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デストロン(ディセプティコン)のプリテンダーモンスター部隊の一人で、役職は音波破壊工作兵。他のモンスタープリテンダー5体と合体して合体戦士モンストラクターとなり、モンストラクター合体時は右足を構成する。周囲を怖がらせるために恐ろしい姿を欲した無慈悲な戦士で、超音波を操る。
マーベルのコミックでは未来から来たガルバトロンの部下の一人となっており、後年のIDWパブリッシングのコミックでは科学者ジアクサスによって生み出された原初の合体戦士とされている。
玩具は後に日本で『トランスフォーマーV』の恐竜戦隊の一人ドリュウとしてアウターシェルをモンスターからステゴサウルスに変更した上で発売されている。
トランスフォーマーアドベンチャー
CV:マーク・ヒルドレス/吹:かぬか光明
本作ではシリーズ初のディセプティコン所属のダイノボットの一人として登場し、額に1本の角を生やした赤茶色のアンキロサウルスに変形する。武器は尾が変形した戦鎚「爆裂ハンマー」。日本語吹替え版では「オラ」が一人称。
ダイノボットであるため破壊衝動が強いが、温厚なグリムロックとは異なり、自分の破壊衝動を満たすためなら他者がどんな被害を被ろうがお構いなしの自己中心的で凶暴な性格。サイバトロン星ではサンダーフーフの部下のギャングで、彼が騙し取った土地の家を破壊して住民を強制立ち退きさせるなどの地上げ行為を行っていた。しかし自分の身体より細い電柱の陰に隠れようとするなど、どこか憎めない一面も持ち合わせている。
逮捕後は監獄船アルケモア号に幽閉されていたが、アルケモア号が地球に墜落した混乱に乗じて脱獄、気ままに自分の破壊衝動を満たしていた。取り壊し中の古いスタジアムを破壊していたところをディセプティコンの捜索をしていたグリムロックと遭遇、同族だったために意気投合し、スタジアムの破壊を楽しんだ。破壊し終わった後は、グリムロックに「人間達を含む地球の生き物を傷つけない」ことを約束し見逃してもらった。
しかし、基地で過去にサンダーフーフの部下として犯した悪行が発覚、スチールジョーらとの合流を防ぐため捕えられることになる。グリムロックはバンブルビーにかつての自分のように更生させて仲間にしたいと懇願するも、チームバンブルビーを見たスカウルはグリムロックが取引を破ったと逆上し暴走、無人駅を襲撃して線路を破壊した後、人間が大勢いるリゾート施設を襲撃する(この時サイドスワイプは、「脱走した凶暴なカンガルーが逃げ込んだ」とごまかした)。そこでのグリムロックとの一騎打ちの末、彼を追い詰めるものの、彼の作戦に引っかかり、玉のオブジェをぶつけられて気絶した所を逮捕された。
グリムロックは最後まで彼を改心させたいと考えていたが、ただ自分の破壊衝動を満たすことしか考えないスカウルの姿に「自分で立ち直る気のない奴を救うことはできねぇ」と悟り、元囚人であった彼がオートボット戦士として成長する戦いとなった。