ヴィランズミーティング
ゔぃらんすみーてぃんぐ
「ヴィランズミーティング」とは、アニメ・特撮等で行われる悪役達の会議のことである。pixivでは単に「悪役会議」のタグでは版権作品の二次創作イラストがほとんどなので詳細はこちらに書く。
ヴィランズミーティング…悪役会議は「悪役はこういう目的でこういう悪事をしますよ」という説明パートのお約束である。
悪の組織の首領、もしくはまとめ役の組織のNo.2が敵幹部を呼び出し、悪役の悪事の計画や進捗を話し合うシーンである。
悪の組織の指揮系統などが垣間見えるだけでなく、幹部同士の関係性や、言動や風貌などで幹部の能力や戦法を想像させるなど、物語上で戦うべき相手を顔見せしておく意図も込められる。
作品によっては1回のみならず複数回行われるケースもあり、物語の進行状況を悪役視点から読み取ることが出来たり、悪役ならではのキャラクター性を引き立たせる要素となる。
比較的序盤で行われた場合、首領あるいは一部の幹部は顔出しをしないパターンが見られることがある。
別の任務に赴いているといった理由で幹部が一部不在のパターンも。
基本的に暗所で催される事が多い。覗き・盗撮対策なのかも知れないが、資料やら書類に目を通すのは難しそうである。悪役たる者、みんな夜目が利くんだろうか。
場合によっては普通に覗かれていたり、参加している者の中にスパイが紛れているということも。
定番の流れとしては腹心が主人公、または主人公の所属する組織に妨害されている状況を報告、パワー系が怒りのままに叫び、紅一点(或いは二人の女性幹部のうち若々しい方)が煽り立てパワー系が激昂、インテリ系(或いは二人の女性幹部のうち妖艶な方)がその事に黙って呆れ、腹心が一喝、主人公、または主人公の所属する組織を排除する方針を固め、首領は終始一言も喋らない(あるいは最後の方で何かしらの目的についてのみ一言述べる)というのがテンプレである。
緊急に開かれた会議だと悪の組織の敵幹部の一人が主人公にやられた、等の例が多い。
「◯◯がやられたようだな…」
「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」
ギャグマンガ日和の劇中劇『ソードマスターヤマト』、またはそのパロディで有名な台詞のシーンも一応ヴィランズミーティングのシーンと言える。
緊急に開かれた会議が実はリストラの勧告だった、等という事例もある(『鬼滅の刃』のパワハラ会議)。
もっともこちらは下級幹部のみが呼ばれるなど会議の体を成してはおらず、首領である無惨からの殆ど一方的な通告ではあるのだが。