西暦1954年に初めてその姿を現して以来、幾度となく世界を滅亡の危機に陥れた怪獣の王。その名は──
データ
身長 | 100メートル |
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体重 | 55000トン |
倒した怪獣 | 10体 |
概要
2004年に公開された東宝特撮の集大成『ゴジラFINAL WARS』に登場したゴジラ。
第1作、第24作に続き、1954年に現れた最初の個体とされる、いわば「第三の初代ゴジラ」であり、出現当時から世界を幾度も滅亡の危機に陥れてきた事がナレーションで明かされている。
(オキシジェンデストロイヤーが効かなかったのか、そもそも使われなかったのかは不明。)
その実力は間違いなく東宝怪獣最強クラスであり、敵怪獣の討伐数も歴代最多。
100mの巨躯に見合わないスピーディーかつパワフルな肉弾戦を得意とし、キメ技である放射熱線のバリエーションも実に多種多様。その圧倒的な戦闘力をもって怪獣王の貫禄を多くの視聴者に焼き付けた、まさに王の中の王である。
容姿
吻が長く耳も目立つ独特な顔をしており、角度によってはワニの様にも猫の様にも見える。目元は陰になっているがその下の眼光は鋭く、白目の部分が充血して赤く染まっている。
体型は平成ゴジラより細いが引き締まっており、細マッチョ体型となっている。
戦歴
本編(20XX年)から20年前に南極で地球防衛軍の轟天号と交戦し、大破寸前まで追い詰めるが、突如発生した地震によって発生したクレバスの中に落ちてしまう。その隙に轟天のミサイルで裂け目を塞がれて氷の下に封印された。
以後その地点は「エリアG」と呼ばれ、地球防衛軍の監視下に置かれる事となった。
それから時が流れた20XX年、X星人と彼らの操る怪獣たちに対抗するため、新轟天号により封印が解かれ、その轟天号を追いかける形でX星人の拠点がある日本を目指す。
- まずは轟天を追って南極に飛来したガイガンの首を熱線で爆破
- シドニーでは飛びかかるジラを尻尾の一撃でオペラハウスに叩きつけ、熱線で焼き払って秒殺
- ニューギニアのジャングルではクモンガの糸を引っ掴んでジャイアントスイングで彼方へと投げ飛ばしてKO
- 日本では真鶴にてカマキラス、富士山麓にてラドン・キングシーサー・アンギラスの三体をまとめて叩きのめし、
- エビラ・ヘドラすら為す術なく葬り去る
……と言った具合に、異様なまでの強さをもって次々と立ち塞がる怪獣軍団を撃破していった。
その後、東京都港区周辺で地球に迫り来る隕石を察知し、それをフルパワーのハイパースパイラル熱線で撃ち抜き、東京一面を完全壊滅させる。
隕石の中から現れたモンスターXと、X星人が改修・チューンアップした改造ガイガンのタッグには苦戦するが、モスラの助けもあり、モンスターXと一対一の激戦を繰り広げる。
X星人全滅後にモンスターXが変化したカイザーギドラには手も足も出ず、三つの首で咬みつかれてエネルギーを吸い取られてしまうが、尾上によって轟天からエネルギーを背ビレに受ける形で供与され、奪われた分を補って余りある力を得て逆襲を開始。
体内放射でギドラを突き放すと、首を二つももぎ取って徹底的に甚振った挙句、高空へ投げ飛ばして続け様のバーニングGスパーク熱線にて一閃。成層圏へと押し出した末に爆殺した。
ギドラ撃破後は轟天にも敵意を向けるが、ミニラの制止で攻撃の手を止め、ミニラと共に海へと帰っていった。
余談
『ゴジラVSヘドラ』や『ガイガン来襲』などのゴジラフェス関連の短編映像ではこのゴジラのスーツが使用されている。ただし、『ファイナルウォーズ』と世界観が繋がっているかは不明であり、全く別の世界のよく似た別個体である可能性もある。