ドリフト(トランスフォーマー)
どりふと
現在はあまり使われていないタグなので、トランスフォーマーとドリフトでのアンド検索も使うと見つけやすい。
『トランスフォーマー』シリーズに登場するキャラクター。それぞれの作品ごとに別人だが、スポーツカーに変形する侍であることが共通している。IDW版や実写版は投稿数がとても多く、コンボイやメガトロンに引けを取らない人気キャラクターである。
アメリカのIDWパブリッシングから出版されたコミック『All hail Megatron』に登場。オートボットの精鋭部隊レッカーズの一員であり、その名の通りドリフトカーに変形する。
白をベースに旭日旗風の赤のストライプが入った紅白カラーのボディが特徴。ビークルモードの車のドアには、いささか時代錯誤的な侍の文字が入っている。愛用のグレートソードは放浪中に出会ったウイングの形見の品としてダイアトラスから託されたもので、玩具では刀身に「天下無双」の文字が彫られている。
オートボットに加入する前を描くミニシリーズ「Transfomers:Drift」では
過去の彼はホームレスで、貧しい生活を送る中で出会ったガスケットと共にエネルゴンを盗むなどして生計を立てていたが、オートボットに身柄を拘束された際に理由を説明しようとした相棒のガスケットを殺害された事で怒りが爆発し、殺戮衝動の赴くままに虐殺を行うようになった。
その残忍さに目を付けたメガトロンによって見出されディセプティコンに加入すると同時にデッドロックと名を変え、メガトロンの右腕として破壊と殺戮の限りを尽くしていたが、とある任務の最中にディセプティコンの指揮官ターモイルの命令に背いた事から処刑されそうになり、未知の惑星に逃亡した。
放浪生活の末に出会った中立派集団「Circle of Light(サークルオブライト)」に所属するウイングとの出会いをきっかけに、様々な事を学び彼との友情を深めるが、メガトロンが派遣したロックダウンと奴隷商人との戦闘時にウイングを殺され、深い悲しみと怒りに駆られ秘めたる力が覚醒。ウイングの形見であるグレートソードの力を引き出し仇を討った。
その後は単独でディセプティコンと戦っていたが、レッカーズと協力してターモイルの部隊と戦ったのを機に彼らと絆を深め、チャーに勧誘されてオートボットへと鞍替えした。その後は、『Chaos Theory』にてある一件による破壊衝動を抑えるべく切腹を図るも生存。
『More than meets the eyes』にてナイツ・オブ・セイバートロン探索の旅に同行するが、オーバーロードの騒動の責任を負い、ロストライト号から離脱。
しばらく放浪していたが、彼を心配して追ってきたラチェットと合流してからメインストーリーへ復帰するまでの出来事を描く「Empire of stone」でまたもミニシリーズの主役となった。
テックスペックで地位のランクが低いのは、彼が元ディセプティコンである事と、バンブルなど一部のオートボットのメンバーから快く思われていない為である。ただし、共に死線を潜り抜けたレッカーズの面々からは信頼されている。また、ホームレス時代にラチェットに助けられたことがある。
実写版4作目『ロストエイジ』から登場。青のブガッティ・ヴェイロンとシコルスキー・S-97レイダーに似たヘリコプターに変形するトリプルチェンジャー。
原語版の声が渡辺氏なだけに、『ラストサムライ』を連想させるなど公開前からいろいろと話題となっていた。
元ディセプティコンの戦士という設定は前述のIDW版と同様だが、容姿はIDWの彼の侍系の意匠を極限にまで高めた鎧武者のような姿となっている。武器は2本の刀。アクションゲーム『Rise of the Dark Spark』によると、彼が銃火器を扱わない理由は「ディセプティコンとしての過去から足を洗う為」らしい。
オプティマスの事は日本語で「先生」と呼び慕い、玩具のパッケージに記載されている設定では、ロックダウンとの間に因縁があるらしい。
俳句を詠む事があるが、季語こそ含んでいるものの日本語版でも原語版でも本来の俳句の作法に従った内容ではない。また吹き替えではその一部が俳句ではなく短歌になっている。
侍らしく武士道を重んじる冷静沈着な物腰……に見せかけて、その実かなり過激で短気。
俳句を貶したハウンドや指揮に文句を付けたら突っかかってきたバンブルビーに刀を抜いたり、ロックダウンの宇宙船内での散策時に「暴力に訴えるのは最後の手段にしよう」と言っておきながら直後に謎の触手に触られた際には「切る!切る!」と叫びながら滅多切りにする等短気で暴力的な言動を見せている。赤いサイバトロンの後継者と言える……かもしれない。
なお、元々赤色で登場する予定だったが変形する車が青い色の物しか用意できなかった為、青色に変更となった。
つまり元々は赤いサイバトロンだったのである。
5作目『最後の騎士王』ではビークルモードがメルセデスAMG・GT-Rだけに変更。カラーリングも黒と赤になり前作で果たせなかった赤いボディ手に入れ、名実ともに赤いサイバトロンになった。
気の短さは相変わらずで、非戦闘時に瞑想しているところをミニダイナボットに邪魔されて、「虫けら」「殺してやる」と叫びながら刀を振り回して激昂していた。
ゴーストタウンでディセプティコンと対峙した際には、クロスヘアーズとの連携でオンスロートの首を討ち取る。最終決戦にも合流するが、宇宙船のパイロットを務めてお留守番だったために参加はしなかった。
玩具はロストエイジ、最後の騎士王双方で出ているが、トリプルチェンジを再現したものはない(玩具化するには無理のある変形が多い実写TFの中でもかなりの無茶変形なので仕方ないが)。
『アドベンチャー』では鎧武者のような姿をした賞金稼ぎ。ビークルモードはオレンジ色をしたグンペルト・アポロ風のスポーツカー。
武器は二振りの刀に加え、弟子であるジェットストームとスリップストリームが変形した手裏剣。侍らしく厳格な頑固者で融通が利かない一面もあるが義理堅く、正々堂々とした戦いを好む。かつては盗賊だった弟子2人からは師匠と慕われているが、厳格さ故に中々彼らを褒めずにいる。
賞金首と化した主人公のバンブルビーを追って弟子達と共に地球にやってきた。同じくバンブルビーを狙ってやって来たフラクチャーと交戦し窮地に陥るも、バンブルビー達に助けられた事で半ば強引に恩返しもかねてフラクチャーを倒すまでの護衛を引き受けた。
仲間の為に命がけで戦ったバンブルビーは悪人ではない事を確信して賞金を狙う事を辞め、活躍した弟子達の事も褒めて地球を去った。
その後は第17話にて、逃げ出したジェットストームを追い再び地球に来訪。
脱獄したクイルファイアとスプリングロードをバンブルビー達と共に戦った際ラッセルの発言を受け「自身も修行が足りない」と考えバンブルビーのチームに加わった。
レギュラーメンバーになってからは(本作の間に挟む形で放送された後述の『キュートランスフォーマー』で中の人がニューリーダーなNo.2を演じた際にはっちゃけた影響か)語尾が「てばよ!」になったり(確かに中の人も過去作に出ていたが・・・)、次回予告でフィクシットを電動髭剃りに改造しようとしたり(そのせいかニコニコ動画では関連商品の欄に電動髭剃りが載せられた)とフリーダムな言動を見せるようになった。
日本未公開のシーズンである『Combiner Force(コンバイナーフォース)』でも引き続きレギュラーとして登場。
チームバンブルビーが合体した姿である「ウルトラビー」では武器である両刃の剣を担当している(何故か刀では無い)。
ドリフト自身は完全な武器になってしまっているために喋ることはできても身動きが取れず、敵の攻撃で弾き飛ばされてしまいウルトラビーがピンチに陥る事がしばしばあった。
(勿論ドリフトは何も悪く無い)
CV:前野智昭
『キュートランスフォーマー』第6話のゲスト。
容姿は上述したアメコミ版に近く、ホワイトカラーのマツダ・RX-7に変形する。玩具はサンストリーカーのリデコ。
『アドベンチャー』と同じく語尾に「ござる」とつけて話す。
オプティマスプライムの頼みで歴代アニメの紹介を引き受け、『ザ☆ヘッドマスターズ』、『超神マスターフォース』、『ビクトリー』といった和製TFを解説した。
アドリブパートでは、オプティマスがオイルを垂れ流しにしている事を知っている旨の発言をした。
CV:マイク・ローズ(原語版)/上田燿司(日本語版)
バンブルビーの友人。
当初はデッドロックというディセプティコンだったが、脱退を考えておりオートボットに鞍替えしてからドリフトと名乗る。
第2シーズンからは白いボディに剣を使う戦士として登場。ホワイトカラーのスポーツカーに変形する。
日本未公開の第3シーズンでの序盤のオートボットとディセプティコンの決戦ではオートボット側で参戦。
激しい戦いの途中バンブルビー、ホットロッド、チータスがオールスパークを元の場所に戻しに行くのを発見、同行しようとする。
だがドリフトはディセプティコンのスパイだった事を自白し(同時にエンブレムはディセプティコンになり、目は赤くなった)、囮となったホットロッドと交戦。
戦いの末ホットロッドに剣を突き刺すもホットロッドの抵抗によって一緒に有毒の廃エネルゴンへと沈んで行った。
その後ホットロッドは廃エネルゴンから這い出て来たがドリフトは出て来なかったため死亡してしまったと思われる。
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