※メイン画像は厳密にはトランスフォーマーとしてのコルドンの元となった「カウンタックLP500S パトカータイプ」だが、だいたいあってるので流用している。
曖昧さ回避
- 犯行現場を囲むテープ備品(黄色く「立入禁止」「KEEPOUT」とかなっているアレ)を意味する警察用語。
- トランスフォーマーの登場人物の一人。本項にて詳述。
概要
「トランスフォーマー マスターピース」における第42弾のラインナップとして登場。ナンバリングは「MP-42」となり、仕様自体は「MP-39 サンストリーカー」のリデコである(後述)。
プロフィール
出演作品 | 映像作品としては無し(今回が初出) |
---|---|
所属 | サイバトロン |
役割 | 在郷戦士 |
変化 | ランボルギーニ カウンタック LP500S(電子推進ブースター付きパトカー仕様) |
座右の銘 | 俺の身体が最善を知っている |
体力 | 6 |
知力 | 7 |
速度 | 7 |
耐久力 | 4 |
地位 | 7 |
火力 | 3 |
技能 | 10 |
人物像
コルドンはサイバトロン戦士ではあるが、警官にして元・受刑者という特異な経歴を持つ。
彼は元々、戦地での採用によりサイバトロン軍に編入された身元不明者だったが、訓練中に起こした事件(侵入してきた敵の逃亡を手助けした事と暴力行為)により告発された。
しかしながら鑑定の結果、彼の記憶領域には大きな破損の形跡があり、それに伴う「一定期間ごとに記憶がリセットされる」という、設定の不具合が認められ「事件当時の彼は正常な判断力を欠く白紙状態に近かった」と判断され(人間でいう「心神喪失」に近いと思われる)、量刑は極めて軽い300年の社会奉仕活動に留められた。
不具合の修正処理を受けたコルドンは在郷戦士(予備役兵員の身分)として地球人の開拓惑星へ送致され、その開拓惑星の唯一の駐在員として働く事になった。
性格
自身としては無愛想で皮肉屋であるが、後述する能力から現地住民からは一目置かれる程度の人望はある。
能力
加速器
電子推進ブースター(形状はサンストリーカーが装備している物と酷似)により驚異的なスピードを叩き出す。とはいえ(いくらパトカーといえど)のどかな辺境惑星では無用の長物と思われたのだが…
スピード・トラップガン
携帯型の多機能銃。
通常は「レーザー測定によるスピード違反の取り締まり」「強制減速用のトラクター・ビーム」として用いるが、非常時には低威力のブラスターに切り替わる。
なお、コルドンは(元・受刑者という経歴上か)強力火器の仕様に制限を受けているため、緊急時のアンロックにもサイバトロン保護観察局への申請を必要とし、火器モードの使用状況は銃本体に記録され、後日その適切さの評価を受けねばならない(現実の警察でも、拳銃発砲の際は「その発砲は適切であったか」を記録・評価しているので、それを元にしたとも考えられる)。
コルドン・ワンド
装着式のバレルより、リボン状の「光彩プロジェクション」を発する特殊装備。
この光の帯は、意図して消去しない限り約6時間持続し「見る者に『帯で囲まれた範囲内へ立ち入りを避ける』強い心理効果」を及ぼす。
コルドンは光帯を黄色に設定し、警察が用い黄色い封鎖線(彼自身の名の由来でもある)と同じ用途に使用するほか、不審者・敵対者の接近を防ぐ自衛手段にも用いる。
なお、この光帯は身体各部の発光素子のどこからでも発する事ができるが、その場合の効果はバレル装備よりやや劣る。
後部アイソレーション・ライト
コルドン・ワンドと同じ光帯をビークルモードでも展開する事が可能な内蔵型プロジェクター。
外見
「ダイアクロン カーロボット」における「カウンタックLP500S」のパトカータイプを再現した物(ビークルモードだけでいうならばクランプダウンにも似ているが、あちらは「ニューカウンタックロボ」ことランボル系統に分類されている)だが、頭部はアニメ版に準拠して造形されたマスターピース版サンストリーカーとは異なり、ダイアクロン版のデザインで造形され(頭部のラインは赤色)、目はダイアクロン版同様に赤目(通常「サイバトロン=青目」「デストロン=赤目」とされている法則とは異なるが、コルドンの場合は「受刑者」という設定でこの矛盾を解決させている)となっている。
その他
マスターピースの説明書内の小説には「コバルトセンドリー」や「デルタマグナス」の単語も登場し、これまで以上に「トランスフォーマー」と「ダイアクロン」のミッシングリンクを試みている内容となっている。
関連タグ
サンストリーカー…リデコ元。
スピンアウト…頭部のラインが黄色い事とパトライトが無い事と真紅のボディを除けば、コルドンとは瓜ふたつの外見を持つ。ナンバリング上ではコルドンより前だが、マスターピースとして発売されたのはコルドンよりも後である。
クランプダウン…変形機構こそ異なる(ランボルに近い)が「カウンタックに変形する警官ロボ」という共通点があり、ある意味では「パイセン」
マッハアラート…ランボルギーニ繋がり。コルドンやクランプダウンがカウンタックから変形するのに対し、マッハアラートはディアブロから変形する。