プロフィール
誕生日 | 12月23日(16歳) |
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血液型 | B型 |
身長 | 180cm |
体重 | 55kg |
好きな食べ物 | コシャリ |
嫌いな食べ物 | 肉料理 |
人物像
レアカード窃盗集団「GHOULS(グールズ)」の総帥。
千年アイテムの一つ「千年ロッド」の所持者。他者の記憶を支配し、肉体と精神を意のままに操る力を持つ。グールズに所属する者の全ての記憶を支配・意思を受け付けており、その気になれば彼らを意のままに操る事ができる。
神のカード「ラーの翼神竜」と「オシリスの天空竜」の所持者でもある。
先祖代々王の記憶と千年アイテムを守護し続けてきた墓守の一族の末裔にして、エジプト考古局局長・イシズ・イシュタールの弟。
その心には、幼少時の過酷な経験から生み出された凶悪なもう一つの人格、通称「闇マリク」を宿している。
目的のためには手段を選ばず、他人を操りどれだけ傷つけようとも何とも思わない冷酷な性格であり、城之内克也と真崎杏子を洗脳し、武藤遊戯と戦わせるという残酷な行為も行った。しかし、根は善良であり、イシズやリシドへの家族愛は強い。かつては明るく純真な性格だったが、父の死をきっかけに現在の性格となった。
遊戯や獏良了と違って表人格でも十分邪悪であり、闇遊戯や闇バクラとも対等に渡り合っている。しかし、闇マリクには一歩劣る模様で、闇マリクは表人格のデッキを「温い」と評している。
しかし、そんな彼でも自由への憧れが非常に強く特に掟を破って始めて外の世界へ出た際に街で拾った雑誌にあったオートバイの写真を見てからバイクに強い憧れを抱き、戻る際には丁度良い大きさの岩をバイクに見立ててまたがり、『いつか大地を駆け抜けたい』と言う夢を抱いていた。アニメではそれをより明確に描写し、バイクで疾走するイメージをしていた。
原作でも童実野町へ向かう際にバイクに乗っており、グールズ結成に伴ってバイクで駆け抜ける夢は適ったことになる。
城之内や杏子と出会った当初は「ナム」という偽名を用いていた(リシドは「マリク」を名乗り暗躍していた)。
タグとしてはマリクが一般的。専用タグとしてはマリク(遊戯王)も使用される。
経歴
イシュタール家の長男として誕生。イシュタール家は長らく跡継ぎに恵まれず、マリクはようやく誕生した待望の長男であった。
10歳の誕生日に王の記憶の秘密を碑文として背中に直接刻む儀式「墓守の儀礼」の激痛によって凶悪な闇人格が生み出され、二重人格者となる。だが、養子に当たるリシドが苦痛を共有し、闇人格は長い間封印されていた。
掟により外に出られなかったが、イシズとリシドに頼み外の世界へと足を踏み入れる。しかしそれを父に知られてしまい、片棒を担いだリシドが罰を受け瀕死状態に追い込まれると、闇人格が覚醒し父を殺害。リシドが意識を取り戻したことで闇人格は封じ込められるが、気付けば父が凄惨な状態で死んでいる状態であった。その場に現れたシャーディーの言葉によって、ファラオ=闇遊戯こそが父親の死の原因であると思い込み、激しい憎悪を抱く(姉であるイシズも真相は把握していたが、それを知ることによってマリクが自責の念に駆られ、自ら命を絶つ事を恐れて黙秘していた)。遊戯を抹殺する事で自らがファラオとなり、一族の宿命を乗り越える事を決意したマリクは千年ロッドを持ち出し、リシドと共に失踪し、グールズを結成する(イシュタール家には王の記憶の碑文を渡した後、使命を果たしたとしてその命を絶つ掟があったため、マリクにとってファラオへの勝利は生存のための行動でもあった)。
神のカードの強奪を企て2枚の神を入手するが、最後の1枚はイシズの妨害により失敗する。そしてバトルシティの開幕を知ったマリクはレアハンターを送り込み、自身も童実野町に向かう。バクラと結託し城之内克也と真崎杏子を洗脳し、遊戯と城之内に過酷なデュエルを行わせた。
決勝トーナメントにも参加し、「ラーの翼神竜」のコピーカードをリシドに使用させ、完全にマリクに仕立て上げようと考えるが、神の怒りに触れ、リシドは意識不明に陥る。この事で闇人格が目覚めてしまい、その後終始に渡って闇人格に意識を乗っ取られる。この際にマリクは父の死の真実を知る。
闇人格の自分と遊戯との決勝戦では負けた方が互いの主人格を闇に飲み込まれるという「究極の闇のゲーム」により生贄とされてしまうが、意識を取り戻したリシドの介入、闇人格と主人格の遊戯により、闇人格の自分を闇のゲームの生贄にすり替える事により救われ、闇人格を倒すことに成功した。
ゲーム版によると闇人格消滅後はグールズを脱退。エジプトに戻り、今まで犯してきた罪の贖罪と亡き家族の為に祈りの日々を送っている模様である。
その後、ファラオの記憶編(闘いの儀)において、遊戯と闇遊戯の最終デュエルを見届けた。
余談
マリクの声を演じた岩永は当初、獏良了役のオーディションを受けていた。
好きな食べ物として挙げられているコシャリはエジプトの大衆食であり、日本でいうラーメンやカレーライス等に相当するものと思われる。
そのため、彼の生い立ちを考えると、庶民的なものに憧れていたのかもしれない。