曖昧さ回避
- 漫画『遊☆戯☆王』に登場するカード。本項で解説。
- 特撮ドラマ『仮面ライダーセイバー』に登場する仮面ライダーセイバーの異名。
概要
城之内克也の使用カード。
原作テキスト
通常モンスター
炎につつまれた剣をもつ、すご腕の剣士。その剣からくり出される攻撃は強力だ!
OCGテキスト
融合モンスター
星5/炎属性/戦士族/攻1800/守1600
『炎を操る者』+『伝説の剣豪MASAKI』
デッキマスター能力
自身の攻撃力を100単位で他の味方戦士族モンスターに分け与える
カードステータス
原作ではただの通常モンスターであり、遊戯王OCGでは融合モンスターとして存在する為、融合召喚しなければ出す事ができないと、使いづらくなってる。
当時のレベル6以下の融合モンスターのなかでは打点が控えめであったため、『魔導サイエンティスト』などを用いたワンショットキルデッキなどでも、お呼びがなかなか来なかった。
しかし『簡易融合』『簡素融合』で特殊召喚し、ランク5のエクシーズ素材にしたりチューナーとのシンクロ素材でシンクロ召喚を狙ったり、また『融合』で『ブラック・マジシャン』か『融合呪印生物-闇』と共にリリースする事で『黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト-』を特殊召喚するなど、いろんな使い道がある。
Maze of Millenniaでサポートカードが登場。
絵柄について
メインキャラクターである城之内が使用するモンスターカードなだけあって、絵柄が2パターン存在し、原作・OCG・アニメ版では後述の←のような得物の剣を両手持ちするものが一般的だが、1999年5月5日に発売された関連書籍『公式ガイドスターターブック』の初回盤特典として同梱されたカードとしては後述の→のように右手で剣を持ち、歌舞伎のように見得を切ったようなポーズとなっている
主な活躍
原作での活躍
原作では恐竜族に対するアンチ属性であった為、全ての恐竜族を戦闘破壊しかねない特性を持っていた。攻撃名は『闘気炎斬剣』
『真紅眼の黒竜』を手に入る前までは王国編での城之内の切り札である。
しかし、フィニッシュを決める事ができずにその後は『真紅眼の黒竜』の攻撃(アニメでは『エビルナイト・ドラゴン』)ですぐに倒されたり、海馬戦では炎属性に対するアンチ効果を持った『ミノタウルス』に倒され、ゴースト骨塚戦では『時の魔術師』の効果のデメリットにより自滅消滅。
迷宮兄弟のタッグ戦では『サラマンドラ』とのコンボで『ダンジョン・ワーム』を倒すが、すぐに『ゲート・ガーディアン』の攻撃(『水魔神-スーガ』の攻撃)で消滅し、キース戦では『メタル・デビルゾア』(『メタル化・魔法反射装甲』の効果)で『サラマンドラ』とのコンボ攻撃を反射されてしまい消滅するなど、やられまくりであった。
(もっとも、迷宮内の機動力と奇襲性の高い『ダンジョン・ワーム』(原作版)は、スーガほどではないにしても、なかなか侮れない存在であったため、活躍の場はそこそこある。)
アニメオリジナルでの活躍
アニメオリジナルの闇遊戯戦では『右手に盾を左手に剣を』とのコンボで、守備力の低さを突き『デーモンの召喚』を倒す活躍をするが、『竜騎士ガイア』に倒された。
乃亜編では『自分の攻撃力を100ポイント単位で味方の戦士族モンスターに分け与える』という特殊能力を持った城之内のデッキマスターとして活躍して序盤から使いまくりである。
BIG5戦では『ブラック・マジシャン』と融合して『黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト-』になったり、『バーサーク・デット・ドラゴン』のデメリット効果の隙を突き、『ブラック・マジシャンズ・ナイト』をデッキマスターの効果によって攻撃力を上げてフィナーレを導くなど、王国編での雑な扱いが嘘の様な活躍をする。
ドーマ編では舞戦(3回目)で『蒼炎の剣士』の効果(アニメによる効果)で特殊召喚される。
1回目は召喚された後にすぐ、『サイバティック・ワイバーン』の召喚のための生け贄にされ、2回目は『ハーピィ・レディ』の攻撃で倒される。
アニメZEXALでは決闘庵の木像として設置されていた為、歴代の伝説のモンスターの1体として扱われてる。
「炎の剣士」を融合素材とする融合モンスター
カード名の右側は融合モンスターのテキストにおける融合素材の表記を挙げる
- 黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト-(「ブラック・マジシャン」+「炎の剣士」)
炎の剣士のカード名が記されたカード
派生モンスター
「炎の剣士」のカード名が記されたカードではない。
蒼炎の剣士
ドーマ編で城之内が使用したレベル4のモンスターで、『墓地に送られた時に融合デッキ(エクストラデッキ)から炎の剣士を特殊召喚する効果』と『自分の攻撃力を100単位で自分以外の他のモンスターに分け与える効果』を持っている。
剛炎の剣士
炎の剣士をモチーフとしたリンクモンスター。
鋼炎の剣士
メタル化・強化反射装甲に関するカード。
ゲーム作品での炎の剣士
ゲームボーイ系のゲームでは原作での恐竜族への特効効果から、『召喚した時に一度だけ相手の場の恐竜族を全て破壊する』という便利な効果を持っていることが多い。
PS2版ゲーム『遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズII 継承されし記憶』にも登場しているのだが、こちらでは『恐竜族と戦闘を行う場合、その戦闘時のみ攻撃力・守備力が300アップする』というゲームボーイ版に比べると控えめな効果になっている。
余談
乃亜編ではマスターである城之内に自分のデッキマスター能力を聞かれた際に説明しているのだが、その際の喋り方は敬語であり一人称は『私』で炎の剣士の声は吉川寛司氏が演じていた。
一部の遊戯王関連のゲーム(前述のゲームボーイ系列、封印されし記憶、継承されし記憶)では、『名指して融合素材となるモンスターを指定しない融合召喚で出せるモンスター』の一種でもあり、『戦士族』+『炎族』の組み合わせで融合召喚することができる。ただし素材となるモンスターの能力値が低いと、能力値として下位互換である『炎の騎士キラー』になってしまうので注意。