概要
デュエリストパック-輝石のデュエリスト編-にて実装されたムドラのリメイクモンスターにして【現世と冥界の逆転】の墓地メタ要因その2。
同パックで実装された宿神像ケルドウと共に【イシズティアラメンツ】を含む多くの墓地利用デッキへのメタカードとして採用されており、宿神像ケルドウ・古衛兵アギドが制限カードに指定されて以降も規制を免れていたが、遊戯王OCGでは2023年4月1日に古尖兵ケルベクと共に制限カードに指定された。
後にマスターデュエルでも実装された。
同時期に実装された【現世と冥界の逆転】関連カードの中でなぜかこのカードのみ無制限での実装となっていたが、その後ティアラメンツもマスターデュエルで実装されたことで再び【イシズティアラメンツ】が環境に進出。OCG同様墓地メタ要因兼ランク4エクシーズの素材として活躍し、(案の定)環境を制圧。
結果としてマスターデュエルでも23年6月8日のリミットレギュレーションでOCGと同様に宿神像ケルドウ・古衛兵アギド共々制限カードに指定された。
カードテキスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から他の天使族・地属性モンスター1体を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、デッキから「墓守の罠」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
(2):自分・相手ターンに、フィールド・墓地のこのカードを除外し、
自分・相手の墓地のカードを合計5枚まで対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻す。
自分のフィールド及び墓地に「現世と冥界の逆転」が存在しない場合、この効果の対象は3枚までとなる。
解説
(1)は地属性・天使族モンスターをコストに手札から自身を特殊召喚し、墓守の罠を発動済みの状態でフィールドに呼び出す起動効果。
永続罠である墓守の罠の効果をターンを跨がずに使えるようになる他、最初から表側なので相手のドローフェイズに行えるドローカード確認or墓地送りも出来る。
墓守の罠のサーチ範囲は墓守及び地属性天使族全般なので、春化精などの別のテーマカードにアクセスする手段にもなり、この点が宿神像ケルドウとの違いとなる。
また、ケルドウとは違い表側表示で置く効果は任意なのでデッキ内に墓守の罠が無くても発動出来る。
(2)はフィールド・墓地のこのカードを除外して墓地のカードを合計3枚までデッキに戻す誘発即時効果。
フィールド・墓地に現世と冥界の逆転が存在する場合は戻せる枚数が5枚に増えるが、この効果自体は墓地に現世と冥界の逆転がなくても使えるので、これらを全く採用せずとも凶悪な墓地メタ効果を扱う事ができる。
なお、この効果は宿神像ケルドウと同じ効果であり、元となったムドラと比較すると全く関係ない効果となっている
【イシズティアラメンツ】では墓地のティアラメンツモンスターを戻すことで壱世壊=ペルレイノのトリガーとなり、事実上フリーチェーンで相手フィールドのカードを破壊することができるので非常に相性が良い。