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目次
ページ先頭
  • 1 概要
  • 2 プリキュアシリーズの三幹部の歴史
  • 3 プリキュアシリーズにおける敵組織の三幹部一覧
  • 3.1 『フレッシュプリキュア!』の三幹部
  • 3.2 『ハートキャッチプリキュア!』の三幹部
  • 3.3 『スイートプリキュア♪』の三幹部
  • 3.4 『スマイルプリキュア!』の三幹部
  • 3.5 『ドキドキ!プリキュア』の三幹部
  • 3.6 『ハピネスチャージプリキュア!』の三幹部
  • 3.7 『Go!プリンセスプリキュア』の三幹部
  • 3.8 『スター☆トゥインクルプリキュア』の三幹部
  • 3.9 『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の三幹部
  • 4 その他の「3人組の幹部」
  • 4.1 第1作『ふたりはプリキュア』のドツクゾーンの3人の闇の戦士
  • 4.2 第2作『ふたりはプリキュアMaxHeart』のドツクゾーンの闇のファイター
  • 4.3 映画『Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』のムシバーンの配下
  • 4.4 映画『スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪』のメイジャー3
  • 4.5 映画『ドキドキ!プリキュアマナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』のマシューの配下
  • 4.6 第13作『魔法つかいプリキュア!』の闇の魔法つかいの手下達
  • 4.7 第15作『HUGっと!プリキュア』のクライアス社のジェネラルマネージャーとその従者
  • 4.8 第17作『ヒーリングっど♥プリキュア』のビョーゲンズのテラビョーゲン
  • 4.9 第19作『デリシャスパーティ♡プリキュア』のブンドル団の団員達
  • 4.10 第20作『ひろがるスカイ!プリキュア』のアンダーグ帝国の刺客達
  • 5 関連タグ
  • 概要

    プリキュアシリーズでは、敵組織の幹部3人が毎話交代で出撃しプリキュアと戦うという流れで物語が進んでいく構成が、2009年の『フレッシュ』以降敵幹部の要素として多くの作品で採用されている。

    その3人の幹部たちの物語上の立ち位置は作品に関わらずだいたい共通している。三幹部たちはプリキュアたちの一年を通じたライバルでありながら、どこか憎めないコミカルなキャラクターとして描かれるのである。ぶっちゃけて言えばいわゆる「三悪」のポジション

    また、彼らは「プリキュアは敵を消し去るだけの存在ではない」ことを示す役割も持っており、最終回後もなんらかの形で生き残るのが基本である。

    なお、三幹部が毎話交代して出撃するという作品であっても、敵幹部が3人しか登場しないわけではない。どれだけ幹部がいても、そのうちの3人が1セットのチームのように扱われているということである。

    三幹部として扱われるキャラクターはデザインも子供達が親しみやすいように人外的な要素があまり持ち込まれないことが多く、元から人間というケースも多い。

    一方三幹部たちに命令を下す上級幹部の多くは憎々しい邪悪な敵として描かれ、こちらは人外的特徴が際立つ醜悪な外見をしていたり、不気味さが出やすいように仮面を被っていたりと、子供が感情移入しにくいような見た目にされることが多い。

    作品によっては三幹部に固有チーム名称のようなものが設定されていることもあるが、本編内においてチーム名で呼ばれることは滅多にない。

    プリキュアシリーズの三幹部の歴史

    プリキュアシリーズで「3人組のコミカルな幹部」が誕生したのは第6作『フレッシュプリキュア!』。

    それ以前のシリーズでは幹部たちは「3人組」という形でひとくくりされることはなかった。また、幹部たちが交代に出撃するのではなく「特定の一人が連続して出撃し、敗北すると次の担当に変わる」というような出撃の仕方が基本であった。交代出撃形式を取る敵組織も存在したが、敗北退場そのものは存在している。

    『フレッシュ』でプリキュアシリーズのプロデューサーが鷲尾天から梅澤淳稔に交代したが、三幹部制度はこの梅澤Pが強くこだわっていたもので、彼が担当した4作品でずっと三幹部制度が継続することになった。(『フレッシュ』『ハートキャッチ』『スイート』『スマイル』)

    梅澤Pはプリキュアと戦う敵を「闇から生まれた化身」のような概念的な絶対悪としてきたそれまでのプリキュアシリーズに疑問を持っており、敵キャラクターもプリキュアと同じく感情を持った人間なのだということに強くこだわった。

    相手が同じ人間ならば力で排除するのではなくわかりあうべきだとして、そのテーマを作中で表現するために「プリキュアと一年間ライバルとして戦いながら、彼らの人間的魅力を視聴者にも伝えて、最後にはプリキュアとわかりあうことができる敵キャラクターたち」をすべての担当作品に盛り込んだのである。それがここで言われるところの三幹部制度である。

    ただ、梅澤P担当作品でも、三幹部以外の幹部やボス格は「人間ではない悪の化身」のようなことがあり、そういう敵は敗北して消滅することもある。

    その梅澤Pが2012年の『スマイルプリキュア!』をもってプリキュアシリーズから離れることになり、それを境に柴田P体制の下では敵幹部の人数を「おなじみの3人」に限定せずに追加及び期間限定の幹部も登場する様になり、その柴田Pが去った後は非三幹部の3人組の幹部形式(2016年、18年、20年、22年、23年)が数多く採用され、本来の三幹部(2019年、21年)や敵幹部の登場が遅すぎてそのどちらも登場しない(2017年、24年)のパターンがかなり少なめになっている。

    その一方でたとえ「おなじみの3人」が最後までプリキュアと戦うという展開であっても「3人一緒に和解する」とは限らず、「和解する気はないが、戦う力や戦意が失われたため、いずこかへ去っていく」、「正体が闇から生まれた存在」という新しいパターンが柴田P時代の『ドキプリ』と『ゴープリ』にて採用されている。

    なお、梅澤Pがプリキュアから離れた現在、1年間メインで活動する敵幹部の人数を「おなじみの3人」に限定し、最終的には「プリキュアと和解する」、「闇から生まれた存在ではない」という要素を継承しているのは『ハピネスチャージプリキュア!』に登場する幻影帝国、『スター☆トゥインクルプリキュア』に登場するノットレイダー、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』に登場するあとまわしの魔女たちの3つである。

    プリキュアシリーズにおける敵組織の三幹部一覧

    登場作品登場する3幹部の名前所属組織チーム名元ネタ備考
    フレッシュプリキュア!イースウエスターサウラーラビリンス特に無し方角(東西南北)パラレルワールドの人間達。のちにイースはプリキュアとして転生し離脱。他にもノーザという最高幹部やメビウスの側近を務めるクラインがいる
    ハートキャッチプリキュア!サソリーナクモジャキーコブラージャ砂漠の使徒特に無し砂漠に生息する有毒生物元の人間から奪ったこころの花から生み出された存在。他にもサバーク博士の側近を務めるダークプリキュアがいる
    スイートプリキュア♪バスドラバリトンファルセットマイナーランドトリオ・ザ・マイナー男声元々はメイジャーランドを守護していた三銃士。他にもセイレーンというリーダーや1話限定で登場したゴーレムというノイズの直属の部下がいる。尚、フレッシュ以降では男のみで構成される初のチームであり、本作で初めてチーム名が明確になる
    スマイルプリキュア!ウルフルンアカオーニマジョリーナバッドエンド王国特に無し絵本の悪役正体はメルヘンランドに住んでいた妖精達。他に比べ人間離れしたデザインが特徴。他にもピエーロ>の側近を務めるジョーカーや1話限定で登場したバッドエンドプリキュアという5人の闇のプリキュアがいる
    ドキドキ!プリキュアイーラマーモベールジコチュージコチュートリオ七つの大罪いずれもジャネジーという闇のエネルギーで構成された存在。他にもキングジコチューの娘であるレジーナリーヴァグーラという新幹部がいる。なおゴーマルストという幹部もいるが、彼らは回想シーンで一瞬しか登場しない。尚、フレッシュ以降では初の正体が闇から生まれた存在。
    ハピネスチャージプリキュア!ナマケルダホッシーワオレスキー幻影帝国オレスキートリオキリギリスマリー・アントワネットランバ・ラル三人とも洗脳された一般人。他にもプリキュアハンターの異名を持つファントムや1話・2話限定で登場したマダムモメールという外国の幹部やキュアテンダーダーク誠司という洗脳された戦士がいる
    Go!プリンセスプリキュアクローズシャットロックディスダークディスダーク三銃士「閉鎖」を意味する英単語ディスピアの魂から生み出された存在。初めてメンバーのうち二人が途中退場する。他にもディスピアの娘であるトワイライトストップとフリーズという新幹部がいる
    スター☆トゥインクルプリキュアカッパードテンジョウアイワーンノットレイダー特に無し日本の妖怪いずれも宇宙から見捨てられた難民。メンバーのうちアイワーンが途中で独立する。他にもアイワーン専属で仕えているバケニャーンという幹部格がいる。なおフレッシュ以降では男1人女2人で構成される初のチームである。
    トロピカル〜ジュ!プリキュアチョンギーレヌメリーエルダあとまわしの魔女たち特に無し海生生物人魚や海の妖精以外の海底種族。これは執事のバトラーも同様。

    『フレッシュプリキュア!』の三幹部

    ラビリンスの総統・メビウスに仕えるイースウエスターサウラーの3人で構成された幹部。

    最初の頃はメビウスの命でインフィニティを出現させるべく、ナケワメーケを生成し「不幸のゲージ」を早く貯める目的の為だけに動いていた。しかし彼に支配されているラビリンスには無い「自由」という概念に触れた影響で、話が進むにつれ各キャラの性格が変化していく様子が描かれていくのがこの幹部の大きな特徴。多くのシリーズ初となる要素が話題を呼んだ。

    特に変化が顕著だったのがイースで、彼女はあまりに変わりすぎたためラビリンスから危険視され第23話で粛清による死を迎える。しかしその直後にシフォンがアカルンを召喚しイースは第4のプリキュア・キュアパッションへと転生しそのままラビリンスから離脱。そのため暫くの間はウエスターとサウラーの二人で活動していた。

    36話から新たにノーザが加わっているが、彼女はラビリンスの最高幹部でウエスター達より立場は上。ノーザが自分のことを「ノーザさん」と呼ぶよう二人に強要している事からも解るように、二人は彼女の指揮下という立場で行動する事となる。

    その後45話でインフィニティを入手し、47話以降はラビリンスに潜入していたプリキュア4人を迎え撃つためウエスターはキュアパッション、サウラーはキュアベリーと対戦する。しかしメビウスにとって2人は最早捨て駒に過ぎず、そのことを知ったウエスターとサウラーは今までの事も重なり改心。その直後デリートホールに吸い込まれるも、シフォンの力で助け出された後プリキュアへそのまま加勢する。クラインと融合したノーザはプリキュアに倒され元の球根に戻り、クラインも元のトカゲに戻る。その後メビウス打倒に一役買い、事件解決後はラビリンスの復興を決意したかつてのイース・東せつなとともに同国に帰還した。

    『ハートキャッチプリキュア!』の三幹部

    砂漠の使徒の王・デューンと総帥兼総指揮官・サバーク博士に仕えるサソリーナクモジャキーコブラージャの3人で構成された幹部。

    非常にマイペースな連中で、普段は自分の好きなように過ごしている。出向いた先でこころの花が弱っている人間を見つけては考えなしにその人物から花を奪い取り、シリーズ恒例の怪物ポジションデザトリアンを作るという場当たり的なことを繰り返していた(デザトリアンは作られると素体の人間のこころの花が徐々に枯れていくシステムであり、プリキュアに浄化される前に枯らせ切れば本作の女王様ポジションと言えるこころの大樹にダメージを与える事ができるので全くの無関係という訳ではない)。

    そのため自分からデザトリアンの候補者を探そうとしたことは殆どないが、そんなやり方でも人間たちを苦しめる大きな脅威として描かれていたので実力自体はかなりのもの。上級幹部ポジションのダークプリキュアは他作品と異なり3人を指揮下に置く事はせず、別行動を取っている。

    3人とも終盤でプリキュアに敗れて浄化され(サソリーナは40話、クモジャキーとコブラージャは46話)、その正体がデザトリアン同様生きている人間から奪ったこころの花から生まれたものであったことが判明した(3人の花は枯れ切っていた)。

    浄化された後3つのこころの花はそれぞれ持ち主の元へと戻り、持ち主はこころの花が咲いた状態で昏睡状態から回復し前向きとなった状態で元の生活へ戻っている。

    『スイートプリキュア♪』の三幹部

    マイナーランドの国王・メフィストに仕える「トリオ・ザ・マイナー」のバスドラバリトンファルセットの3人で構成された幹部。

    当初は同国の歌姫・セイレーン配下のバックコーラス的存在として行動し、個性も薄くモブキャラ同然であった。従って、3人バラバラに行動することが少ない唯一の三幹部である。

    だが話数が進むにつれ、セイレーンの横柄な態度や次第に起こる心の揺れが気に食わなかったのか彼らは次第に反抗的になっていく。一時は突如現れたキュアミューズの正体がプリキュアに覚醒したセイレーンだと疑い(セイレーンが変化能力を持っている事に加えセイレーンと黒ミューズの姿が似ており、当初ミューズはプリキュア達と同年代の中学生辺りだと思われていた事から)、同時にそれぞれの個性が強調されるようになっていった。

    この件は単なる疑惑だったのだが、第21話でハミィの思いを受けたセイレーンが本当にプリキュアに覚醒しキュアビートになったことでマイナーランドから完全に離脱。これによりトリオは自動的にメイン幹部となり、以前の扱いが考えられない程までに存在感が増すようになる。

    セイレーンが離脱してしばらくの間はバスドラがリーダーとして威張りちらすようになり(ネガトーン召喚もほとんどバスドラが担当)、バリトンやファルセットはそれに渋々従りつつも新たな力を手に入れる。

    第36話でマイナーランドの支配者であったメフィストキュアミューズにより浄化されると、豹変したファルセットがマイナーランドの実権を握り続く第37話でバスドラとバリトンを半魚人のような姿に変えて2人を配下にしてしまう。ネガトーン召喚もファルセットが担当するようになった。

    しかし3人は元々メイジャーランドの三銃士であり、メフィストが彼らを悪に染めてしまったことが第43話で彼の口から明らかにされた。そしてメフィストがバスドラとバリトンから悪の力を吸収して元に戻し、2人はマイナーランドから離脱。しかし不幸のメロディは完成してしまい黒幕・ノイズが復活してしまう。

    残ったファルセットはノイズとともに人間界から音をなくすことに成功するが、過剰なまでの忠誠心が仇となりノイズに吸収されてしまった。その上ファルセットのことを抗議しようとしたバリトンたちもノイズに吸収されてしまう。

    しかし最後まで戦おうとするハミィやプリキュア達によってノイズは浄化され、体内にいた3人は人間界やメイジャーランドの者達同様三銃士姿で石になりハミィも眠りに陥ってしまう。

    響たちの努力で目覚めたハミィが幸福のメロディを歌う事により、ノイズによって石化していたメイジャーランドおよび人間界が元に戻るとファルセットを含めた3人も三銃士の姿で解放され元に戻った。その後はメイジャーランドでの生活に戻った様子。

    『スマイルプリキュア!』の三幹部

    バッドエンド王国の悪の皇帝・ピエーロに仕えるウルフルンアカオーニマジョリーナの3人で構成された幹部。

    登場当初はいかにもな悪辣さでプリキュアを苦しめ、仲間同士でも仲が悪くいがみ合ったりする"まともな"悪役ぶりを見せていた。しかしその時点で三人ともどこかしら抜けていて憎めない面があり、後に登場したピエーロの側近・ジョーカーが邪悪な役どころを一手に引き受けるようになってからはコミカルな描写が格段に増え彼らの人気が上昇してゆく。

    要所要所でシリアスな死闘は演じたものの、夏休みにゲームフィールドで戦ったりロボットバトルを繰り広げたり擬人化したり挙句の果てには幼児化したり…と、後半はコメディタッチの戦いが多くなり小さなお友達大きなお友達も両方喜ばせる事になった。

    だが45話でジョーカーに追い込まれて後がなくなり、死に物狂いでプリキュアと戦うことになる。その戦いの最中、彼らの過去が判明する。この三幹部は実はメルヘンランドに住み、ロイヤルクイーンが消滅する以前からジョーカーによって行方不明となっていた悪役担当の妖精だった。

    3人はその真実と孤独な心を知ったキュアハッピーの慈愛の心から放たれる技に包まれ、元の姿であるメルヘンランドの妖精ウルルンオニニンマジョリンの姿に戻る。全てが終わった後はキャンディポップと共にメルヘンランドに帰郷した。

    なお、回数は少ないものの次回予告の掛け合いで登場した三幹部は彼らが唯一。

    『ドキドキ!プリキュア』の三幹部

    ジコチューの王・キングジコチューに仕える「ジコチュートリオ」のイーラマーモベールの3人で構成された幹部。なお後述にあるように、話が進むにつれて新敵幹部が複数登場する等、厳密に言えば三幹部が1年間メインで活動するという訳ではない。

    一万年の眠りについていたジコチュー軍団の一部で、目覚めてすぐ他の幹部と共にトランプ王国のプリキュア騎士団を滅ぼしたという実力の持ち主。キングジコチューを復活させるべく「ジコチュー発生により生成されるジャネジーを溜める事」と、「封印道具となった光の槍の封印を解くため人間界に逃亡したと見られたマリー・アンジュ王女を捕える」という二つの目的のため地球に転移してくる。

    第1話ではトランプ王国最後のプリキュアであるキュアソードを追い詰めるなどかなりの強敵として演出されたが、3人の地球人の少女が新世代のプリキュア(キュアハートキュアダイヤモンドキュアロゼッタ)に覚醒してからは次第に不利になっていく。

    その連敗の責を問われる形で、12話からはキングジコチューの娘であるレジーナの配下にされ彼女にコキ使われる悲惨な状況に。

    ところがそのレジーナが第5のプリキュア・キュアエースに敗北し長期休養に入ることに。これでようやく地位復権かと思いきや、今度は新たな幹部リーヴァグーラが人間界侵攻の責任者に任命される。この二人はレジーナとは違ってトリオを部下にはせず「用無し」として放逐。以後の3人は根無し草になってしまい、出番がない回もあるくらいだった。

    しかし31話でベールが下克上を成功させ、リーヴァとグーラのジャネジーを奪い取って作り出した「ブラッドリング」でトリオは飛躍的にパワーアップ。ジコチュートリオはプリキュアたちの強力なライバルとして初登場時の頃の輝きを取り戻した。

    だが38話でブラッドリングが消滅し再びパワーダウン。さらにはついに復活したレジーナにより再び彼女の配下にされてしまう。

    ブラッドリング込みでプリキュアと互角だったため、これ以降はプリキュア達との力の差が空きすぎてまともに戦うこともできず雑用係のようなことばかりされるように。レジーナがミラクルドラゴングレイブの封印を解き使うようになったことでパワーアップし、更にジコチュー召喚も彼女が担当したので前回レジーナの配下にされていたときより酷い扱いとなる。

    だがそのレジーナこそが自分たちが探していたマリー・アンジュ王女の分身の一つであり、最後は改心したレジーナにより光の槍が本来の力を取り戻し、キングジコチューはプリキュアの活躍で本来の姿の国王に戻る。

    それでもベールはジコチューの頂点に立つ野心を捨てきれず、48話でキングジコチューを操っていた「核」であるジャネジーの塊を飲み込み二代目キングジコチューに成り代わろうとする。

    しかしその「核」に宿っていた邪悪な意志に逆に取り込まれてしまい、ベールを器とすることで真の黒幕であるプロトジコチューが復活した。イーラとマーモはこの時点で戦いに巻き込まれるのを恐れ戦線を離脱。

    最終決戦でプロトジコチューはパルテノンモードにパワーアップしたキュアハートにより浄化され消滅し、ジコチュー軍団との長い戦いは終結を迎えた。

    しかしプロトジコチューと同化していたベールはほとんどの力を失い小さなネズミの姿になりながらもしぶとく生き残っており、自我も取り戻していた。安全な場所に隠れていたイーラとマーモも生き残り、三人は再び1万年の眠りにつくために何処かへと去った。去り際でベールは「1万年もあれば元の力を取り戻せる」と反省の様子は全然見せておらず、他の二人も呆れながらもベールと意思を同じにしていた。

    このようにとにかく組織内での地位の浮き沈みが激しかったのが彼らの特徴である。また、敵方のラスボスが打倒されてもなお改心することなく生き残った三幹部はプリキュアシリーズでは彼らジコチュートリオが初めて(六花と深く関わったイーラが改心すればよかったのにと思う視聴者もいるだろうが)。ただ、「どんな時代でも人間に愛ある限り新たなプリキュアが現れる」という予兆のようなものを残して終わっているためバッドエンドというわけではない。

    『ハピネスチャージプリキュア!』の三幹部

    幻影帝国の女王・クイーンミラージュに仕えるナマケルダホッシーワオレスキーの3人で構成された幹部。なお、時折本編に出てくる「オレスキートリオ」という名称はオレスキーが勝手に命名した非公式なものである。

    本作のプリキュアチームであるハピネスチャージプリキュアは日本のぴかりが丘を守るチームであり、最初はぴかりが丘の攻略担当であるナマケルダ一人がライバルであった。しかし別地域担当だったホッシーワとオレスキーの2人がぴかりが丘に転属してきていつもの三幹部体制となる。多少の言い争い等はあっても案外一緒にいたりするような関係で、なんだかんだで仲は良い。

    幻影帝国の幹部たちの使命はプリキュア打倒ではなく、担当地域の環境をサイアークを生み出す事で汚染し「不幸のエリア」に作り変えるというもの。三幹部たちはその任務についてはかなりの実績を出していた。だがプリキュアたちとの戦いではほとんど連敗続きの上、29話でシャイニングメイクドレッサーを入手され更に続く30話で編み出された「プリキュア・ハピネスビッグバーン」でサイアークが浄化されるたびに、技の効能で召喚者である三幹部自身も悪の心が次第に薄れていくようになる。

    そして40話でクイーンミラージュから最後通達を受け出撃、3人同時に数十体ものサイアークを召喚しハピネスチャージプリキュアに挑むものの敗退。さらに42話で幻影帝国に逆侵攻したハピプリメンバーのうちキュアラブリーを除いた3人にそれぞれタイマン勝負を挑むがここでも敗北し、最終的に浄化されて光の中に溶けていった。

    しかし消滅したわけではなく、黒幕・ディープミラー/レッドに操られていたクイーンミラージュやそのパートナーのファントムが浄化され本来の姿に戻ったように3人も最終回では「本来の姿」に戻って登場している。作中では度々示唆されていたが、3人の正体は砂漠の使徒の三幹部同様洗脳された一般人だった。幻影帝国の頃の記憶は残っており、一部は世間に過去を明かした状態で元の生活に戻っている。

    『Go!プリンセスプリキュア』の三幹部

    ディスダークの絶望の魔女・ディスピアに仕える「三銃士」のクローズシャットロックの3人で構成された幹部。なお後述にあるように、話が進むにつれて新敵幹部が複数登場する等、厳密に言えば三幹部が1年間メインで活動するという訳ではない。

    当初はディスピアの命により新世代のプリンセスプリキュア覚醒阻止のため動いていたが、第4話で3人のプリンセスプリキュアが覚醒したため以後はプリンセスプリキュア討伐と12個あるとされるドレスアップキーの探索および破壊にシフトすることになった。

    このうち度重なる失敗を繰り返してきたクローズがついにディスピアに見限られ、最後のチャンスとして第11話でプリキュアを異空間に閉じ込め本気の強化形態で戦いに挑む。しかし最期はクリスタルプリンセスロッドの力によって敗れ去り消滅し、三幹部の一人が1クールのうちに退場・消滅するのは今作が初めての例だったため視聴者の間で衝撃が走ることになった。

    なお、同僚のシャットはクローズの消滅に対し「あんな奴でもいなくなると少し寂しい」と彼の死を少しは悼んだものの出撃時には「私はクローズとは違う!」と豪語しており、ロックにいたってはクローズの死を悼むどころか「あんた(シャット)もいなくなればもっと静かになるんだけどね」と平然と言い放っている。このことも含め三銃士の仲間意識は最も低い事が窺え、言い争いはありつつも互いを気にかけていたりするのが基本だったこれまでの三幹部とは異なりギスギスした雰囲気を与えていた。

    第13話からは2人はディスピアの娘と名乗る少女・トワイライトの配下として活動する。しかし第20~21話で彼女は9年前ディスピアによって攫われたホープキングダムの王女・プリンセス・ホープ・ディライト・トワと判明、ブラックプリンセスの形態となって迎え撃つもプリキュアの浄化技と兄のカナタ王子の説得を受けて奪還される。その後トワは第4のプリンセスプリキュア・キュアスカーレットへ覚醒し人間界に襲撃してきたディスピアを撤退させた。

    第23話からはキュアスカーレットとの戦いで負った傷を癒すため絶望の森へと退いたディスピアに代わりロックが指揮を執ることになった。だが、ロックはディスピアやトワイライトに対する忠誠心がなく以前より自分がディスピアに代わる新たな王になるという野望を抱いており、28話ではるから9つのドレスアップキーを奪い29話の終盤で遂に野望実現に向けて動き出した。しかし30話でロイヤルフェアリーの妨害に遭い、キーははるかが檻を開けた事によって奪還され、更にはキュアスカーレットが3人の加勢に入り、ロックは最終形態となるもプリンセスパレスからの新技「プリキュア・グラン・プランタン」によってプリンセスプリキュアに敗れ消滅する。ちなみにロックの本体はフードの方で、ホープキングダムの妖精クロロは肉体利用のため取り憑かれていた。クロロはトワと同じくディスダークに利用されていたのだった。

    それと入れ替わる形で、31話では何とクローズが再生怪人として蘇りさらにストップとフリーズ(プリキュア)の二人の新幹部が加わることになった。眠りから目覚めたディスピアによって人事も大幅に改革され、再生されたクローズはディスダークのNo2となりその下にストップ、フリーズ、シャットがつくことになった。なおクローズはトワイライトと入れ違う形でプリキュアに倒されたため彼女と直接関わる事はなかった事から、彼女と対面したときに『お前がキュアスカーレットか?』と発した。てっきりディスピアの命令もあり「かつてディスダークに所属しておきながらディスピアに重傷を負わせた張本人の彼女の命を狙ってきた」かとも思われたが、元々クローズの狙いは今まで彼にとって最も因縁の深いキュアフローラであったからそういうことはなかった。

    そのシャットは前々からのトワイライトへの未練や度重なる失敗及びミス・シャムールとのやり取りによる心の揺れでディスダークに帰らないようになり、遂には第46話でノーブル学園でトワに対する復讐を実行するも、他のプリキュアの妨害によりこれも失敗に終わり一度は行方知れずになってしまう。

    最終決戦ではロックも再生怪人として復活させられるが、クローズと違って自我を失う戦闘マシーンとしての再生でありそれは敵ながら哀れと言わざるをえないものであった。だが意を決してノーブル学園に帰ってきたシャットの妨害でプリキュアによって再度敗れた後、ロックは悪党としての意地もあってか消滅だけは免れ自我も取り戻す。その後ロックはクロロの強い気持ちに触れ、クロロの自我を残した状態で再度取りつきプリキュアに加勢する。

    ディスピアはクローズを体内に吸収し、ストップとフリーズは彼女の茨と同化し、ディスピアとプリンセスプリキュアの対決が行われる。しかし学園の一同の思いでグランプリンセスに覚醒したプリキュアによって消滅した。

    ディスピア消滅後は同時に倒されたと思われていたクローズがその意思と力を継ぎ、ディスピアの茨と同化していたストップ・フリーズと融合しキュアフローラと最終対決に臨む。しかし二人とも自らの思いを貫く力が強すぎて決着のつく気配が見えず、クローズは最終的に「絶望が消えない以上はいつかまた現れる」と再戦を宣言し何処かへと去っていった。

    一方シャットとロックはディスダークの力を失い人間界に留まる事となったが(ロックは再度クロロと分離し、力を失った影響でシャットのマフラーとして行動するようになる)、プリキュア側の人間と馴れ合うこともせず新たな生き方を模索することとなる。それが善として生きることなのか悪として生きることなのかは語られぬまま物語は終わり、視聴者の考えに任せられている。作中でシャットはトワ=トワイライトと、ロックはクロロと和解したためホープキングダムでミス・シャムールやレッスンティーチャーの見習いに就いたクロロと行動を共にすればよかったのにと思う視聴者もいるだろう。しかし彼らは元々悪として生み出された存在のため、その点を考慮すればホープキングダムで暮らさないという選択は正しかったとも考えられる。

    三幹部の途中退場、再生怪人としての復活と昇進など極めて異例尽くしな三幹部であったが、最終回後も生き残っているというパターンについては守られることとなった。また、最終的に生存しつつも改心したと言い切れないことや未来での復活が予言されていることは、『ドキドキ!プリキュア』のジコチュートリオと共通している。

    ストップとフリーズは絶望の種から生み出された事が最初から触れられていたが、三銃士の正体は第49話にてディスピアが自らの魂を分け与え作り出した存在であることが明かされている。

    『スター☆トゥインクルプリキュア』の三幹部

    ノットレイダーの支配者・ダークネストと最高幹部・ガルオウガに仕えるカッパードテンジョウアイワーンの3人で構成された幹部。なお後述にあるように、話が進むにつれて一部の幹部が独立する等、厳密に言えば三幹部が1年間共同で活動するという訳ではない。

    元々は母星を失った難民達で、彼らを束ねるガルオウガをリーダーとし、その下にカッパード、テンジョウが仕えていたが、ダークネストによるノットレイダー結成後はガルオウガを最高幹部、カッパードとテンジョウは後から入ったアイワーンと共に幹部へと再編される。その後、アイワーンの専属従者としてバケニャーンが加入する。

    本編の中盤でバケニャーンが裏切り者と発覚し、そのことで立場がなくなったアイワーンが独立して第三勢力となったことにより、三幹部として活動していたのは一年の放送における前半シーズンのみということとなる。

    なお、カッパードは異星人を無条件に受け入れようとするキュアスター(場合によってはキュアミルキーも)と、テンジョウは同じく差別意識に敏感なキュアソレイユと、アイワーンは因縁の相手であるキュアコスモとライバル関係にある。

    終盤の46話にて首領のダークネストこと蛇遣い座が部下達の信頼を裏切り切り捨てようとしたため、最高幹部のガルオウガは首領を見限りノットレイダーという組織ごとプリキュア達と共闘することになるのだが、第三勢力だったアイワーンも共闘チームに加わったため、ある意味では三幹部の再結成となった。

    プリキュアや宇宙星空連合と共に協力して蛇遣い座の野望を阻止した後、プリキュアたちが別れ離れになる場面を見守った。

    『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の三幹部

    あとまわしの魔女に仕えるチョンギーレヌメリーエルダの3人で構成された幹部。ポジションとしては召し使いである。正式な組織名はなく、公式サイトでは「あとまわしの魔女たち」と称される。

    この3人、これまでに例がないほど仲が良い。味方同士で陥れたり裏切ったり、そこまで行かなくとも険悪にいがみ合うといった、過去の三幹部にありがちな諍い事の描写が皆無。誰が夏休みを取るかで、少々小競り合いがあった程度であり、本拠地の魔女の屋敷では、3人揃うと大抵は呑気にくつろいでいる。

    こういう関係性なのはまず、3人ともやる気があまりなく、できる限り仕事も戦闘もしたくないという怠惰な性格である事が大きい。しかも魔女の屋敷で働いているのはあくまで仕事のためであって、恐怖による支配や、組織でのし上がる出世欲などはまるで無縁であり、仲間同士で争う理由がない。人間に対する軽蔑心・憎しみ・怒りも皆無である。

    さらに、主たるあとまわしの魔女の怒りは、回を追うごとに大きくなっていったものの、その窓口は執事のバトラーが一手に引き受けているため、危機感もほとんど感じていない。さすがにまずいと思ってか、41話で一度だけ作戦会議を開いた事があったが、結局まとまらず「また今度でいいか」とあとまわしになった。

    そして三幹部の1人・エルダが、従来のひねくれて小賢しい子供幹部タイプではなく、わがままながらも可愛げがあって保護欲をそそる、ある意味普通の子供なので、チョンギーレもヌメリーも、お菓子を作ってあげたり抱っこしたりと、とても悪の三幹部とは思えぬ和気藹々とした光景が毎度披露されていたというわけである。

    基本的にバトラーに言われてやる気パワーを集めているだけであり、悪い事をしているという意識も感じていなかったようだが、バトラーの目的が世界の破滅と知った時は、3人とも猛然と反発。プリキュアと共闘し、戦いが終わった後はきちんと今までの行為を謝罪して、海へ帰って行った。

    尚、最終回でのローラとエルダのやり取りで、彼ら3人は人魚や海の妖精以外の海底種族である事が判明した。

    その他の「3人組の幹部」

    一応「3人組の幹部」が出てくるものの、フレッシュ以降の三幹部制度のパターンとはあまり一致しないため、上述のリストからは除外しているものを付記しておく。また、作品によっては生存改心か殲滅か改心・非改心問わず生存した者もいる。尚、TVシリーズでは初代を除いたら長らく映画でしか出番が無かったが、第13作の『魔法つかい』以降はほぼ2年に一度の割合で敵側の幹部形式として採用されている。

    第1作『ふたりはプリキュア』のドツクゾーン3人の闇の戦士

    本編の後半で登場したベルゼイ・ガードルートジュナレギーネの3人の敵がプリキュアの三幹部の原型と言われることもある。彼らは「3人の闇の戦士」と呼ばれるチームであり、3人が一堂に会することが多く、時には3人一緒にキュアブラック&キュアホワイトと戦うことがあった。

    第2作『ふたりはプリキュアMaxHeart』のドツクゾーンの闇のファイター

    ジャアクキングの「命」である洋館の少年に仕えるサーキュラスウラガノスビブリスの3人の闇の戦士。バルデスを含めて四天王と一部で呼ばれる事があるが、彼の正体が首領のジャアクキングの本体である為、闇のファイター自体も上記の3人の闇の戦士同様に3人組の幹部と言える。但し、ベルゼイらと違って反乱を起こす事なく、首領復活のために忠誠を捧げて戦った。

    映画『Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』のムシバーンの配下

    ダークココビタードライのイケメン3人組で構成されている。後続の映画に登場する下記のメイジャー3やマシューの配下と違って洗脳された存在である為かココことダークココは勿論、ビターやドライも生存改心の結末を迎えている。

    映画『スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪』のメイジャー3

    首領格のハウリングに生み出されたシャープフラットナチュラルの3人組で、生物ではなく「概念的な悪の化身」のパターン。最後は怪物の一種として和解も改心もなくプリキュアに倒される。

    映画『ドキドキ!プリキュアマナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』のマシューの配下

    マネキンカーマインシルバークロックパープルバギーの三体の中ボス。これも首領格に生み出された命なき存在である。一応「持ち主に捨てられた」という暗い過去を抱く存在だが、劇中ではむしろシンプルな「絶対悪」として描写されており、最後は救済されることなくプリキュアに倒される。

    第13作『魔法つかいプリキュア!』の闇の魔法つかいの手下達

    闇の魔法つかいの手下であるバッティスパルダガメッツは「3人の幹部たちが交代で出撃する」というパターンは踏襲しているものの3人組のチームのような雰囲気は弱く、16話〜20話にかけて次々とやられて1年の半分もいかない時点で全滅した。プリキュア側との関係性も皆無なため、ライバル的な位置付けにはなっていない。

    なお、その後に登場する終わりなき混沌デウスマストの眷属は話が進むにつれて一人ずつ復活していき、また入れ替わるように退場もするため、人数が常に変動している。

    第15作『HUGっと!プリキュア』のクライアス社のジェネラルマネージャーとその従者

    本作の敵組織であるクライアス社は登場する幹部が代替わりしていく鷲尾P時代に近い方式なため、ここで言う三幹部制度とは全くあっていないのだが、第3クールに登場したジェネラルマネージャーのジェロスは執事風の従者であるジンジン・タクミのイケメン2人を常に連れており、3人一緒に出撃する点及び女ボスと男2人で構成されている点からタイムボカンシリーズ三悪に近い雰囲気を持っている。31話でジンジン・タクミがクライアス社から退職し、ジェロスのみが在籍していたが、45話にて遂に退職し、ジンジン・タクミらと再合流する事になる。

    第17作『ヒーリングっど♥プリキュア』のビョーゲンズテラビョーゲン

    ビョーゲンズの支配者・キングビョーゲンに仕えるダルイゼンシンドイーネグアイワルの3人のテラビョーゲン。

    それ以外にも第12話から第20話までバテテモーダが新幹部のテラビョーゲンとして登場し、彼の口から更なる新幹部の登場が示唆され、第24話にネブソック、第28話にケダリーが登場した。(但し、同じテラビョーゲンでもネブソックとケダリーは単発ゲストである。)

    終盤、グアイワルは下克上に失敗しキングビョーゲンに復活の糧として吸収され、ダルイゼンはキングに吸収されるのを恐れ、グレースに体内に匿って貰う様に命乞いするが拒否された末、結局ネオキングビョーゲンの糧となる。最後に生き残ったシンドイーネは取り込まれなかったが、プリキュア達に浄化されてナノビョーゲンと化し、その後キュアアースによってキングに対抗する免疫として利用する為に吸収される皮肉な末路を辿った。

    第19作『デリシャスパーティ♡プリキュア』のブンドル団の団員達

    同組織秘書のセクレトルーより下の立場に位置するジェントルーナルシストルースピリットルーの3人の団員達。彼ら3人は同時に揃い、同時に出撃した事は無いが、スピリットルー以外の2人は1クールに亘って強敵として立ちはだかり、その内一人はプリキュアに転身。スピリットルー自身は出撃回数が少ないもののプリキュアの手が届かない海外で暗躍すると言う抜け目ない行動を取り、専用の戦闘員も持つ等、三者三様で侮れない存在感や立ち位置を持っている。第44話にて改心したナルシストルーの手でスピリットルーが分身の戦闘員諸共機能停止し、最終話の第45話で改心した姿を見せた事で、3人全員生存改心を果たす事になった。

    第20作『ひろがるスカイ!プリキュア』のアンダーグ帝国の刺客達

    同帝国女帝カイゼリン・アンダーグ及び側近のスキアヘッドより下の立場に位置するカバトンバッタモンダーミノトンの3人の刺客達。前作のデリプリの団員達同様に1クールに亘って立ちはだかる強敵として描かれ、3人同時に揃い、同時に出撃した事が無いのは勿論、「悪役会議」の不在もあって互いの面識はあるものの互いに会話するシーンは終盤まで待つ事になる。カバトンは12話で改心、ミノトンは33話で改心後に離脱。バッタモンダーは23話で心が折れて離脱し、34話以降に人間に変装した姿で虹ヶ丘ましろと交流したのをきっかけに改心の兆しを見せつつ、43話にて遂に改心する。そして、48話では三人揃ってスカイランドの危機やプリキュアの援護の為に参戦を果たす。尚、アンダーグ帝国の住人はカイゼリンの父親のカイザー・アンダーグも含めてアンダーグ・エナジーの海によって生まれた存在である。

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