概要
本作はミレニアムシリーズ第2作として作成されたゴジラシリーズ20世紀最後の作品。シリアス性よりSF娯楽映画として作成され、ブラックホール砲やタイムスリップしてやってきた古代怪獣のメガギラスなど、随所にSFロマンが感じられる作品になっている。
前作の興行的失敗を受けて、バトル路線へと舵を切ったおかげか、興行収入12億円とまずまずの結果を残している。
なお、本作のゴジラは初代ゴジラと同一個体であり、オキシジェンデストロイヤーで倒されなかったという設定(厳密にはオキシジェンデストロイヤーと製作者である芹沢大助が存在しない世界)になっているが、姿は初代と大きく異なっており、前作「ゴジラ2000ミレニアム」のゴジラと似た姿になっている。
あらすじ
1954年のゴジラ襲撃によって首都は東京から大阪へと移された日本だったが、1966年には原子力発電所がゴジラの襲撃を受けたことから原子力発電を放棄。深刻なエネルギー不足に悩まされている日本で、1996年に新エネルギーとして「プラズマエネルギー」が開発されるがそれもゴジラを引き寄せるエネルギーだった。エネルギーを狙って襲来したゴジラによって目の前で隊長が犠牲になった自衛隊員の辻森桐子はゴジラへの復讐を胸に対ゴジラ特殊部隊Gグラスパーへ参加し、隊長になる。そして2001年、Gクラスパーは「G消滅作戦」の要、対ゴジラ用最終兵器ブラックホール砲「ディメンション・タイド」を完成させ、実験を成功させる。
しかし、ブラックホールの生み出した時空の裂け目は太古の蜻蛉「メガニューラ」を現代に迷い込ませてしまった。メガニューラの卵は東京の地下水脈へたどり着くと増殖を繰り返し、遂にはメガニューラの大群が生まれてしまう。
そしてディメンション・タイドを無人島へ誘導したゴジラへ打ち込もうとしたGクラスパーはゴジラをエネルギー源とみなしたメガニューラの大群の襲撃によって失敗するという事態になり、ゴジラを倒すチャンスを逃してしまう。
しかし、より強大な脅威が東京の地下水の底でひっそりと成長を続け、目覚めようとしていた・・・
表記揺れ
予告編
関連タグ
ゴジラ ゴジラシリーズ メガギラス メガヌロン メガニューラ
ゴジラ2000ミレニアム←ゴジラ×メガギラスG消滅作戦→ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃