概要
遊戯王OCGの公式大会におけるカードの使用制限。
1枚も投入できない「禁止カード」、1枚だけ投入できる「制限カード」、2枚まで投入できる「準制限カード」が存在し、リストは半年ごと(毎年3月と9月)に更新されていた。
2013年9月1日からは禁止・制限カードのリストが現在の名称へ改名され、年4回(1月・4月・7月・10月)改訂されるようになった。
カードによっては強力過ぎる効果を持ち、その一枚でゲームバランスが崩れたり、誰もがデッキに加えるために環境に存在するデッキが画一化してしまうことが起きてしまう。
そのため、そういった性能を持ったカードはリミットレギュレーションによる制限が指定される。
大抵は凶悪なコンボの起点になる効果や、たったの一枚で圧倒的不利な状況を打開できる効果を持つ。
スタン落ち(スタンダード落ち:発売からある程度時間が経過したカードは公式大会で使えないというルール)がない為、当初はネタカードとされたカードも、長い時が経った後で相性が抜群に良いカードが登場したり、新ルールに適応したりといった要因で最前線で戦えるカードに変貌し、制限・禁止を指定される事も多々ある。
遊戯王ラッシュデュエル
派生ゲームの遊戯王ラッシュデュエルでは2023年1月1日にリミットレギュレーションが初制定された。以降3か月毎にリストが更新される。
最初のリミットレギュレーションでは《ネクメイド・ナナ》《火雷神サンダーボールド》《潜入開始》の3枚が制限カード指定となった。
原作・アニメでの制限カード
漫画「遊戯王」では「決闘者王国編」「バトルシティ編」において禁止カードや制限カードが指定され、プレイヤーに直接相手のライフにダメージを与えたりモンスターを破壊したりする魔法カードが禁止されていたり、死者蘇生が制限カードとして1枚しか投入できなかったりする。死者蘇生が1枚しか入らないため、闇マリクは墓地から魔法カードを回収したりや直接カードの効果で発動するカードを使用する場面が多く見られる。