非常に長く、直立しても地に届く。
顔や掌、足裏を除くほぼ全身が、鮮やかな赤褐色の長毛で覆われるのが特徴。
家族単位の小さな群れで樹上生活をし、基本的に母子以外では個体間の絆は希薄と思われていたが、実際には意外とご近所付き合いがよく、密猟や伐採で保護された子供が施設や野生下で仲間や先輩としきりに交流していたことから、ゴリラやチンパンジーの様な大家族こそ作らないがそれなりに助け合っていることが最近判明した。
果実や木の芽、虫から鳥の卵など多種多様なものを食べる。
特徴
何といっても顔の出っ張り(フランジ)。しかしこれはその地域でもっとも強いオスだけに現れるとのこと。握力は300~500kgと、樹上で巨体を支える為のパワーを秘めている。
主な天敵はスマトラトラやウンピョウなどのネコ科動物で、マレーガビアルなどの大型爬虫類やマレーグマに襲われることもある模様。
ただし、その巨体とパワー、樹上生活に特化した生態から、地上性だったり、小型哺乳類の捕食の方が得意だったりすることが多い上記の天敵らに襲われることは総体的に少なく、狙われたとしても大型の成獣をまともに狩れるのはスマトラトラぐらいで、専ら犠牲になるのは幼獣や年若い小柄な個体に限られる。
種類
- ボルネオオランウータン(メイン画像)
- スマトラオランウータン
- タパヌリオランウータン(2017年に新種記載)
関連タグ
モルグ街の殺人:世界最古の推理小説。オランウータンが物語のキーパーソンとして登場する。