吻
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概要
口部に属する漢字。関連タグにあるような「吻合」や「口吻」などの言言葉に使われる。
例えば「吻」を含む四字熟語の一つに『鴟目虎吻』がある。「鴟目(かつら)が虎(こう)にに噛まれる」という意味であり、それが比喩的な表現へと転じて「危険な状況に陥る」ことを表すようになった。
「吻」は日本語の文法上は、普通名詞に属する。なお、語彙を保ったままそれ以上分解することのできない、いわゆる単語でもある。
出典
※人工知能(Microsoft Copilot)が2024年1月21日に生成した解説を参考にしています。
- 「吻」とは? 部首・画数・読み方・意味 - goo漢字辞典
- 漢字「吻」の部首・画数・読み方・筆順・意味など - 漢字辞典オンライン
- 「吻(口へんに物の右側、口勿)」という漢字は何?読み方・意味・言葉・熟語「吻合」「接吻」「口吻」など - カンタの良好な日々
- 「吻」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ - モジナビ
- 「吻」の読み方や意味を解説 - KOTOBA-BOX
概要
一般的には、生物の一種である動物の身体的構造を指す専門用語。
動物の種類によって「吻」がという用語が充てられる部位、そして口や鼻などの構造や機能は異なるが、『顔という部位に存在する、目よりさらに前方へと突出した口まわりの器官』を指すことは共通している。
「口吻」(こうふん)という語が当てられることもある。「吻口」もほぼ同じ意味だが、『吻が発達した口』であることを特に強調したい場合に使われる。
定義は曖昧であるが、接頭辞で吻の長さを表すことがある。「短い」場合は『短吻』(たんふん)と呼び、「長い」場合は『長吻』(ちょうふん)と呼ぶ。通常「吻」という場合は長吻を指し、「動物的な」特徴の部位であると捉えられる場合がしばしば。
英語では『muzzle』と書く。語源はラテン語で突き出た鼻を意味する「musus」から。
「muzzle」を片仮名に音写すると「マズル」。マズルは日本語圏でも頻繫に使われる通称である。pixivのタグとしても「吻」より圧倒的に使用数が多い。
特徴
「吻」カテゴリは文字そのものに着目した事例はきわめて少なく、口の構造について扱う用語として扱われる。
人間以外の獣系統の生き物を扱った、いわゆる「ケモノ」「獣人」「亜人」カテゴリのキャラクターにおいて萌え要素の一つとされ、どれほど獣に近いかどうかを吻の有無や大小、長短などで表す指標として引き合いに出される場合がある。
もっとも、同じ種類でも棲む気候ごとに構造を変化させて適応してきた結果、派生種が多くなったものでは、種類によって吻の構造が大きく異なることがよくあること。したがって、リアリズムな動物顔でも吻が小さいという事は十分あり得る。例えば小型犬でも、チワワやプードルは短吻、ミニチュアピンシャーは長吻とかなり個体差がある。
そしてイラストレーターにとって、真横か真正面の視点で描くならまだしも、微妙な角度が付いた視点で描くとなると中々に描写が難しく、ユーザーの知見、そして手間と技術が試される部位である。