黒・魔・導
概要
『遊戯王』シリーズに登場するキャラクターであり、初代主人公の武藤遊戯(闇遊戯)が使用するカード。
主人公のデッキのエースモンスターとして、非常に人気のあるカードである。弟子のブラック・マジシャン・ガールとともに、数々のデュエルで活躍した。
主人公のライバルの海馬瀬人が使役する青眼の白龍とは対を成す。
OCGアニメシリーズ主人公のエースモンスターとしては唯一の魔法使い族である。
OCGではブラック・マジシャン・ガールとともに多くのサポートカードで十分に戦えるデッキが組める。
自身が杖にもローブにも酷使されて過労死しているとよくネタにされる。
実は原作での初登場は遊戯のデッキカードではなく、祖父の武藤双六に託されたデッキからの登場だった。そのため最初は遊戯のカードではなく、顔もはっきり描かれていなかったのだが、後にデッキを丸ごと受け継いだのかそれ以降のデュエルから遊戯の主力として描かれるようになり、同時に意外と若い顔や表情なども描かれるようになった。
pixivのタグとしては「ブラックマジシャン」もしくは「BM」タグが付与されることが多い。
外見
風貌は描かれた時期やグッズによって変化している。
原作の王国編やOCG1期、アニメでは登場人物と同じ薄橙色の肌、髪の毛と衣装が紫色で描かれている。
原作バトルシティ編では青緑色の肌、金髪、衣装は赤と青のカラーリング。
『遊戯王マスターデュエル』ではこのカラーのデザインがイラストになっている。
『遊戯王』の登場人物パンドラも主力として使用しており、彼のがブラック・マジシャンは赤い衣装に褐色肌という容姿である。
また、パンドラの使用カードの一部は後に遊戯(闇遊戯)も使用している。
また、週刊少年ジャンプに付属したカードでは、黒と白の衣装に白髪という容姿で描かれている。
これは作者・高橋和希が本来イメージしていたカラーリングであり(白黒の漫画では真っ黒を表現することが難しく、カラーの場合でも全体が暗くなってしまうため)、劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』ではこのカラーリングで登場している。
カード性能
カードテキスト
通常モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100
魔法使いとしては、攻撃力・守備力ともに最高クラス。
解説
効果を持たない通常モンスターだが、サポートカードは非常に多く、その数は全モンスターの中でも屈指である。
最上級モンスターゆえに専用サポートを投入しても事故率(手札事故)はなかなか落とせないが、ハマれば原作さながら、またはそれ以上のトリッキーな動きも可能。
相性の良いカードとしては「融合派兵」が挙げられ、初動札に乏しいブラマジデッキのリクルート役に有用。
戦術
黒の魔導陣をセット後にブラック・マジシャンを召喚しながら相手フィールドを壊滅させ戦闘ダメージで相手LPをゼロにしていく、いわゆるビートダウンデッキ。
永遠の魂を使うのであれば、竜騎士ブラック・マジシャンと組み合わせるとモンスター効果で魔法・罠カードの破壊を防げるので相性が良い(ただし、竜騎士ブラック・マジシャン自体の攻撃・守備力がそれほど高くないので、戦闘破壊には注意しなければならない)。
兼ねてよりBMデッキの特徴として関連カード以外を入れれば入れるほど理想の動きができなくなるという弱点があったが、最高で驚異の4アドを取ることができる魂のしもべが2019年に新規実装されたことにより、デッキ自体の安定性がかなり増すようになった。
また、これによりブラック・マジシャン・ガールや守護神官マハードをデッキに加えるメリットも増え、今ではBMデッキ構築の幅も増えている。
EXデッキに関しては、BM関連カードのみというこだわりを見せるのか、汎用性の高いリンクモンスターをフィニッシャーとして加えるのか、そういった様々な組み合わせを楽しむことができるのもBMデッキの面白いところである。
サポートカードによっては効果の対象になるカードが『ブラック・マジシャン』だけではなく
『「ブラック・マジシャン」またはそのカード名が記されたモンスター』や『「ブラック・マジシャン」のカード名が記された魔法・罠カード』となっているのが大きな特徴。
テキストに「ブラック・マジシャン」が記されていればそれだけで効果の対象になるため、関連カードのみで固めれば様々なカードをピンポイントで用意することもできる。
デッキトップを操作してから効果などのドローで手札に加える様はまるで
「最強デュエリストのデュエルは全て必然」というまるでシャイニング・ドローのような気分を味わうことができる。
ブラック・マジシャンのカード名が記されたカード
※記事が存在するもののみ
ブラック・マジシャンとして扱うモンスター
融合素材とする融合モンスター
カード名の右側は融合モンスターのテキストにおける融合素材の表記を挙げる
(「ブラック・マジシャン」+ドラゴン族モンスター)
(「ブラック・マジシャン」+ドラゴン族モンスター)
(「ブラック・マジシャン」+戦士族モンスター)
(「ブラック・マジシャン」+「バスター・ブレイダー」)
(「ブラック・マジシャン」+「カオス」儀式モンスター)
(「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」+魔法使い族モンスター)
(「ブラック・マジシャン」+「真紅眼の黒竜」またはドラゴン族の効果モンスター)
(「ブラック・マジシャン」+「炎の剣士」)
ブラック・マジシャンを素材とする融合モンスターは、年々数を増やしている。
遊戯王ラッシュデュエル
通常モンスター(LEGEND)
星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100
魔法使いとしては、攻撃力・守備力ともに最高クラス。
遊戯王ラッシュデュエルではレジェンドカード扱いで登場。
遊戯王SEVENSにはレンタルデッキのカード扱いで登場。
関連イラスト
関連タグ
ブラックマジシャン(表記ゆれ)
アニメ遊戯王の歴代主人公のエースモンスター
漫画版遊戯王の歴代主人公のエースモンスター
外部リンク
遊戯王ラッシュデュエルWikiにおける「ブラック・マジシャン」の項目