概要
遊戯王OCGでは、「時の魔術師」や「竜殺者」のように発動条件や効果等が後々に変更されることも度々ある(前者の場合は発動が1ターンに1度のみと制限がついたり、後者の場合は召喚・反転召喚時限定と明示されたことで表示形式の変更による繰り返しの効果の発動ができなくなった)。
ちょっと変更した程度のものから使い道が大きく変わるものまで様々で、あまりに大きいエラッタが起こったときは賛否両論が起こる場合もある。
また、「黒き森のウィッチ」や「現世と冥界の逆転」等のように非常に強力な効果を持っていたが故に禁止カードになっていたカードが、主にデメリットの付与などによってその効果を変更されて再録されて、禁止・制限カードから解除されるという流れもここ数年度々起こっている。
この場合はその弱体化によって往年の強さは影も形も無く、使い道が無くなってしまう場合も多い……が、弱体化されてでもそのカードを使えるということに喜びを見いだすプレイヤーもいる。
余談だが、「サンダー・ボルト」のような往年の禁止カードが環境の変化によって一切効果は変更せず、一種の抑止力として規制解除されることもある(「サンダー・ボルト」の場合は少ないカード消費からの大量展開が基本である今の環境への抑止力として、ただし昔と違って「サンダー・ボルト」の発動を無効にする手段は多く、また「サンダー・ボルト」の破壊効果を受けないモンスターも増えており、決まれば強いのは変わらないが往年の頃のような圧倒的な強さは失われている)。
テキストフォーマットの更新
また、昔のカード故に書き方が曖昧でわかりづらい効果が現代のルールにあわせて効果を変更すること無く、効果の書き方のみを今風に書き換えたカードも存在する……が、この場合はゲームバランスに影響を与えない。
テキストが整理された例
旧テキスト:自分は1000ライフポイント回復する。
新テキスト:(1):自分は1000LP回復する。
旧テキスト:
このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)
4体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。
新テキスト:
このカードを発動するターン、
自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)4体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。