プロフィール
職業 | 「亀のゲーム屋」の店主 |
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年齢 | 72歳 |
誕生日 | 10月4日 |
星座 | 天秤座 |
身長 | 151cm |
体重 | 62kg |
血液型 | O型 |
好きな食べ物 | 卵焼き(中年期はカツ丼) |
嫌いな食べ物 | 特になし(中年期はスルメ) |
CV | 青野武(東映版)、宮澤正(DM以降) |
概要
本編の主人公《武藤遊戯》の祖父(父方なのか母方なのかは不明)。
童実野町で小さなゲームショップ「亀のゲーム屋」を経営しており、遊戯と彼の母を加えた3人暮らし(妻とは既に死別している)。
遊戯のゲーム全般における師であり、テレ東版アニメでは城之内克也のデュエルモンスターズの師も務めた。
若かりし頃は世界中を渡ってカードやチェス、果てはギャンブルといった、ありとあらゆるゲームで勝利を続けてきた凄腕のゲーマーだった。
おおよそゲームと呼ばれていたものは殆ど挑戦したとしており、作中(特に原作)で彼が語った過去には結構過激なものもある。
1960年代(当時43歳)に史上最も危険と噂されるゲームを求めてエジプトにある王家の谷へ赴き、現地ガイドの裏切りによる銃傷を負いながらも千年パズルを手に入れてただ一人帰還。
これを機に過激なゲームからは引退し、帰国してからゲームショップを開店した。
当然ながらマジック&ウィザーズ(デュエルモンスターズ)も嗜んでおり、現在ではコレクターとしての面が強いものの、現役の決闘者である。
かつて「青眼の白龍」を譲ってくれたアーサー・ホプキンス教授とは今も親交があり、決闘者としてもカードのコレクターとしても互いに未だ張り合う仲。
原作・アニメの世界において4枚しか存在しない「青眼の白龍」のうち、1枚を所有していた1人。
これは上述のホプキンス教授から友情の証として譲られたものだったが、欲に駆られた海馬瀬人に奪われた末、破かれてしまうことになる。
他にも闇遊戯がメインデッキとして使っていくデッキや主力モンスターである「ブラック・マジシャン」も、元々は彼の物だった。
アニメオリジナルエピソードKCグランプリ編では、城之内の成長具合を実際に体感することを名目に(遊戯曰く「自分が一番楽しむため」)参加。
いつもの服装に覆面と数字の6をつけただけの変装でマスク・ザ・ロックを名乗っていたが、城之内以外にはバレバレという有様。
この頃あるいは後述の続編では決闘者としては無名に等しい知名度だったようで、出場の口利きをした海馬モクバからはその実力を疑問視されていた(黎明期からのプレイヤーとはいえもともとコレクターの面が強く、大会に出場することはなかったのだと思われる。実際、バトル・シティには参加していない)。
続くアニメ2期遊戯王GXでも登場。
『童実野町DUELガイドブック』を「バトルシティ編」での体験をもとに監修したことで、後進の決闘者たちからは伝説の人物として扱われている。
十代らの観光ガイドを買って出るが、道中で斎王美寿知の配下に襲われて一時行方不明に。
河原で野宿するオシリスレッド寮生にハンバーガーの差し入れをしたり、海馬ランドへの道案内をしたりしつつ、デジタル世界に取り残された美寿知の真相を知ると彼女を救うべく瀬人に掛け合うことを約束して十代たちを送り出した。
超融合!時空を越えた絆では遊戯とともに大会の会場に赴くも、パラドックス(遊戯王)の襲撃で発生したパニックによる人波に呑まれて遊戯とはぐれてしまう。
直後に起こった建物の崩落に巻き込まれたかは定かではないが、目を覚ました遊戯が瓦礫の中に破けたバンダナを見つけたものの行方不明に(惨状から推察するに、亡くなってしまった可能性は高い)。
後に遊戯と不動遊星、十代の3人がタイムリープして過去を改変したため、無事生存することになった。
人物
人当たりのいい朗らかな性格(作者曰く「遊戯王の世界で唯一まともな大人」)で、茶目っ気がある好々爺(原作ではちょっぴり気難しい面もあるにはある。特に初期)。
かつてはゲームだけが生き甲斐と語るスリルに飢えた勝負師であり、相手には最大の敬意を払ってタキシードの正装で挑むことをポリシーとしていた。
性格も慎重かつ大胆で咄嗟の頭の回転も早く、古代エジプトにおける礼儀作法も知っているなど、博識。
また、今でこそ小柄で恰幅の良い老爺だが、ゲームに生きていた頃は背も高いナイスミドルだった。
しかし年甲斐もなくセクシーな若い女性には弱く、KCグランプリ編でヴィヴィアン・ウォンの色仕掛けに篭絡されて孫たちに心配をかけるという、手痛い失態を演じてしまったことも。
ちなみにバンダナの下は遊戯以上にツンツンした髪型をしている。
決闘者として
マジック&ウィザーズ(デュエルモンスターズ)の黎明期からプレイしている最古参勢の一人。
知名度は殆ど無名に等しいが、デッキ構築やプレイングタクティクスはかなりのもの。
エクゾディアパーツ一式や後述するエンシェント・ドラゴンといった、(劇中世界では)未だ揃えた者がいないとされる超レアカードを所持しているのも強みの一つ。
ただ、上述したようにあくまでコレクターとしての面が強く、闇遊戯や海馬といった超一流の決闘者には及ばない(もし仮に決闘者の王国やバトルシティに参加していれば、それなりに上位に入れるくらいには強いと思われる)。
※似たようなダークホースとしてバクラやイシュタール姉弟とその従者がいることもあり、必ずしも知名度と実力が結びつくわけではないのは留意する必要がある。
当初はエクゾディアやブラック・マジシャンを組み込んだデッキを用いていたが、原作では遊戯に譲り渡してからは別のデッキを組んでいたか不明(アニメでは組んでいることを示唆する描写がある)。
KCグランプリ編では強力な効果を持つ「古代竜-エンシェント・ドラゴン」とそれに連なる「古(いにしえ)の」と名の付くカード群に、相手の行動を阻害する永続魔法・罠を並べて制圧するデッキを組んでいた。
使用カード
- ホビット
原作漫画でのみ登場。海馬のモンスターを戦闘破壊して500のダメージを与えたが、その返しのターンで海馬のモンスターに戦闘破壊され、300のダメージを受けた。
名前と『年老いた魔法使い』という外見しか分かっておらえず、能力値については不明。
- 青眼の白龍
世界に4枚しか存在しないカードのうちの1枚。
もともとはホプキンス教授がペガサス・J・クロフォードから譲られたもの。
双六と教授が落盤事故に遭った際、命を救ってくれたお礼にと教授から譲られた。
どうしても手に入れたかった瀬人との決闘で敗北したために奪われてしまい、目の前でビリビリに破かれて喪失(アニメでは2つに裂かれる程度で済んだため、セロハンテープで簡易補修を施して保管している)。
- さまようミイラ
攻撃力1500の下級モンスター。
効果があったのかは不明(OCGでは「1ターンに1度だけ裏側守備表示にできて、この時自分フィールド上に存在する全ての裏側守備表示モンスターと一緒にシャッフルして場所を並べ替える」という効果を持つ)。
「ランドスターの剣士」を返り討ちにした次のターン、「古の巨人」の生け贄に捧げられた。
- 伝説のギャンブラー
ダイスを振る効果が発動した時に発動でき、相手の出した目より自分の出した目のほうが大きかった場合は、相手の発動した効果を無効にできる永続罠。
…なのだが、イラストがどう見ても若かりし頃の双六本人(ペガサスもその経歴を知っていてデザインしたのだろうか?)。
ちなみに表示されるソリッドビジョンは片腕とダイスだけである。
- 旅人の試練
相手に手札1枚を選ばせてモンスター・魔法・罠のいずれかを当てさせ、外した場合は攻撃モンスターを手札に戻す効果を持つ永続罠。
おちょくって判断力を鈍らせることで城之内を揺さぶり、スタンバイフェイズ毎に手札に戻る「キラー・スネーク」とのコンボでさらに揺さぶって攻撃を退けた。
- 古の都-エンシェント・シティー
後述する「古代竜-エンシェント・ドラゴン」を特殊召喚するために必要なカードのうちの1枚。フィールド魔法。
フィールド上にこのカードを含む「古の鍵」「古の書物」「古の扉」の4枚が存在する時、鍵・書物・扉を墓地に送ることで「古代竜-エンシェント・ドラゴン」を特殊召喚できる。
他にも、「古代竜-エンシェント・ドラゴン」が戦闘あるいは効果で破壊された場合、そのターンの終了時に蘇生させる効果も持っていた。
- 古の巨人
後述する「古代竜-エンシェント・ドラゴン」を特殊召喚するために必要なカードのうちの1枚。5★モンスター。
攻撃宣言をしないとエンドフェイズにコントローラーが300ポイントのダメージを受けるデメリットをもつ。
攻撃名は「ジャイアント・スマッシュ」。
- 古の鍵
こちらも後述する「古代竜-エンシェント・ドラゴン」を特殊召喚するために必要なカードのうちの1枚。永続魔法。
「石の巨人トークン」の生成(攻撃表示で2体)と、そのトークンが攻撃宣言をしなかった場合に1体につき500ポイントのダメージを受ける効果をもつ。
なお、「石の巨人トークン」は生け贄召喚の生け贄にはできない。
さらに「石の巨人トークン」が攻撃表示→守備表示→攻撃表示の順で表示形式を変更し終えた時に、トークン2体と本カードを生け贄に捧げてデッキ・手札・墓地のいずれかから「古の扉」を発動する効果も持っている。
- 石の巨人トークン
これらも後述する(ry
ステータスは攻撃力400守備力2000とお世辞にも強いとはいえず、強制的に攻撃表示で生成されるためケアが必要。
また攻撃宣言をしなかった場合に、しなかった1体につき500ポイントのダメージを受ける効果を持つため、「古代竜-エンシェント・ドラゴン」を蘇らせるためには必然的に1000ポイントのダメージを受けることとなる。
ちなみに、トークンとしては珍しくカードが存在している(アニメではこのトークン以外でカード化されていたトークンは描写されたことがない)。
- 古の書物
これも(ry
1ターンに1度、手札1枚とデッキの1番上のカードを交換できる永続魔法。
ただし、維持コストとしてスタンバイフェイズに手札を1枚墓地へ送る必要がある。
- 古の扉
「古代竜-エンシェント・ドラゴン」を特殊召喚するために必要な最後のピース。
「古の鍵」の効果でのみ発動できる永続魔法だが、このカード事態に他の効果はない。
単体では本当に発動条件があるだけのカードである。
- 古代竜-エンシェント・ドラゴン
フィールド魔法「古の都-エンシェント・シティー」の効果でのみ特殊召喚できるモンスター。
攻撃力2800という最上級モンスターに恥じないステータスに加え、戦闘で相手モンスターを破壊した時に相手フィールド上の守備表示モンスター全てを破壊する強力な効果をもつ。
何度倒されようと甦り、壁モンスターを悉く破壊する効果で城之内を苦しめた。
攻撃名は「ゴールデン・ボンバー」。
なお「古の」カード群はホプキンス教授らの発言から推察するに、出回っている総数が少ないようである。
また、カード毎の所在も不明で一式を揃え集めるのにかなり根を詰める必要があり、双六はホプキンス教授に先んじて揃えたことを自慢げに報告していた。
人物関係
身内
孫。誰よりもその身を案じている。
- 遊戯の父親(仮)
その名の通り遊戯の父にして、双六の実子もしくは義理の息子。
原作漫画どころか全てのメディアミックス作品込みで考えても容姿や名前と言った詳細が謎に包まれている。
作者の高橋和希氏によると、(現在は没になったネタだが)『遊戯がゲームマスターである父親に挑む』という構想を考えたこともあったとか……
遊戯の知り合い
孫の親友。前述の通りテレ東版のアニメでは「決闘者の師匠」となるが、後のKCグランプリ編にて『美女の色仕掛けに塡められて勝手にいなくなり、心配をかけたばかりかいいように出しにされる』という失態を犯したため、弟子を返上される。
孫の幼馴染。原作漫画では遊戯が千年パズルを「祖父の形見(になる予定)」と杏子に説明したため、故人と誤解されており、実際に対面したら驚かれるも誤解が解けた。
その後は、杏子を観察して『グラマラスな容姿でバストは80の大台』と評価した。
アニメ版でのスケベ要素は原作第一話の時点であったようである……
孫(厳密には闇遊戯)の宿敵。自分が持つブルーアイズのカードが理由で海馬に酷い目に遭わされる。
瀬人の弟。KCグランプリ編では自分が大会に出場できるようにモクバに直談判したらしい。
双六の親友であるアーサー・ホプキンスの孫娘。
アニメ版オリジナルキャラであり、バンデット・キースから「双六がアーサーからブルーアイズのカードを奪った」という嘘を吹聴されたことにより遊戯共々敵対心を持たれるが、自分が当時の真実を話したことと、遊戯がレベッカとデュエルしたことにより紆余曲折あって和解。
双六の知り合い
20年前のギラギラしていた頃の弟子。千年パズルを賭けて「悪魔の遊戯盤」でぶつかり合い、敗北させたことで以来ずっと恨まれていた。ちなみに弟子とはいえ、人格・実力ともに双六には到底及ばない小物である。
余談
遊戯に様々な影響を与えた存在で影の実力者というべき猛者なのだが、遊戯の中の人に指摘されるほどヒロイン気質。
- 原作およびアニメでは海馬から誘拐紛いの招待を受けた挙句、「負けた罰」として心身をボコボコにされて病院送り
- ペガサスに魂を抜かれて人質にされる
- ヴィヴィアンのハニトラに引っ掛かって一時行方不明
- GXでもスタンガンで気絶させられて人質にされる
どう見てもヒロイン(ジジイ)です。本当に(ry
『超融合!時空を越えた絆』では建物の崩壊に巻き込まれて生死不明の未来を変えるべく遊戯が戦う理由になるなど、フアンのなかには遊戯王の真のヒロインは双六だとする人もいる。
中年期の好きな食べ物がカツ丼で嫌いな食べ物がスルメだったのは、験担ぎとしての意味合いが強い。
カツ丼は言わずもがな、スルメはギャンブラーにとっては縁起の悪いもの(スルメの「スル」は「摩る」に係っている=負ける)とされているため。
ゲームボーイ系列の一部の遊戯王関連のゲームでは勝利後に杏子とは別枠でカードをくれるお助けキャラとして登場している。(DM2では特定のゲームカセットのみだったが、DM3からはパスワードを入力するとそれ以降勝利すると必ず現れるようになる)
PS2用ゲーム『継承されし記憶』では、双六本人ではない(そもそもこのゲームには薔薇戦争を元ネタにした世界観の為原作キャラ自体は登場せず、登場人物のそっくりさんしか登場しない)ものの、『ジャスパー・ダイス・チューダー』という名前の双六のそっくりさんが、ヘンリー・ユギ・チューダー(闇遊戯のそっくりさん)の叔父として登場している。
関連イラスト
関連タグ
切札勝利:同じく他のカードゲームにおける主人公の親族(ただし父親)で作中における伝説的な存在。さらにこちらも黒幕の手で命にかかわる事件に巻き込まれている(こちらは一度命を落とした)点で共通している。
登場作品一覧
遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(遊戯王デュエルモンスターズ)
遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS
記憶編のネタバレ
劇中では、その前世は3000年前のエジプト王朝に存在した少年王アテムの側近であった神官の一人シモン・ムーラン(フルネームはゲーム媒体等が初)であると示唆されている。
実際に素顔や外見も瓜二つ、神官文字も何故か読むことができ、アテムの幻影に命を救われた際には彼から「待っていた」「シモン」と呼ばれていた。
他にも王墓の第2の部屋で魔物が封じられた石板に既視感を覚えており、パズルを入手できたのは必然だったのかもしれない。