概要
シリーズごとに細かい設定は異なるが、太平洋上の南洋諸島に存在し、モスラが棲息している島という点は共通している。
モスラ第一作・昭和ゴジラシリーズ
カロリン群島に位置する、ロリシカ国の統治下にある島で、長い間無人島であると思われていたため核実験場にされていたが、嵐にあった影響で水爆実験海域に入ってしまった日本の商船員によって先住民たちが住んでいることが発覚した。
彼らは島に伝わる赤いカビをすりつぶすことで完成する放射能障害を取り除くことができる「赤いジュース」を飲まされたことで無事だった。
彼らの証言がきっかけで調査隊が派遣され、小美人と島民の存在が世間に知られる事となった。
『モスラ対ゴジラ』ではその後もロリシカ国が核実験を繰り返した影響で自然が減少し、「聖なる泉」と呼ばれる泉に少しだけ残っているのみである。島には謎の生物の骨が転がっており、島民たちは赤いジュースを全身に塗りたくらなければならない程生活が悪化し、水爆を悪魔の火と呼んで憎み、外部の者に対する信用はほぼなくなっている。
『三大怪獣地球最大の決戦』ではテレビで紹介される程メジャーな島となっており、「平和の島」と呼ばれている。
『ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘』では、カロリン群島より更に東に位置する別の島が登場。少なくない島民たちが革命組織「赤イ竹」にレッチ島に拉致され、エビラよけの黄色い汁を作らされていた。復活したモスラによって救出され、同じく島を脱出したレッチ島民と幸せに暮らしている。
平成ゴジラシリーズ
『ゴジラVSモスラ』ではインドネシア領という設定に変わり、島全体が丸友観光の所有物となっており、リゾート施設等の開発と隕石の落下が原因で荒れ果てている。モスラの歌がインドネシア語であるためかあろうか。島の奥地には遺跡があり、モスラとバトラの壁画がある。
平成モスラシリーズ
こちらでは、エリアス三姉妹以外に島民はいないが、明らかに彼女たちのサイズに合っていない祭壇があることからかつては人が住んでいたのではないかと匂わせている。島の周囲にはイルカが生息している。
『モスラ3』に登場した宝物殿には「エリアスのトライアングル」のメダルが収められている。
このシリーズでの正確な場所は不明だが、モスラ幼虫が一晩で北海道に到着していることから日本近海にあるのかもしれない。
『バトルスピリッツ』
緑属性のネクサスとしてコラボブースター『東宝怪獣大決戦』にてカード化(BSC19-043)。イラストは一日郎先生が担当。
今回カード化されたのはゴジラvsモスラ版である。初代モスラ出典のネクサスが「目覚めの時」(東京タワーに形成されたモスラの繭)となったので、平成版が選ばれたのだろうか?
レアリティはコモンながら、強力なモスラのサポートカードであり、配置時にデッキを上から4枚オープンし、その中から「モスラ」の名を持つカードを1枚手札に加えて、残りは好きな順番でデッキに戻すサーチ効果を持っている。
同弾や後続弾は低コストから高コストまで多数のモスラが収録されており、フィニッシャーや不意打ち/防御用の『神速』持ちなど状況に応じて様々なモスラを手札に加えられる点が最大の強み。なお、バトラの壁画が描かれているが、バトラは対象外である。
レベル2効果は常時自分の緑属性のスピリットをBP+2000するというもの。