概要
CV:コーリー・バートン/吹:堀内賢雄、喜多川拓郎、難波圭一、城山知馨夫、片岡弘貴
初代アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』ではサイバトロン所属で、ランボルの弟。ランボルギーニ・カウンタックLP500に変形する。
リア部分に電子推進ブースターを装備したスーパーカウンタックなる形態も持ち、ランボル同様サイバトロンでは貴重な航空戦力。
頑丈な装甲を誇るナルシストで、自身の体が傷つくことを嫌っている。同じくナルシストであるトラックスとは反対に自身のロボットモードを気に入っている。
目立ちたがり屋でもあり、第45話「ホイスト ハリウッドへ行く」の回ではホイストが映画の出演者としてスカウトされた時、他の仲間と共に撮影所に押しかけていった事もあった。
一部書籍によるとセイバートロン星に居た頃の彼は画家であり、サイバトロンに所属している理由はデストロン(ディセプティコン)のマークが嫌いだからというものだったりする。
地球人への印象
地球の人間達には良い印象を持っておらず、第26話「メガトロン地球征服作戦 Part1」にてメガトロンの計略によって地球人が敵に回ってしまった時には「いつかこうなる事は解ってたんだ。人間なんて信用できん!下等な生命体に過ぎないと私は言ってただろう!」と主張した(それに対しバンブルは「いいや、オイラはそうは思わないけどな。オイラの親友は人間だぜ?」と反論している)。
しかし、第5話「メガトロンの帰還」では活躍したチップに「おめでとうチップ。君のおかげで勝てた、君はヒーローだ!」と褒め称えている事から、心底地球人を嫌っているというわけでは無いようで、ストーリーも後半に差し掛かるとかなり人間達に馴染んでいる。
玩具・その他
- アニメ放映初期からそれなりに出演していながら放送当時は発売されておらず、後に「VSZシリーズ」としてスキッズ、バズソーとのセットで販売された。この玩具展開の都合から、初期設定ではランボルの弟はアラートになっている。
- 『バイナルテックアスタリスク』ではダッジ・バイパーに変形。ジュンコというパートナーがおり、『カーロボット』の同名キャラがモチーフ。
IDW
『ALL HAIL MEGATRON』をはじめとするIDW版G1コミックでは、かつてディセプティコンを抜けたスコルポノックと秘密裏に手を組んだ地球人のテロ組織マシネーションにより捕縛され、生きたままバラバラに解体された挙句、サイボーグ化した異星人と融合させるヘッドマスターの実験材料として惨たらしい仕打ちを受けるも、ダイノボットをはじめとする仲間たちの活躍で救出された。
その後復帰こそするものの、この一件から地球人を深く恨むようになってしまった。その心の闇に目をつけたスタースクリームに唆され「人類を絶滅させてくれる代償としてメガトロンをともに滅ぼそう」との約束を交わしたが、元々スタースクリームの目的はオプティマスプライムの抹殺とマトリクスであったため反故にされ、オートボット大敗の主因となってしまう。またボンブシェルの証言から、ディセプティコンはマシネーションによってサンストリーカーのヘッドマスターにされた少年ハンター・オナイオンを捕らえてスーパーコンピュータに接続し、彼を解析・拷問することで彼とのリンクがあったサンストリーカーの精神を蝕んでいたことも分かった。
サイバトロン星では真実を打ち明けられずに葛藤していたが、自身の些細な一言で無実のリジェがアイアンハイドにリンチされた一件を目のあたりにし、アイアンハイドに真実を打ち明けると、ディセプティコンの作りだした怪物の大群から味方を逃すために玉砕した。後にアイアンハイドに救出され、後遺症を背負い、車いすに乗って再登場するという衝撃的な展開となる。
後の時系列に当たる『More Than Meets The Eye』では完全に復帰している様子。
車椅子でアイアンハイドと共に行動していた時期、駆除対象のはずだった怪物の1匹を「ボブ」と名付けてペットにしており、MTMTEを始めこれ以降の作品でも連れ歩いている姿がたびたび描かれている。
キュートランスフォーマー
CV:中村悠一
『キュートランスフォーマー』第7話のゲストキャラ。マツダ・RX-7・FD3Sに変形。
兄のランボルと一緒に登場するが、ランボルと比べると性格を反映してかキザな口調で話す。
昔のクソゲーについて尋ねられた時は世界のあの人の挑戦的な奴・日本の農民の反乱的な奴を紹介した。
ちなみ、赤城道路最速のFD乗り(新バージョン)と声が同じである。