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ビョーゲンズ

びょーげんず

ビョーゲンズとは、アニメ『ヒーリングっど♥プリキュア』に登場する敵対勢力。
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概要

ヒーリングっど♥プリキュア』における敵対勢力。

人間界とは別世界にある「ビョーゲンキングダム」を発祥とする邪悪な病魔の集団で、支配者であるキングビョーゲンの命令の元、地球を病気にして自分達の住み易い環境に変えた上で、地球ごと手に入れる事を目的に活動している。

彼等に襲撃され蝕まれた場所は草木が枯れ、周囲にウイルスを思わせる赤い粒子が漂い、ビョーゲンズ以外の生命体は生きていけない、荒廃した死の世界と化す。

手始めに自分達の邪魔となる、地球を癒やしてきた秘密の世界「ヒーリングガーデン」を襲撃して、ヒーリングアニマルをほぼ壊滅状態に追い込んだ(但し、この戦いでキングビョーゲンもかなりのダメージを受け、当初は喋る以外に不可能な状態に追い込まれた)。

ヒーリングガーデンが機能を停止している間に、地球を蝕もうと人間界に侵略を開始するが、地球とヒーリングアニマルを守ろうとするプリキュア達が、そうはさせじと立ちふさがり、熾烈な戦いが繰り広げられる事になる。

幹部の言語能力や知性は人間に近いが、その生態は地球の生物とは全く異なっており、むしろウイルスに近い。彼らは既存の生物に寄生して宿主の性質をコピーすることで変異増殖していく(ビョーゲンズたちはそれを進化と呼ぶ)。

そのため、作中でも新たな幹部が生まれたり、既存の幹部が進化してパワーアップしていく様子が頻繁に描かれた。

過去シリーズの影響かコミカルな描写も多く、どこか憎めない一面によって誤魔化されているが、その実態は目的の為なら非道な行為も平然と行い生命を理不尽に弄ぶ、産まれながらに地球を蝕む病気の化身である。

構成員は全員他の生命に何の価値も見出しておらず、自然や作物を愛する心を踏みにじったり、身勝手な理由で他者の大切な物を傷つけたり、さらには他の生物を「下等生物」と見下すなど、例外なく他者を蔑み見下している。

それ故に人間や他の生命体とは根本的に相容れない存在として描かれている。

彼らはすこやか市の様な澄んだ空気や綺麗な水、豊かな自然の地を徹底的に忌み嫌うのである。

そして幹部は自由気ままに動き作戦を遂行する個人主義者の集まりで、同胞同士であっても言い争いはもちろんのこと、どちらがより多く地球を蝕めるかで争ったり、時には追い落とそうとする等、協調性は皆無で仲間意識も一切持たず、同胞の消滅にも一切同情しないばかりか罵倒したり見下す等、仲間とも馴れ合わない姿勢が徹底されている(ただ、ダルイゼンは効率を優先するため、バテテモーダが倒された際は貴重な戦力の喪失を惜しんでいた)。

地球への侵攻ははるか昔から繰り返されており、首領のキングビョーゲンはいにしえのプリキュアと戦った末に肉体を失って意識体のような存在となり、本編の第1話時点でも肉体を再生できていない。

構成員

使役する怪物を含め、構成員全員が同じ種族と明言されている珍しい敵勢力である(プリキュアでは敵の黒幕が異なる種族である場合や、幹部が使役する怪物がエネルギー体など別の存在であることが多い)。

支配者

キングビョーゲン / ネオキングビョーゲン(声:郷田ほづみ
キングビョーゲンさま
ビョーゲンズを支配する存在。古のプリキュアとの戦いで肉体を失っている。第42話で手下達を吸収して「ネオキングビョーゲン」へと進化するが、第44話でプリキュアに浄化されて消滅した。


テラビョーゲン

ビョーゲンズにおける幹部的な存在。

いずれもメガビョーゲンの一部(種やメガパーツ)が進化した存在で、それが人間や動物を「宿主」にする形で進化し、その後宿主から分離・独立した病原体のような存在である。

彼らはメガビョーゲンやギガビョーゲンといった怪物を生み出し、使役することができる。

三幹部

いずれも本編開始からキングビョーゲンに仕えている3人のテラビョーゲン。

3人とも元はメガビョーゲンの種で、それが人間を「宿主」にする形で進化した存在。

なお、3人とも誕生したのはここ数年でのことである。

プリキュアが「スペシャルヒーリングっどスタイル」へと進化した第31話以降、三幹部は「メガパーツ」を体内に取り込む形で進化を果たす。

ダルイゼン(声:田村睦心
ダルイゼンくん
気だるげな少年風のテラビョーゲン。花寺のどかを宿主にして誕生した存在。第42話でメガパーツの力で暴走するが、最後はキングビョーゲンに吸収されて消滅した。
シンドイーネ(声:伊藤静
シンドイーネ
妖艶な美女風のテラビョーゲン。キングビョーゲンへの忠誠心は高い。第41話以降、仲間をキングビョーゲンの糧に捧げるが、第43話で浄化され、キュアアースの体内に取り込まれる。
グアイワル / キンググアイワル(声:安元洋貴
グアイワル
筋骨隆々かつ巨漢風のテラビョーゲン。キングビョーゲンへの忠誠心は希薄。第40話で「キンググアイワル」へと進化し下剋上を企むが、第41話でキングビョーゲンに吸収されて消滅した。

新幹部

いずれも本編の途中で誕生した新たなるテラビョーゲン。

三幹部同様、メガビョーゲンの種もしくはメガパーツから進化した存在で、外見や身体能力は「宿主」にしていた動物や人間に擬態した者が多い。

バテテモーダ(声:保志総一朗
バテテモーダ
チャラい獣人男性風のテラビョーゲン。ヌートリアを宿主にして誕生した存在。第12話から登場し、三幹部を出し抜くことを目論む。第20話でキュアアースに浄化されて消滅した。
ネブソック(声:竹内栄治
ネブソック
幼稚な鳥人男性風のテラビョーゲン。雛鳥を宿主にして誕生した存在で、ダルイゼンの弟分。第24話で登場したが、キュアアースに浄化されて消滅した。
ケダリー(声:渡辺明乃
ケダリー
ダルイゼンに酷似した少年風のテラビョーゲン。「メガパーツ」がキュアグレースを宿主にして誕生した存在。第28話で登場したが、プリキュアに浄化されて消滅した。

怪物

メガビョーゲン(声:後藤光祐
メガビョーゲン
ビョーゲンズの幹部が使役する怪物。ナノビョーゲンが自然界や人工物に宿るエレメントさんに憑依することで発生する。メガビョーゲンの欠片で生成された「メガパーツ」を取り込むことで強化することもできる。
ギガビョーゲン(声:後藤光祐)
31 『ビョーゲンズの進化!お手当てはヒーリングっど♥アロー!』
第31話から登場。「メガパーツ」の力で進化を果たしたテラビョーゲンが、人間にナノビョーゲンを埋め込むことで誕生する強力な怪物。キュアアースを圧倒する強大な強さと、広範囲を一瞬で蝕む能力をもつ。


素体

ナノビョーゲン(声:なし)
ナノビョー…………
ビョーゲンズの原始的な姿。極小サイズだが、エレメントさんや人間に寄生することでメガビョーゲンやギガビョーゲンに進化する。テラビョーゲンは自分の体内からナノビョーゲンを生み出す。


行動傾向

ビョーゲンズの作中における基本方針は、キングビョーゲン復活の為に地球を蝕む事とされており、プリキュア討伐は優先順位としては2番目である。

プリキュアに挑む場合でもこちらから探す必要はなく、メガビョーゲンを出現させて誘き出すのがテンプレになっている。

「プリキュアが活動拠点にしている、すこやか市より遠く離れた場所から、侵略を広げる方が効率的なのでは?」と言うツッコミもされがちなのだが、キングビョーゲンはプリキュアに強い危機感を持っており、『プリキュア討伐』もビョーゲンズの重要な使命となっていることは間違いない。

ビョーゲンズの幹部達がすこやか市ばかりを狙うのは、「プリキュアを討伐して功名を得たいから」と言う部分が強いように見える(だが、ダルイゼンに関しては、キュアグレースに興味を惹かれているから、すこやか市を狙っている部分もある感じだが)。

最も「世界征服を狙うような敵が主人公がいる町ばかりを狙う」と言うのは、本作に限らず子供番組特有のご都合主義としてよくある事で、ツッコむだけ野暮なのだろうが。

ビョーゲンズの幹部は一度に1人しか出撃しないが、別にそう決まっているわけではなく、互いに協力するチームワークが皆無なので、1人が出撃しても他のメンバーは気にしてないだけである。

第10〜11話では、幹部3人がそれぞれの個人的思惑で、同時に出撃すると言う偶然が発生し、3箇所で同時にメガビョーゲンが発生。

上記のプリキュアの居ない場所を狙うが半ば現実化した結果となり、プリキュアは最初はバラバラに3箇所に1人ずつ赴いて、メガビョーゲンに対処しようとしたが、やはりそれでは敵わないと言う事で再合流した後、3箇所のメガビョーゲンを順番に浄化する戦略を採る。

しかし、後の方に退治したメガビョーゲンは、完全体に近いレベルまで成長を続けており、なんとか浄化には成功するも、既に蝕まれた大地の生命力は極端に弱まっており、元の自然が戻るには相応に時間が掛かると言う、災禍を残す結果となった。

幹部3人が偶然に同時に出撃して、何の連携も取らずにこれだけの事を成し遂げたのだから、彼らが本当の意味で協力する事があれば、恐ろしい事態になるのは想像に容易いだろう。

メガビョーゲンの種
メガパーツ


十分に育ったメガビョーゲンは、自立歩行の出来る種やメガパーツを生成する事があり、これが他の生物に寄生する事で、新たな幹部(バテテモーダ等)を生み出してしまう。

これで生み出された幹部クラスの知性を持ったビョーゲンズはテラビョーゲンと呼ばれている。

種に寄生された生物は体がほぼ動かなくなるほどの重く苦しい病に侵される(メガパーツを直接埋め込まれても同様の症状が起きる)。

人間が宿主の場合は、現在の人間の医学では種に寄生されている痕跡すら発見することができず、原因不明の病と診断される。

治療法は寄生しているテラビョーゲンを追い出す(あるいは育ったテラビョーゲンが自ら宿主から出ていく)ことであり、テラビョーゲンが出て行った後の宿主は何事もなかったかのように健康体になる。

仮にビョーゲンズの種が更にばら撒かれる事が有れば、人間や他の生物から次々とビョーゲンズを生み出し、プリキュアにとっても地球にとっても更なる脅威となるのは必至である。

更に、第24話にてダルイゼンはメガパーツを有効活用をするべく、プリキュアの初動対応の遅れの狙いも兼ねて敢えてすこやか市以外の場所で新たなビョーゲンズを誕生させており、プリキュア側は幸いにも風鈴アスミの新たに発動したワープで対処しメガパーツを1個失う結果を残したが、これが不特定多数で行われれば対処がより一層困難になるのは想像に難くない。

また、ダルイゼンがキュアグレースを見て「あの古の…?」と呟いた一方、後の回でシンドイーネもキュアフォンテーヌを見て「プリキュアって1人じゃないの!?」、グアイワルも「興味が湧いた」と言う反応を取った辺り、3人ともプリキュアの存在を知らず、これまで会ったことがない様子が窺える。

その為、当初からダルイゼンたち三幹部は少なくとも太古のプリキュアが活躍していた時代より後になって誕生した存在だと予想されており、実際ダルイゼンたちはごく最近進化して生まれた存在だと明らかになった。

ペギタン曰く、テアティーヌがまだ戦線に立っていたころも討ち漏らしたメガビョーゲンはおり、それが先述の自立歩行をできる種をばらまいたためダルイゼンら知性を持ったテラビョーゲンが現れたと推測している。実際、ダルイゼンのケースではメガビョーゲンが生み出した種がある幼い少女の体に入り込み、長い年月をかけてダルイゼンとして育ったことが本人の口から示唆されている。

  • シンドイーネとグアイワルも同様に育ったと思われるが、結局彼らの「宿主」については描写される事は無かった。
  • シンドイーネは41話の回想で「せっかく相性の良い宿主の中で気分良く育ったのに、一体どんなヤツよ? この私を呼びつけたの」と語っている。27話でダルイゼンに語った事からするとこの「宿主」の事ももはや忘れてしまったのだろう。

生態

ビョーゲンズは一般の地球上生物とは全く異なる増え方をする。

まず、ナノビョーゲンが自然界の精霊であるエレメントさんに寄生することでメガビョーゲンに進化する。

そのメガビョーゲンは種を生み、その種が他の生物に寄生してテラビョーゲンを生む。

そのテラビョーゲンはナノビョーゲンを生み出し、メガビョーゲンを作り出す事ができる。

その繰り返しのサイクルで彼らは増殖していくのだ。

ここで重要なのは、彼らは何かに寄生しないと増殖できない存在であることだ(この辺り、細胞を持たず単独では増殖できないので他の生物の細胞の中に侵入し増殖するウイルスと似ている)。

彼らは自分たちだけが住みよい世界を作るために地球のすべてを蝕もうとしている。

そして、「ビョーゲンズによって完全に蝕まれた世界は、ビョーゲンズ以外は生存できない」と第1話の時点で明言されている。

さらに、ビョーゲンズの発生源であるビョーゲンキングダムにプリキュア達が潜入した際、アスミは「エレメントさんの気配がまったく感じられない」と動揺していた(第39話)。

これらの事実から、ビョーゲンキングダムではビョーゲンズが増殖不可能な状態に陥っているということが薄々ながら窺える(ただし、この点については作中では最後まで直接的な指摘はなかったことも付記しておく)。

彼らは個体数を増やし繁栄したいならば、地球を侵略せざるを得ないのである。

だが、その地球もビョーゲンキングダムと同じようにすべてを蝕もうとしている。これでは同じことの繰り返しだ。

彼らは、自身の生存に必要な環境を、自らの手で破壊し尽くそうとしているのだ。

そして彼らは地球を蝕みきったなら、また別の世界を狙うのであろう(彼らに地球外や異世界に進出する術があるのかは不明だが)。

このようなビョーゲンズのあり方は人間たちとは相容れないものだ。

一見すると愚かなことをしているように見えるが、首領のキングビョーゲンの考えを理解すれば納得いくところも見えてくる。

キングビョーゲンは「種の進化とは数を増やすことではなく、強力な一つの個体を作り出すことだ」と考えており、同族を吸収してパワーアップできる自身こそが究極の個体となるのにふさわしいと自負している。

つまりは、キングビョーゲンにとってビョーゲンズの増殖とは、自分自身を強化させるエサを育てることに過ぎない。

キングビョーゲンが掲げている「地球をビョーゲンズの同族たちが暮らせる世界にする」という侵略目的もただの方便に過ぎず、キングビョーゲンは同族の繁栄に興味がないのだ。

もちろん、他のビョーゲンズ(特にダルイゼン)はこのことは知るよしもなかった。

戦いの結末

人類と決して相容れない「病気の化身」

上述した通り、人間を含めた他の生物とは相容れない存在であるが故に、過去のプリキュアの敵対者達とは異なり、最終的に全ての構成員が浄化・消滅する末路を辿っている

また、『フレッシュプリキュア!』以降ほぼ恒例化していた三幹部が全滅したのも今作がプリキュア史上初となる。

構成員が全員消滅した組織・勢力はドツクゾーンエターナル砂漠の使徒終わりなき混沌に続く五例目である。

しかし、ドツクゾーンは洋館の少年が最終決戦後に転生体として復活し、エターナルは運び屋として働かされていたシロップや一時加入していた外様のブンビーが生き残り、砂漠の使徒は劇場版に登場したサラマンダー男爵が生存改心の結末を迎え、終わりなき混沌はオルーバに手駒として利用されていた闇の魔法つかい一派とチクルン、そしてサラマンダー男爵と同じく、劇場版に登場したダークマターが生存している為、どの組織も全体で見れば生き残りがいる状態であり、外部からの関係者や非戦闘員も含めた構成員が一人残らず全滅したのはビョーゲンズが史上初である。


さらに、気持ちを通い合わせることすら無かったのもシリーズ初(最終的に前者は消滅、後者は封印されてしまったものの、ドツクゾーンではキリヤが、ナイトメアではデスパライアがプリキュア達と解り合えているため)で、ここまで徹頭徹尾「倒すべき絶対悪」であり続けた敵組織は極めて異例と言っていいだろう。

各々の項目にある通り、テラビョーゲン三幹部の最期は単に敗れ去るのでは無く、当人達にとって最も皮肉で残酷な形になっており、悪役の因果応報自業自得の結末を明確に描写している。

  • キングビョーゲンに吸収され彼の糧となる事を拒み、かつての宿主である花寺のどか/キュアグレースに助けを求めたダルイゼンは、自分はもう二度とビョーゲンズを受け入れ病気になりたくはないというキュアグレースの意思の前に拒絶され、浄化しきれず人間態に戻った所をキングビョーゲンに吸収される展開となった。だが、この展開は大きな賛否を呼び、最終回で人間という種を批判し浄化される事を望んでいるサルローが現れた事により、キュアグレースがダルイゼンを見捨てたことの意味に更なる一考を投げかけている。

  • 下克上を狙ったキンググアイワルは逆にキングビョーゲン(とシンドイーネ)の策により返り討ちにされる形で吸収され、主君に忠実にグアイワルとダルイゼンをキングビョーゲンの糧に売り渡したシンドイーネは、彼女だけ望み通りキングビョーゲンの糧となること無く、浄化されナノシンドイーネとなりキュアアースがネオキングビョーゲンのバリアを突破するためにプリキュアたちに利用されるという皮肉な末路を迎えた。

  • バテテモーダは強敵枠として登場した後に20話でキュアアースに(彼女の強さを強調するかませ犬的に)浄化された。オフィシャルコンプリートブックの池田洋子氏のインタビューによると「宿主にされたヌートリアはエネルギーを吸い取られているけれど解放されて生きています。」との事。

  • ネブソックケダリーに至っては本能的に地球を踏み病気にする危険な存在であるとして「今週の怪人」枠として普通に倒されている。

こうなったのは、ビョーゲンズが病気の擬人化といえる存在として描かれたことが大きいものと見られる。病気とは本来克服すべきものであり、治しきれないがゆえに仕方なく共存することはあっても、初めから共存や尊重を目指すべき対象では断じてない、ということなのだ。

ただ、全員消滅したのはあくまですこやか市周辺で活動していた幹部格であって、少なくとも自然発生する野生のビョーゲンズは最終回後も存在している。

なお最終回のエンドカードで、歴代のテラビョーゲンに似たナノビョーゲンがファンサービス的に描かれていたが、シリーズ構成の香村純子の見解に従うならば、この首領及び幹部似のナノビョーゲンには「ナノシンドイーネ」と同じく各当人の自我はないものと思われる。

ビョーゲンズ
もう出ない気がするので



ビョーゲンズとヒーリングアニマルとの戦いの歴史

結局彼らビョーゲンズはビョーゲンキングダムから来たとしか作中では描かれておらず、彼らがいつから地球の生態系を狙っていたのかは不明である。

しかし、作中の描写からビョーゲンズとヒーリングアニマルの戦いの歴史は少なくとも人類の文明史のあけぼのの頃まで遡る事になる。

以下は作中描写と公式インタビューから明かされているビョーゲンズとヒーリングアニマルとの戦いの歴史について記述する(プリキュアの歴史も参照)。

太古の戦い

かつて太古のプリキュアである「フウ」という少女が変身したプリキュアが、最初に生まれたヒーリングアニマルである幼きテアティーヌと共にキングビョーゲンと戦っていた時期は、当時の風景として水田や竪穴式住居が描かれていた事から弥生時代ごろのイメージと思われる。

今週のヒープリらくがき


太古の戦いでプリキュアとテアティーヌは勝利し、キングビョーゲンは力を失い意識だけの存在になった。戦いの舞台になった場所は後のすこやか市となった。

キングビョーゲンについて

2021年アニメージュ3月号のインタビューによると、キングビョーゲンは「テアティーヌと直接戦った相手」として「四つ足の獣っぽい姿」としてデザインされ、キャラクターデザインの山岡直子氏が「当初はもう少し犬っぽい雰囲気がありましたが、より『犬ではない雰囲気に』ということで、マズル(犬の口から鼻先までの部分)を変えて、一見何の動物か分からない感じの、ちょっとドラゴンっぽい方向にしてみました。」との事。

シリーズディレクターの池田洋子氏が、「今は存在しない、太古の動物みたいなね。」と答えている。

結局、キングビョーゲンの宿主については存在すら明かされず、かつてヒーリングアニマルの始祖であるテアティーヌと戦ったキングビョーゲンが他のテラビョーゲン達と同様地球の生命を宿主に生まれたのか、それとも異世界に住む生命を宿主にして成長し、そこを支配してビョーゲンキングダムを作ったのかは、作中でもインタビューでも明かされておらず不明である。

ビョーゲンズとの戦いが終わり...

最終決戦(第44話)でのプリキュア側の勝利により、キングビョーゲン一派は残党一人残さず壊滅した。

だが、それでビョーゲンズという種そのものが滅びたわけではなく、地球上にはまだまだナノビョーゲンが無数に漂っている。最終回(第45話)ではそれらから「野生のメガビョーゲン」が自然発生することが描かれた。

ヒーリングアニマル達の地球を守るための戦いはまだまだ続くのである。 

ラビリンたちはのどかたちをもう戦いに巻き込みたくないとは思っているが、ビョーゲンズへの対処がヒーリングアニマルたちだけでは手に負えなくなったら、またプリキュアの力を借りなくてはならない時がくる可能性もある。

だが、ヒーリングアニマル達がプリキュアの力を借りようと考えてるなら、まだ救いはある。

最終回ではもっと恐ろしい可能性が示唆されている。
それは、ヒーリングアニマルが人間を地球の敵とみなして浄化するという未来だ。

最終回のエピソードではサルローという人間という種に批判的なヒーリングアニマルが登場しており、彼の口から、ヒーリングアニマルは地球の味方であり、決して人間の味方ではないと言う冷徹な現実が語られている。

「人間など、もはやビョーゲンズと変わらん。自然を破壊し、動物の命を奪う。ある程度は生きるために必要なことだ。それが人間ってものの進化でもあるのだろう。だが、限度ってものがある。ビョーゲンズだって、進化の果てがキングビョーゲンだ。俺に言わせれば、ヒーリングアニマルは人間だって浄化していくべきなんだ。この星のためにな……」

この発言を素直に受け止める視聴者も居れば、ヒーリングアニマルの都合でのどか達プリキュアを危険な戦いに巻き込んでおいて一方的に「人間の罪」を糾弾するサルローの姿に違和感や反発を感じる視聴者もいる。

自分達の便利で快適な暮らしを追求する過程で自然を壊し、歴史上多くの生物を絶滅させてきた人類は、地球視点でみれば本質的にはビョーゲンズと大差無い。

もちろんプリキュアのパートナーとして共に戦い続けたラビリンたちは人間という種族に信頼をおいているが、テアティーヌは最終回で「いざとなれば、私にも人間を浄化する覚悟はあります」と言い切った。

ヒーリングアニマルはこれからも地球上に残されたビョーゲンズを浄化していくのだと思われるが、ビョーゲンズという絶対的な敵がいるからこそヒーリングアニマルは人間を浄化するのを優先順位が低いとあとまわしにしているに過ぎないのではないか。

もしもビョーゲンズを全て浄化してしまったら、その時もはや地球上に残る害毒は人間だけであると、その牙を人間に向けるヒーリングアニマルが現れる可能性もある。

そうならない為、最終回でのどか、ちゆ、ひなたはこれからも自分なりの「お手当て」を頑張ることを誓い合う。

そして、地球の精霊であるアスミは未来も人間の味方であるとは限らない。

しかしヒーリングガーデンに野生のナノビョーゲンを持ち込んだ責任を取るため戦ったキュアグレース達を見て人間への見方を改めるサルローにアスミは語りかけた。

「サルローさん、わたくし達も一緒に考えてみませんか」と。

公式インタビューより

アニメージュ8月号での43回アニメグランプリ作品部門1位の特別インタビュー内では、池田洋子氏は「ビョーゲンズが消滅したからといって、すべて終わってせいせいしたなんて、のどかは思っていません。キングビョーゲンを滅ぼしたこともダルイゼンを見捨てたことも、自分の責任と受け止めていると思います。ダルイゼンを助けたい気持ちはあった。だから苦しんだんです。最終的に彼を突き放したという事実は、のどかがこの先も抱えていくものだと思います」と答えている。

おいでませ
せーのでハイタッチ♪



余談

モチーフ

組織名の由来は、病気を引き起こす微生物などを指すと言われる病原体からきていると思われる(但し構成員の名前はウィルスや症状とかからではなく「ダルい」、「しんどい」、「具合が悪い」等といった症状としては曖昧な状態を語録合わせしたものがほとんどである)。

視聴者の反応

キングビョーゲンに追われてかつての宿主であるキュアグレースに「お前の体の中にかくまってくれ」と助けを求めたダルイゼンを、グレースが「自分自身がすこやかに生きるため」と見捨てて突き放した第42話の展開は賛否を含め、大きな話題を生んだ。

称賛側からは今まで病気(ダルイゼン)から酷い扱いをされてきたのどかが、そのダルイゼンをきっぱりと拒絶し浄化する意思を示した描写に評価する意見がある一方、批判側からは身勝手ながらも助けを求めた相手(ダルイゼン)を見捨てたのどかに対して拒否反応を示す意見も出た。

ダルのど
ヒープリ42話



奇しくも、現実世界ではコロナ禍による放送中断もあり、『ヒーリングっど♥プリキュア』は「地球を蝕む病魔」と戦いながらの製作となった。

関連タグ

ヒーリングっど♥プリキュア プリキュアの敵一覧
病原体 病原菌 悪玉菌 ウイルス 

プリキュア関連

  • ダークフォール… 地球の精霊から怪物を生み出すプリキュアの敵勢力繋がり。
  • ジコチュー… 幹部の外見が比較的人間に近く、身体に悪魔のようなパーツが生えている敵勢力繋がり。また、支配者の名前に「キング」が付いている、怪物の名前に勢力名が含まれている、三幹部が3人共、最後の最後まで改心する事が無かった等と言った点が共通している。彼らはその名の通りある意味ビョーゲンズ以上に自己中心主義者の集まりであり、組織としてはまったく成り立っていないうえに不死・不滅の存在である
  • ディスダーク… 絶対悪として描かれている敵繋がり。こちらの三幹部は当初ビョーゲンズのように全員消滅する展開が想定されていたが、スタッフの方針転換により結局3人とも生き残った。
  • 破壊の魔女あとまわしの魔女の本来の姿であり、産まれながらに地球を蝕み病気にする本能を持つビョーゲンズ(病気の化身)と同様、産まれながらにこの世を滅ぼすよう生を受けた、人間や人魚たちとは相容れず理解もできない破壊の化身(自然災害の化身)であり、産まれながらの絶対悪である……はずだった。


ニチアサ関連


その他


プリキュア歴代敵組織

ノットレイダービョーゲンズあとまわしの魔女たち

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