曖昧さ回避
双方とも本記事内で関連事項として記述する。
プロフィール
凛々しく美しい女性。
マリク・イシュタールの姉。
作中での活躍
バトルシティ編でエジプト考古局局長として来日した。王の記憶と千年アイテムを守護し続けてきた墓守の一族イシュタール家の末裔で、イシュタール家の惨劇からマリク・イシュタールとリシドが千年ロッドと共に行方不明となった後、近い未来を見通す力を持つ千年アイテムの一つ「千年タウク(首飾り)」の所持者となった。
海馬瀬人に三幻神の一体「オベリスクの巨神兵」を託し、残りの二体の奪還を海馬に要請。このことから、バトルシティの仕掛人の一人と言える。
自身も正体を隠してバトルシティに参加。準決勝で海馬に当たり、千年タウクの力とデュエリストとしての技能で海馬を追い詰めるが、彼の強い信念により未来が覆され敗北した。その後は遊戯に千年タウクを渡し、事の顛末を見守る。
戦いの儀にもマリクやリシドと共に駆け付け、水先案内人を務めた。
デュエルの際には天使族の下級モンスターや、一時期は禁止カードとなるほどの厄介さを誇る罠カードを用いた特殊なデッキを使用している。
現代の千年アイテムの持ち主6人のうち、唯一闇のゲームや罰ゲームを行わなかった。
GM版遊戯王では、原作版に先立って登場したことがあり、マジックアンドウィザーズを原作で扱うシーンがなかったシャーディーとともに、終盤を務めた。
使用カード
関連人物
原作での登場前後に、ゲームによく似たキャラが多数登場している。生まれ変わりなのか、本人の変装なのか、スターシステムなのかは不明。
1999/7/8(DMⅡ闇界決闘記)
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1999/11月上旬(原作遊戯王ジャンプ99年45号)
イシズ・イシュタール
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1999/12/9(封印されし記憶)
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2000/3/8(原作コミックス17巻)
イシズ・イシュタール
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2000/7/13(DMⅢ三聖戦神降臨)
イシズ・イシュタール
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2001/9/6(継承されし記憶)
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2003年?(原作・記憶編)
ごんぶとり遊戯、カイザー海馬、ヘイシーン、シモン・ムーランなど、実在の人物を元にしたキャラが多く登場した時期でもあり、
原作の構想段階、ゲームの制作期間を考えるとどういった経緯で生まれたのか謎の多いキャラである。
ちなみに、石津ナオミは千年タウクではなく、千年ネックレスを所持している。
OCG・キャラデッキにおいての「イシズ」シリーズ
2022年に発売したDP27にて上記のリメイクカードが多数実装され、「現世と冥界の逆転」を併用した墓地活用テーマとして確立している。
これらには共通したカード名が存在しないためテーマ名がそのまま「イシズ」となっている。
ゲームとしての特徴は簡単に言うと現代遊戯王の問題児共である。
所属カード
宿神像ケルドウ(モンスター)
古衛兵アギド(モンスター)
剣神官ムドラ(モンスター)
古尖兵ケルベク(モンスター)
絶望と希望の逆転(罠)
墓守の罠(永続罠)
現世と冥界の逆転(罠)
詳細は各リンク先を参照。
特にイシズギミック/イシズデッキという際にはモンスターがそう呼ばれることが多い。
隣の芝刈りデッキを始め、早急な墓地肥やしを行いたいデッキや墓地アドバンテージを活かすデッキであればどこにでも投入できる汎用性から登場直後より墓地肥やし系デッキでの最強出張パーツと化した。
また、高速なデッキ破壊能力の高さからこれらの効果を駆使してのデッキ破壊ワンキルも登場している。
デッキ切れを狙わなくても、キーパーツの墓地落としによる勝ち筋の破壊が行える悪質さ、更にはムドラ・ケルドウによる墓地利用メタ能力の高さもあってデュエルスピードの圧倒的な高速化、1ターンの長大化を引き起こし、諸悪の根源となったカード群である。
ついには墓地活用融合テーマ「ティアラメンツ」と悪魔合体が起き、環境デッキとして活躍してしまった(ティアラメンツの項を参照)。
あまりにもの強さ、出張性能の高さから宿神像ケルドウ、古衛兵アギドが2022年10月に制限、更に2023年4月で剣神官ムドラ、古尖兵ケルベクが制限となり、登場から1年も経たないまま4枚全てのモンスターカードが制限カードになった。古衛兵アギドと古尖兵ケルベクは2023年10月に禁止カードとなっている。
奇しくも闇マリクが原作で「怖い怖い……姉上様はあの戦術を仕掛けて来たか…最強最悪(したたか)なデッキさ…」と原作で発言しており、本当に最強最悪なデッキである事を身をもって体感したデュエリスト達は、マリクに同情する結果になった。