ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

メガザラック

9

めかざらっく

メガザラックとは、デストロンの機械蠍型トランスフォーマーのこと。作品によってキャラクター性が全く異なる場合が多い。海外版の名称「スコルポノック」については当該記事を参照されたし。

CV:銀河万丈

かつてセイバートロン星での戦争勃発時に亡命した、フォートレスをリーダーとする科学者集団マスター戦士の一員。本名は「スコルポノック」で、トランステクターはサソリ戦艦と基地モードに変形する。

多くのロボットを部品として建造されたという設定があるが、アニメでは言及されず(ビースト星の住民が工場で酷使された時はデストロンの非道さが分かる)、話に出そうになっても、出なかった。

その研究成果を悪用したためにフォートレスにマスター星を追放され、その因縁から彼を激しく憎悪している。以後、破壊大帝ガルバトロンが指揮を取るデストロン軍団に加入。緻密な策略の元にデストロンヘッドマスターズを影で操り、デストロン軍団の指揮権の掌握を目論む。やがて、当時のリーダーであった破壊大帝ガルバトロンの不在時、及びその死後に実権を握るようになり、自らを「恐怖大帝メガザラック」と名乗る。

作中で悪逆の限りを尽くすものの、最終決戦でフォートレスマキシマスに敗北。スコルポノック自体は生存するものの、次作『超神マスターフォース』の雑誌展開においてブラックザラックとしてのトランステクター再製の際にデビルZによって自我のない部品として取りこまれてしまった…とされているが、後年に発売された『トランスフォーマーレジェンズ』WEB漫画第37話において、G1の2021年の設定でブラックザラック付属カラーのスコルポノックが再登場し、デストロンを指揮しているところから、何らかの形で単体で再生したとみえる(マスターフォース以後とはパラレルの可能性もあるが)。

海外版では、「スコルポノック」が本名。頭部に変形するヘッドマスターは「ロード・ザラク」。ネビュロン星の独裁者であり、エクソスーツを着てヘッドマスターとなる。

マーベルコミックでは、スコルポノックはザラクをパートナーとしてデストロンのリーダーとなっていた。一時的に協力関係になったサイバトロンおよびコンボイ(この頃はパワーマスターになっていた)をも率い、ユニクロンと交戦。壮絶な最後を迎えた。

海外版アニメ(The Rebirth)では、ネビュロン星の特権階級ハイブのメンバーであるロード・ザラクが、ヘッドマスターの技術を盗み取り、一から作ったボディにヘッドオンする(したがって、スコルポノックという名のセイバートロン生まれのTFは存在しない事になる)。

玩具について

G1

フォートレスマキシマスよりも一回り小さめだが、それまでに発売された両軍のヘッドマスターと同様に、メガザラックの頭部に変形するスコルポノックをサソリ型戦艦モードの胸部に搭乗させる事が可能で、サソリ型戦艦に変形させて接地させた状態で走行させると脚部が連動して動くギミックがある。基地モードでは、付属の小型メカ・ファストトラックを中央のスロープから発進させる事ができる。

『超神マスターフォース』が放映された翌1988年には頭部の形状やカラーリングを一新し、手持ち武器のタイラントスピアを追加したブラックザラックも発売されている。顔がスコルポノックを覆い隠してしまうためヘッドマスターである意味がないと言われるが、漫画・アニメ共に彼を憑代としたデビルZの悪魔性が現れている。

劇中では、顔の下は空でヘッドマスターはいなかったが、玩具ではヘッドマスターとしてデビルZが付属、ヘッドオンさせる事が可能である。

基地とサソリ型戦艦に変形するが、アニメ劇中では双頭の大蛇を思わせる最終形態に変形している。

トランスフォーマーアースライズ

G1版の発売から30年余りの月日が流れた2020年には、玩具シリーズ『トランスフォーマーアースライズ』にてG1版のデザインをベースにした玩具が発売された(ただし、日本では海外版準拠のスコルポノック名義で発売されている)。中型ロボットの造型は『ザ☆ヘッドマスターズ』、大型ロボットの頭部は『ザ・リバース』と、各部の意匠は過去に国内外で放送された各映像作品のデザインを折衷したものとなっている。

ロボットモードの全高が40cm前後にも達する大型商品タイタンクラスとしての発売であり、G1版の脚部連動ギミックは廃止されたが、サソリ型戦艦&基地モードへの3段変形が可能で、サソリモードの上部パネルにはヘッドマスターが搭乗できる。大型ロボットの頭部は目をバイザーで覆い隠し、口元の透明なフードがない『ザ・リバース』版準拠のデザインだが、バイザーは開閉可能で、内側には目が造型されている。

ファストトラックは別売りとなったが、各部パーツを組み替えることで装甲車だけでなくタイラントスピアを彷彿とさせる槍状の武器に変形できる。更に分解したボディの各部パーツは同シリーズの商品に強化パーツとして装着することが可能となっている。

CV: コリン・マードック/吹き替え:増谷康紀

アルファQの手下で、サソリ型メカと大型の戦闘機に変形。役職は破壊指揮官。海外版『Transformers Energon』における名称はスコルポノック。日本語版の声優は後年の『トランスフォーマープライム』でもノックアウトを演じた増谷康紀。

ロボットモードでは武人然とした性格だが、サソリモードになると豹変して凶暴な性格となり、「そーりゃっさぁ!!」の掛け声と共に攻撃を行うようになる。

ユニクロンの影響でアルファQの星が消滅した時点で既に故人となっており、現在の彼は死亡したデストロン兵士のスパークを使って生み出されたクローンである。当初はアルファQに付き従っていたものの、後にガルバトロンによって洗脳され、同時にそれまでの記憶も消去されてしまった。最終決戦では敵ながら一目置いていたロードバスターとの一騎打ちを行うも相打ちとなる。その後、倒れたロードバスターをグランドコンボイの元へと運び、力尽きた。ガルバトロンによって洗脳されたデストロン兵士達はそれまでの一切の記憶を失ってしまう傾向にあったが、メガザラックは死の間際に洗脳前の記憶を思い出したかのような素振りを見せていた。

玩具は前述の3形態への変形を再現しており、尻尾の部分を動かすと駆動音が鳴るギミックがある。尻尾の先端部や両腕の武装を展開する事でハイパーモードと呼ばれる形態になる。しかしながら、肩の接続部分のパーツに構造上の欠陥があり、戦闘機モードに変形させるとこのパーツに多大な負荷がかかって砕けてしまう恐れがある。海外でのTF関連イベントで限定販売されたメガザラックの仕様変更品のいくつかは肩部パーツの組み間違いの報告が多々寄せられており、何かといわく付きの製品と言える。

余談

勇者シリーズの『黄金勇者ゴルドラン』に登場した敵役の戦艦「ザゾリガン」は、『ザ☆ヘッドマスターズ』のメガザラックを流用する前提でデザインされていたが、玩具は未発売のまま番組は終了している。

また、海外版のみ展開した非変形シリーズ「アクションマスター」において。91年に発売した変形可能な『アクションマスター・エリート』というカテゴリ内に、デストロン側のメンバーとして、尻尾が二つのサソリに変形する「ダブルパンチ」が発売された。

変形モードがサソリである事の他、デザイン・色合い的に、ブラックザラックに酷似している。

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

メガザラック
9
編集履歴
メガザラック
9
編集履歴