概要
遊戯王OCGに登場するカードの種類。基本的に自分のメインフェイズに使用可能なカードで、その効果でデュエルにさまざまな影響を及ぼす。その効果はプレイヤーにダメージを与えたり手札を補充したり、フィールドのモンスターを強化・弱体化・破壊するなど多岐にわたる。
読みに関しては「まほうかーど」なのだが、アニメ版では稀に「マジックカード」と読む場合も存在する。
魔法カードの種類
魔法カードには6つの種類が存在している。
- 通常魔法 - 魔法カードの中で最も一般的なカード。効果を発動したあとはすぐに墓地に送られる。アイコンは無し。
- フィールド魔法 - 他の魔法カードとは異なり、「フィールドカードゾーン」に置いて使用する。存在する限りフィールドの全てのモンスターに効果を及ぼし続ける。フィールド魔法カードは1枚しか表側表示で存在できない。アイコンは手裏剣のようなマーク。
●以下は遊戯王OCGのみ
- 永続魔法 - 発動後も自分の魔法・罠ゾーンにとどまり、フィールドを離れない限り効果を発揮し続ける。アイコンは∞マーク。
- 装備魔法 - フィールドのモンスター1体を対象に発動し、そのモンスターに装備させる。永続魔法のように場に残り、装備したモンスターに効果を及ぼし続ける。アイコンは十字。
- 速攻魔法 - 他の種類の魔法カードとは異なり、自分ターンならいつでも手札から発動できる。さらに、セットしたターンは発動できないが、セットすれば相手ターンでも使用可能になる。アイコンは雷のマーク。
- 儀式魔法 - 儀式モンスターの降臨に必要なカード。詳しくは儀式モンスターの記事を参照。アイコンは燭台のマーク。
魔法カードに関するルール
速攻魔法を除き、魔法カードは自分のメインフェイズに使用できる。
魔法カード発動の手順は以下の通り。
1.魔法カードの発動を宣言し、手札から魔法・罠ゾーンに魔法カードを表側表示で置く。
「オレは手札から魔法カード、『死者蘇生』を発動!」
2.発動のためのコストや対象を選択する必要があれば、その指示に従う。
「オレは墓地の『ブラック・マジシャン』を選択!」
3.魔法カードの効果を処理する。
「『ブラック・マジシャン』を墓地から特殊召喚。蘇れ、ブラック・マジシャン!」
4.これで効果の処理が終了。魔法カードを墓地に置く。
このように処理する。ただし、永続・装備・フィールド魔法の場合は発動後も場に残り続ける。
セットしてある状態からの発動も同様。ただし、速攻魔法だけはセットしたターンには発動できない。
なお、モンスターの通常召喚とは違い、1ターンに何回でも使用可能である。
アニメでの独自規格の魔法カード一覧
- Sp(スピードスペル) - アニメ遊戯王5D'sに登場するライディングデュエル専用の魔法カード。スピードワールドに載せられたスピードカウンターに応じた効果を持つ。アイコンは原則的に無し。
- アクションマジック - 遊戯王ARC-Vシリーズに登場するアクションデュエル専用の魔法カードで、デュエル開始時にフィールド全体に展開される。発動条件にもよるが、基本的に速攻魔法のように発動できる。アイコンではなくカードの裏地に「A」の文字。OCGでは速攻魔法として採用されている。
- リンクマジック - アニメ遊戯王VRAINSに登場する永続型の魔法カード。最大の特徴として魔法カードでありながらリンクモンスターと同じリンクマーカーを持つ。