CV:水中雅章
概要
自称怪盗コンビのミンクとタンクにダンストーン奪取の指示を出す謎の青年。右耳のピアスと目尻の赤く浮かび上がる文様が特徴。彼らと違い綿密な計画や冷静な判断力、クラッキングをはじめ能力は高い。歳上だろうと殺気混じりで威圧するなど傲岸不遜な性格だが、地獄の踊り子だけは例外で、その接近には我が身の可愛さから逃げ出す。
ダンストーンを認知し、追跡するブレイキンを遠方から感知、ダンスソウルを強制的に引き出し身体を変化させるオドリングを所持し、アドリーヌをダンスワールドからの来訪者だと認識、地球から月面へと瞬く間に移動し宇宙服も未装備で活動するなど明らかに地球外の者ではない。
失敗が続く二人の不甲斐なさに、自ら参戦。特殊空間を生み出し、ダンスブレイブを挑み、フラッシュビートらとは対極の破壊の踊りで圧倒し制する。自身の目的を『ダンスによって世界を滅ぼす』事だと明かしているが、『ポールダンス』や『リキッド』は自分の好みではない為にダンストーンを全て奪う訳ではない。
『ロック』のダンストーンを掠め取ったエアビートの不測の登場にも驚かず、寧ろ想定外の事態や実力に悦びを見出だしている節も見受けられる。現に三度目のダンスブレイブに於いて、3人の息の合わさった舞は自身の退屈を吹き飛ばすものだと確信させ、素直に敗北と称賛の言葉を語っている。
だが、その正体はダンスワールドの住人。しかも、元先代ダンス王と明らかになる。横暴な性格は変わらず、住民を奴隷の様に虐げ、気に入らないなら破壊する圧政者であったが、アウルのパートナーであったヤハータにダンスブレイブで敗れ、住民を圧政で行使し続けた罪で世界の果てへと永久追放された。上記で述べた全ての事情や事柄を熟知しているのも当然である。
その後、躍りの聖地・地球へ赴き『愛』や『希望』をはじめとする正の力を理解して受け入れた上でダンスの力によって『絶望』に染め上げるのが真の目的である。
ただ、対決したのは数十年前の話で実年齢は不明な為(当時のアウルやヤハータよりは若い)にまだまだ謎が多い。ダンスワールドとも異なる世界デスピアワールドの住人ワルビーは彼を未だに支持する者が多い。
その実体は神谷舞人とオドリーが融合した姿で、ニキニキ忍者村で正体を現しダンスブレイブでフラッシュビート達をたて続けに圧倒し全てのダンストーンを収集。ミンクとタンクを用済みとしてリングを奪いダンスゲートに封印を施してダンスワールドへ赴き、ヤハータに圧倒的な優位でリベンジして返り討ちにしてワルビーの姿へと変え、全ての世界に異変を与えた。
ゲートの結界を破り王宮へ乗り込んだ響達と対峙し、事の真相と更なる正体を曝した。深紅の紋様はオドリーと融合しているものでもある。ダンス王として在任中は他の人間と融合し続けていた為にヤハータに敗れた後その人間はどうなったかは不明である。
最終決戦となった最後のダンスブレイブは先行を取って重圧なダンスと闇の波動を放つ宝石やワルビー達の声援で制したが、以前と異なり立ち続けた上にミンクらの援護で宝石を破壊され、魂の籠った踊りで精神を揺さぶられた後ヒーリングダンスを浴び浄化、ダンストーンはブレイキンの元に集まり姿は舞人に戻った。