概要
遊戯王ARC-Vで登場した魔法カード群。
アクションデュエルの開始時に散らばるので拾って使用する。
その性質上「デッキ内に存在しないカード」であると共に、マジックと言いながら相手のターンに発動可能だったりでそれ故に危険な状況で発動させてはその状況を回避するという御都合主義を誘発する展開が頻繁であり、ファンの中でも賛否両論が生まれてしまった。
一応「手札には1枚しか加えられない」という制約はあるものの「手札に加える回数自体は制限されていない」ので、ピンチになるたびにアクションマジックを拾って発動して回避、拾って発動して回避ということすらできてしまう。
そういった展開が多かったことから「遊矢のエースカードは回避」というネタすらもできてしまった。
アクショントラップ
アクションマジックの亜種。
拾った時点で強制発動される。アクションマジックと異なり、自分の場のモンスターの攻撃力を下げる等のマイナス効果が発動するという拾った人への罠が発動するカード。
作中後半ではその出番が大きく減少したため、アクションマジックを拾いに行くことに対する優位性が相対的に上昇した。
OCG
今現在OCG化されているのは「フルターン」と「ダブル・バンキング」のみ。
OCG化の際に全て通常の速攻魔法に変更されている。
遊戯王ARC-Vのキャラデッキに投入する事でアクションデュエル気分を味わえるだろう。
またアクションデュエルそのものをモチーフにしたフィールド魔法「スマイル・アクション」もDP23で登場した。
続くHC01でEM稀代の決闘者も登場した。
除外したカードを手札から墓地に捨て効果を適用するという再現が多い。
素直に「奇跡」「回避」をOCGした方が早いのでは……?
余談(似て非なるもの達)
劇場版遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」においては、海馬瀬人が藍神とのデュエル中にそこが王の記憶が眠る場所であり、海馬の使用する新型デュエルディスクがデータ化した非実体のカードを使用するということもあって、王の残留思念を読み取り、その時の海馬のデッキには存在していない筈のあるカードを地面からドローして使用していた。
他にも似たような「本来デッキに入っていない筈のカードを使用する」という行為には遊戯王ZEXALにおける「シャイニング・ドロー」もあるが、あちらは創造したカードをドロー、あるいは手札のカードの書き換えを行うものであり、デッキ内のカードやドローカード、手札のカードという非公開領域のカードに作用するものなので傍目にはデッキに元々入っていなかったカードかどうかはわからない。
そのためアクションマジックや上記の海馬のように傍目からでも明確にデッキ外からカードを手札に加えているものとは若干異なる動きである。
いずれにせよ実際に組んだデッキを用いて戦うのではなく、デッキに入っていなかった筈のカードを用いて戦うという御都合主義のような展開になるという意味ではそこまで差は無いのだが。