「見つからない、永遠にね。」
「なぜなら第三の妖精には、ここで消えてもらうからさ!」
CV:野島裕史
概要
『ハートキャッチプリキュア!』に登場する敵組織『砂漠の使徒』の三幹部の一人。
名前の由来は勿論砂漠に付き物の「コブラ」+「大蛇」。
筋金入りのナルシストで常に美しさを追い求めている。
簡単に弱り嫉妬や憎悪などの黒い感情に染まる人間の心を醜いものと思っており、その醜い人間の心が枯れ果てた世界こそが美しいとして砂漠の使徒の目的に共感している。
しかし、美しいものを求めること以外はどうでもいいようだ。
ナルシストということなので陰険なねちっこい性格の悪役かと思いきや、第7話にて自ら制作したデザトリアンにすごい顔で蹴り飛ばされて消えてしまうというコミカルな姿を見せた。
それからはコミカルなシーンの多いおバカキャラ路線を進んでいった。
細身で身長が高く、クモジャキーより高いため2メートルくらいあるのかもしれない。
「トレヴィア~~ン!」や「アデュゥ!」といったフランス語の単語を使う。
性格
自分のことを宇宙で一番美しいと思ってるナルシスト。
アジトで砂風呂や顔面パックをしていたり、常にカメラ写りに気を配り自分のブロマイドの出来を徹底的に追求したりと自分の美容や魅せ方に並々ならぬ執念を持っている。
ファッションに関しては、中身の美しさを服で誤魔化すことを良しとせずあまり執着していない。
他人の美しさを素直に認めたり、月の美しさに免じてプリキュアに闇討ちをかけることを辞めるなど自分以外の美しいものも尊重する。
自分が作ったデザトリアンにホームランされたり、かかしを人と間違えて声をかけたり、うっかりデザトリアンを攻撃してしまったりと結構ドジっ子。
三幹部の中では一番マイペースであり、自分の美しさを磨くことを最優先にして積極的に出撃しようとせず、その度にスナッキーやサバーク博士に上手く言いくるめられて出撃する。
手下のスナッキーを従え写真撮影をするのが趣味で、挨拶代わりにサイン入り自分のブロマイドを投げ渡す。
クモジャキーを暑苦しい奴と思い(闘う姿は美しいと思っている)サソリーナに対しては自分よりも美しさで劣ると上から目線だが、仲間意識はとても強い。
戦法
自分のブロマイドを武器に使い、エネルギーを纏わせて複数投げつけたり遠隔爆破させることができ、キュアサンシャインに対してはサンフラワーイージスを破壊し一方的にダメージを与えるなど全く寄せ付けず優位に戦っている。
肉弾戦も意外に強く、赤のこころの種でスピードアップしたキュアブロッサムと互角に打ち合ったり、サンシャインとの最終決戦でもサンシャインがポプリの力を借りるまで互角以上の格闘戦を見せた。
ダークブレスレットで強化されるとブロマイドがジョーカーの絵柄に代わり、カードから1枚につき5本の黒いホーミングレーザーのようなものを撃ちだすようになる。
最終決戦 (以降ネタバレ注意)
最終決戦ではプリキュア達の足止めとして登場し、キュアサンシャインを追い詰め人の心を否定する。しかし、ポプリに人々のために戦うサンシャインの心の美しさを指摘され、実際にそれを目の当たりにする。
人の心の美しさに気付くも、もう後戻りできないとヤケになって攻撃を続けるコブラージャだったが、ポプリの助けを得たサンシャインの反撃を受け「まだ間に合う!」と諭される。
そして、美しい花畑の中で感謝の言葉を述べながら穏やかな表情で浄化された。
後に残ったのはハマナスの心の花(花言葉は「美しい悲しみ」)、元の持ち主へ還っていった。なおハマナスの花言葉を受け、サンシャインは「きっと目に見える美しさばかり追い求めていたんだね」と評している。
最終回では、彼のこころの花の持ち主と思しき人間が、クモジャキーの素体者である熊本共々病院で昏睡状態にあったことが明らかになった(ベッドも隣)。
えりかの予想内にて、眼鏡をかけ服飾関係の仕事に就いている彼の姿が登場したが、小説版では地の文にて休職中にあったファッションコーディネーターだったことが明確に語られた。活躍こそしていたものの、自分より美しくないモデルを罵倒したり、自分の好みの服を作らないデザイナーと衝突したりしてファッション界から追放されていたとのことである。
中の人について
担当声優の野島裕史はプリキュアシリーズ初出演となる。
4年後の『ハピネスチャージプリキュア!』ではファントム役で再出演する事になり、そちらでも敵幹部を演じる事になる。
ちなみに実弟の野島健児も4年前に『ふたりはプリキュアSplash☆Star』に美翔和也役で出演しており、兄弟揃ってプリキュアシリーズ出演となった。
関連タグ
ハートキャッチプリキュア クモジャキー サソリーナ ダークプリキュア サバーク博士 砂漠の使徒
アナコンディ/蛇遣い座(プリキュア):蛇がモチーフの先輩と後輩。